CHEKCCORI通信 Vol.159【『ワイキキ・ブラザース』から『ユンヒへ』まで、韓国映画の新トレンドを語り尽くす!】

※このメールは、チェッコリからお送りしています。

2022.08.04

CHEKCCORI通信 Vol.159 http://www.chekccori.tokyo/

 

ごあいさつ

猛暑がつづきますが、
いかがお過ごしでしょうか。

東京は昨日まで、ちょっとクラクラするような暑さでしたが、
チェッコリ出勤日のランチに食べた豚しゃぶサラダがとてもおいしく、
ビタミンBもたっぷり補給してちょっと生き返ったような気がしました。

みなさまもどうぞ、 食事や睡眠をしっかり取って
健康にお過ごしください。

また、ご来店の際はどうぞ無理をなさらず、
十分に水分補給をしながらお越しくださいね。

(しみず)

お知らせ

夏休み企画「1+1」実施!

8月5日(金)~8月31日(水)の間、オンライン、店頭ともに、 「お買い得」コーナー(50%割引・500円)の本を1冊お買い上げの方に1冊無料で差し上げます。 2冊お買い上げなら4冊、3冊お買い上げなら6冊を手に入れていただけます。 この機会に夏休みに読む本をたっぷり用意されてはいかがでしょうか。
詳細はこちら

夏季休業のお知らせ

今年は、次の期間を夏季休業といたします。 この間にいただいたお問い合わせメールの返信や「CHEKCCORI BOOK HOUSE」の発送業務も16日以降になります。 どうぞご了承ください。

期間:8月12日(金)~8月15日(月)

※通常、書籍の入荷まで2週間ほどお時間を頂戴していますが、 8月1日以降にいただいたご注文は、夏季休業の関係でお届けが遅れる場合がございます。 どうぞご了承ください。

2022年9月開講「チェッコリ翻訳スクール」残席わずか!

現在募集中の「チェッコリ翻訳スクール」(9月開講)は、 ほとんどのクラスが定員に達し、残席わずかとなりました。 ノンフィクションの読解やニュース・時事用語にご興味のある方、 どうぞお早めにお申し込みください。

第6回「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」応募受付終了

第6回「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」の応募受付は7月末をもって終了しました。 今年もたくさんのご応募があったようです。 今後、審査を経て最優秀者を決定のうえ、 11月初めにK-BOOK振興会のホームページやSNSを通して結果が発表される予定です。

イベント情報

8月11日(木)20:00~21:00
【オンライン】ささきの部屋Vol.22-「ニュースで韓国語」のよっしーさんと楽しむリアル韓国リポート

今回のゲストは、韓国語学習者の皆さんにも人気のPodcast「ニュースで韓国語」のよっしーさん。 この3月から27年ぶりに半年間の留学生活をしながら、大統領選を肌で感じ、光州や春川などを訪問しながら 現地で見聞きしたことをPodcastやSNSを通じて積極的に発信されています。 そんなよっしーさんをお迎えしてリアル韓国リポートをお届けします。

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8月20日(土)20:00~21:00
【オンライン】本田恵子×朴澤蓉子が語る「配信時代に需要高まる映像翻訳の魅力」

Netflixを筆頭に配信プラットフォームの躍進が続き、それを支えている韓国エンタメコンテンツの数々。 そんな配信時代に需要がますます高まっている「映像翻訳」は、映像翻訳者の方々にどのような変化をもたらしているのか。 また、翻訳者に求められるものとは? 映像翻訳者の本田恵子さんと朴澤蓉子さんに語っていただきます。
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8月22日(月)20:00~21:00
【オンライン】 Netflixドラマ原作本『ファンタスティックガール』を通して考える「夢と現実の間を生きること」

印象的な表紙に目を惹かれた人も多いことでしょう。「残酷で愛おしい、人生やり直しメソッド」という帯文が心に刺さった人もいると思います。 『ファンタスティックガール』(キム・ヘジョン著、清水知佐子訳、小学館)を読んでこの方はどう思っただろうかとふと気になりました。 現役のモデルで、小説『動物なる日』を上梓したばかりの前田エマさんに率直な感想を伺います。
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8月24日(水)19:00~20:30
【オンライン】光の速さ、あなたには想像できますか?(韓国のSF小説を楽しむ会 #3)

韓国のSF小説を楽しむ会の3回目は、『わたしたちが光の速さで進めないなら』(キム・チョヨプ著、早川書房) の翻訳者カン・バンファさんとユン・ジヨンさんをお招きします。 「命ある限り決してとぎれることのない愛と慈しみを共に感じ、分かち合う時間になれば」というお二人に 韓国SFの流れや翻訳裏話を伺います。みなさまからのご感想も歓迎します。
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8月27日(土)20:00~21:00
【オンライン】『韓国女性映画 わたしたちの物語』を語る~夏目深雪(編者)×成川彩(執筆)の対談

躍進する女性監督や女優たち、シスターフッドを描く女性映画など、韓国映画の新潮流を紹介する 『韓国女性映画 わたしたちの物語』の編者である夏目深雪さんと執筆者の一人の成川彩さんによる対談です。 イム・スルレ監督やシン・スウォン監督へのインタビューを通してお二人が見聞きし、感じた韓国映画の変化や近年の女性映画に感じる可能性についても一緒に考えていきます。
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CHEKCCORI selection


■#5 「戦争・歴史を読む」

8月15日が近づいてきました。 今年の夏はいつにもまして、「戦争」というものについて深く考えさせられます。 ロシアによるウクライナ侵攻、ベトナム戦争、朝鮮戦争、第二次世界大戦と、 さまざまな戦争を描いた物語やドキュメンタリーから平和を見つめ直してみませんか。
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『전쟁일기(戦争日記)』

ウクライナの女性画家で絵本作家のオルガ・グレベンニクさんが、 ロシアがウクライナへの侵攻を開始した2月24日から、 自宅マンションの地下室での避難生活中に書きはじめたスケッチ入りの日記を絵本にしたもの。 爆音を聞いた途端、思わず二人の子どもたちの腕に名前と生年月日と電話番号を記したというエピソードに胸が締め付けられます。 原書がないまま韓国で緊急出版された話題の書で、9月に河出書房新社から邦訳刊行予定。
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『기억의 전쟁(記憶の戦争)』

「ベトナム戦争の参戦によって経済的発展を成し遂げた」という“公式の記憶”と参戦した軍人たちの記憶、 そして、民間人虐殺の被害者たちの記憶が衝突する点にフォーカスを当てた映画『記憶の戦争』。 本書にはその製作過程で現実に直面し、苦悩した製作陣の心理が描かれています。 著者の一人は、『きらめく拍手の音』の監督であり著者でもあるイギル・ボラさん。 『ショウコの微笑』に収録されている「シンチャオ、シンチャオ」でベトナム戦争について描いたチェ・ウニョンさんも推薦の辞を寄せています。

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『해질 무렵(たそがれ)』

1960年代以降、大学進学によって貧しさから脱け出し、軍事政権による開発経済の恩恵を受け、建築家として成功した初老の男性。 急速な発展の結果として拡大した現在の格差の中で、多くをあきらめながら苦しい生活を送る劇作家の若き女性。 持てる者が失わなければならなかったものは何か。持たざる者がなお手放さないものは何か――。 韓国文学を代表する作家 黄晳暎が現代社会に生きる人間の魂の痛みを静かに描き出し、2019年国際ブッカー賞の候補作にも選ばれた中編小説。

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『1945, 철원(1945, 鉄原)』

解放後の激動の歴史を南北国境の町である鉄原を舞台に描いたYA小説。 大地主の息子でありながら公平な社会を夢見る基秀、父を殺した地主の家に仕える敬愛、 気位の高い両班の家の娘、恩恵、京城出身のモダンボーイ斎英ら、年齢、思想、身分の異なる彼らの前にとって解放の意味はそれぞれ異なります。 そんな彼らの多様な人生を通して韓国現代史の悲劇を描きながらも、苦しみや悲しみだけでなく夢や希望も感じさせてくれる物語です。

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『그 산이 정말 거기 있었을까(あの山は、本当にそこにあったのだろうか)』

韓国文学の巨匠、朴婉緒による自伝第2弾。 『그 많던 싱아는 누가 다 먹었을까』(『新女性を生きよ』朴福美訳、梨の木舎)と合わせ、 韓国では160万部を超えるベストセラーとなっています。 「イデオロギー戦争」の恐ろしさを表現しつつ、 朝鮮戦争後の混乱の中でもがく20代前半の著者の「生」に対する渇望が見事に描かれています。

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クオンのおすすめ

『引き出しに夕方をしまっておいた』で楽しむ韓国の詩

「日本では詩集は売れない」と言われますが……ハン・ガンさんの詩集 『引き出しに夕方をしまっておいた』が7月のクオン・ベストセラー1位でした! SNSで皆さんからの感想を読むたびに、ハン・ガンさんが詩を書いた20余年と、 きむ ふなさんと斎藤真理子さんによる共訳作業の2年間の、 様々な思いが込められた一冊を読者の皆さんが丁寧に読んでくださっているのを感じます。

先日、イベントで詩集の読み方について質問を受けたハン・ガンさんは、 はじめてその詩集を読むときは順番にこだわらず好きな詩から読む、 そのあと一篇目から読み返すとおっしゃっていました。 『引き出しに夕方をしまっておいた』もそんなふうに気軽な読み方で 心に響く詩を見つけていただければと思います。
冒頭試し読みはこちら

クオン人文・社会シリーズ10『緑茶耽美』8月末刊行

「innisfree」や「ETUDE」などのブランドを擁する化粧品会社アモーレパシフィックは、 「アジアの美探求プロジェクト」として優れた研究を助成したり、書籍化したりしてきました。 その中の一冊『緑茶耽美 日・中・韓 茶文化の美』をクオンの人文・社会シリーズから8月末に刊行します。 日本、中国、韓国の三か国では「緑茶」をどのように受け入れて新たな文化として発展させてきたのか、その流れに迫ります。 ただ今ご予約受付中です。


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