CHEKCCORI通信 Vol.155【映画『三姉妹』はいよいよ17日から! 公開記念選書フェア開催中】

※このメールは、チェッコリからお送りしています。

2022.06.09

CHEKCCORI通信 Vol.155 http://www.chekccori.tokyo/

 

ごあいさつ

もう6月も半ばですね。

チェッコリオープン7周年まであと1か月を切り、ちょっとそわそわ。
今回は、7周年記念イベントの概要をお知らせしています。

店頭やオンラインでのお買い物が楽しくなる企画も考案中です。
決まり次第、随時お知らせしますので、
どうぞお楽しみに。

(しみず)

お知らせ

チェッコリ7周年感謝企画ー『韓国現地と結んでオンラインご当地巡り』

2022年7月7日、チェッコリは7周年を迎えます。 昨年、6周年で開催した「オンライン書店ツアー」が想像以上に楽しくワクワクしたことが忘れられず、 今年も現地と結んで今の韓国を楽しんでいただく企画を準備しています。

コロナ禍という2年半あまりを過ごしながら無事に営業を続けられているのも皆さまのおかげ。 そんな感謝の気持ちを込めてお届けします。

期 間:2022年7月5日(火)~7月9日(土)19時から(土曜日のみ18時から)
参加費:無料
ご当地:ソウル(望遠洞)、益山、仁川、麗水、束草

詳細はまた追ってご案内いたしますので、少々お待ちください。
そして、ぜひご予定ください! 一緒に楽しみましょう。
6周年企画「オンライン書店ツアー」のYouTubeチャンネルはこちらから

「聴いて、読んで、楽しむ K-BOOKらじお」好評配信中

K-BOOK振興会による、韓国の本の最新情報をお届けするインターネットラジオ「聴いて、読んで、楽しむ K-BOOKらじお」を好評配信中です。 第1回のゲストはK-POP評論家の古家正亨さん。 妻のホミン(Mina)さんと二人三脚で、初めて取り組んだ絵本の翻訳について熱く語っていただきました。

第6回 「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」応募受付中

第6回「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」の応募受け付けが始まっています。 締め切りは7月末です。 どうぞふるってご応募ください。

イベント情報

6月10日(金)20:00~21:00
【オンライン】ささきの部屋Vol20ーハン検1級で通訳案内士の資格も持つ景山梨彩さんに聞く「モチベーションを維持する法」

今回のゲストは、声優でもあり、韓国語学習者であり、ハン検1級の資格を持つ景山梨彩さんです。 今年2月には難関の「通訳案内士」にも合格されたとか。 本業を続けながら「韓国語」をマスターしていく目標はどこにあり、どんな気持ちでモチベーションを保ち続けているのか、詳しく伺います。
お申込みはこちらから

6月14日(火)19:00~20:00
【オンライン】本を編集する前のことー李良枝エッセイ集『ことばの杖』ができるまで

没後30年、37歳で亡くなった芥川賞作家、李良枝の初エッセイ集『ことばの杖』が5月に新泉社より刊行されました。 日本と韓国のはざまを生き、ひとりの女性として自身をみつめる珠玉の文章を集めた1冊です。 編集を担当したアサノタカオさんが李良枝の文学に出会ったのも、今からおよそ30年前のこと。 どのような経緯で本書の企画にかかわることになったのか、詳しくお話しいただきます。
お申込みはこちらから

6月25日(土)13:00~14:00
【オンライン】新刊『韓国ドラマで楽しくおぼえる!役立つ韓国語読本』発行記念「赤い袖先/イ・サンが愛した女性たち」

『韓国ドラマで楽しくおぼえる!役立つ韓国語読本』の刊行を記念し、2PMのジュノ主演で大ヒットした『赤い袖先』をテーマにしたトークイベントです。 著者のお一人である康熙奉先生を迎え、イ・サンの正妻であった孝懿王后や『赤い袖先』のヒロイン宜嬪・成氏らイ・サンが愛した女性たちについて史実をもとにお話しいただきます。
お申込みはこちらから

6月28日(火)19:00~20:30
【オンライン】韓国のSF小説を楽しむ会-第1回「アジアのSF、そして韓国のSF」

活況を呈している韓国文学の中でも、最近刊行が相次いでいる「SF小説」を楽しむイベントを全5回シリーズで開催。 第1回は「アジアのSF、そして韓国のSF」と題し、中国の『三体』をはじめ、アジア圏でのSF小説の動向、 韓国での動き、日本SFと違う点、共通する点、そしてこれからの注目ポイントなど、今、押さえておくべきSF作品とその流れをしっかりレクチャーいただきます。 スピーカーは、4月に発売され話題となった「SFマガジン」編集長の溝口力丸さんと、SF評論家の橋本輝幸さんです。
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6月29日(水)20:00~21:00
【オンライン】Misaさんと韓国ドラマの知りたいこと、ぜんぶ

Twitterでいつも韓国ドラマの情報をたっぷり、丁寧に発信されている韓国ドラマライターのMisaさんが、 初めての著書『韓国ドラマの知りたいこと、ぜんぶ』を刊行されたということでお招きすることに。 韓国ドラマで人生が変わり、ついには渡韓してしまったというMisaさんに、韓国ドラマの初心者からコアなファンまでを満足させる情報発信の秘訣についてじっくり伺います。
お申込みはこちらから

CHEKCCORI selection


■#4 「家族、姉妹、女を生きる」

「娘たちの世代が、暴力や嫌悪の時代を越えて、明るく堂々と笑いながら生きていける社会になるように」(ムン・ソリ) ――そんな想いが込められた映画『三姉妹』がいよいよ、6月17日から日本でも公開されます。 それを記念して当店では選書フェアを開催。 作品を観た後に読みたくなる家族や姉妹、女の物語を集めてみました。 映画の半券をお持ちいただければ韓国語の原書が10%OFFになります。 以下の5冊以外にも、店頭にはもっとたくさんのおすすめ本をご用意していますので、どうぞご来店ください。
CHEKCCORI selection #4のページはこちら

『세 자매 이야기(三姉妹の物語)』

映画『三姉妹』の完全版シナリオをはじめ、未公開の撮影現場写真、主演俳優のキム・ソニョン(長女・ヒスク役)、 ムン・ソリ(次女・ミヨン役)、チャン・ユンジュ(三女・ミオク役)らへのインタビュー、 この本を企画・構成したムン・ソリさんによる現場スケッチなどが収録されています。 映画の余韻に浸れることまちがいなしの1冊です。
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『연년세세(年年歳歳)』

「従順な子」という意味の名で育った1946年生まれの母と二人の娘たちの物語。 一見、家族の物語のようでありながら、作中の人物はイ・スンイル、ハン・ヨンジン、ハン・セジンなどとフルネームで描かれ、 家族の間でほとんど語られることのないそれぞれの孤独でやるせない「女の生」が綴られている。 韓国で、2020年「小説家50人が選ぶ今年の小説」で1位に選ばれた話題作。

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『날마다 만우절(毎日がエイプリルフール)』

韓国文学ショートショートきむ ふなセレクションの『ある夜』が収録されたユン・ソンヒの短編集。 『ある夜』で夜な夜な一人でキックボードを走らせる古希を目前にした女性の姿に共感する人も多いはず。 今は生きづらくても、それでも人生捨てたものじゃないと、そっと背中に手を当ててもらったような読後感が得られる素朴で味わいのある11編が収録されている。

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『너는 모른다(きみは知らない)』

ある日突然、ソウル・江南に暮らす裕福な家の少女が失踪するというミステリー風な始まりの家族小説。 「家族は温かい存在なのか」「家族だからといって必ずしも分かり合えるわけではない」という思いを抱きながら 各自が少しずつ歩み寄ろうとする心の機微が繊細に描かれている。 家族とは何なのかをいま一度考えさせられる長編小説。

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『거기, 내가 가면 안 돼요?(そこに私が行ってもいいですか?)』

日本の植民地時代とその後を生きた二人の少女(女性)の数奇で壮絶なエンタメ小説。 舞台は、ソウルから京都、神戸、サンフランシスコ、ハルビン、ニューヨークと移っていき、 ドラマチックな展開にまるで大河ドラマを観ているようにぐいぐい引き込まれる。 欲望、愛憎、差別などが渦巻く中で、ただひたすら生きていくことを目標に運命を切り拓いていく少女たちの生命力に圧倒される。

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クオンのおすすめ

2022年5月 クオン・ベストセラー(チェッコリ編)

1位:『ニューヨーク製菓店』
2位:『モーメント・アーケード』
3位:『白い船』
4位:『詩人キム・ソヨン 一文字の辞典』
5位:『韓国の「街の本屋」の生存探究』

日本翻訳大賞を受賞した『詩人キム・ソヨン 一文字の辞典』がランクインしました! 『一文字の辞典』でキム・ソヨンさんの作品が気に入った方には、心に関する300個の言葉をキム・ソヨンさんが編んだ『마음사전(心の辞典)』(未邦訳)もお薦めです。 キム・ソヨンさんの詩はアンソロジー詩集『地球にステイ!』にも掲載されています。 そして、刊行はまだ先になりますが『수학자의 아침 (数学者の朝)』を姜信子さんの翻訳でクオンから出版します。 こちらもご期待ください。

『引き出しに夕方をしまっておいた』先行発売中

ハン・ガンさんの詩集『引き出しに夕方をしまっておいた』(きむ ふな、斎藤真理子訳)を6月8日から先行発売しています。 20年余りにわたって書き綴られた60篇の詩、その大半が発表を念頭に置かずに書かれたもので、まさにハン・ガンさんの心の引き出しにしまわれていたような詩集です。 YouTubeで公開している朗読音声と合わせて、詩の世界をお楽しみください。

金石範小説集『満月の下の赤い海』7月刊行!

韓国現代史の表舞台から隠され、語ることも悲しむこともできなかった済州四・三事件。 金石範さんはその「四・三」をテーマにした小説を長年書き続けてきました。今春発表されたばかりの新作「地の疼き」を含む3作と、 雑誌『世界』元編集長・岡本厚さんとの対談を収録した小説集を7月に刊行します。 現在96歳の金石範さんの、「これだけは書かなければ」という気迫がこもった一冊です。


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