CHEKCCORI通信 Vol.161【この秋はKアートから! 李禹煥の現代美術や柳宗悦が愛した朝鮮美術に触れてみませんか】

※このメールは、チェッコリからお送りしています。

2022.09.08

CHEKCCORI通信 Vol.161 http://www.chekccori.tokyo/

 

ごあいさつ

韓国へのビザなし入国が10月末まで延長されましたね。
早速、渡航準備をされている方も少なくないのではないでしょうか。

残念ながら渡航はかなわないという方は、
国立新美術館で開催中の李禹煥回顧展や、
日本民藝館で開催中の「柳宗悦と朝鮮の工芸」
韓国文化院で9月14日から始まる「柳宗悦の心と眼」
韓国・朝鮮の芸術を味わってみてはいかがでしょうか。

これらに関連したチェッコリの企画もご用意していますので、
下記のイベント情報とCHEKCCORI selection #6をチェックしてみてくださいね。

(しみず)

お知らせ

「日韓交流おまつり2022 in Tokyo」開催記念セール

「日韓交流おまつり2022 in Tokyo」の開催にちなみ、 9月16日(金)から9月30日(金)まで、 オンライン書店「CHEKCCORI BOOK HOUSE」とチェッコリ店頭の両方で 韓国語原書の20%OFFセールを実施します。 秋に夜長に備えて、この機会に気になっていた本をどうぞお買い求めください。

1冊買えば1冊無料に。「1+1」期間延長!

夏休み企画として実施していました「1+1」企画を好評につき9月末まで延長します。 「お買い得」コーナー(50%割引・500円)の本を1冊お買い上げの方に1冊無料で差し上げます。 とにかく一度原書を読んでみたい、多読のために、翻訳の練習のためになど、 さまざまな理由からご利用いただいています。 小説、エッセイ、人文書、実用書、絵本など多様なジャンルの本がそろっていますので、 どうぞこのチャンスをお見逃しなく!

詳細はこちら

イベント情報

9月13日(火)19:00~20:30
【オンライン】『はじめて キムチの本』で知った「はじめてのこと」

長年「自分の本を出したい」と語っていた料理研究家の本田朋美さんが、ついに単著『はじめて キムチの本』を上梓されました。 キムチという韓国料理の根幹とも言えるテーマに挑んだ本田さんに、レシピの提供だけではなく、 本を書くという新たな経験を通して「はじめて」知ったことなどをうかがいます。 後半には、同書の担当編集者、黒田千穂さんも加わって本書の魅力をたっぷり語っていただきます。

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9月15日(木)20:00~21:00
【オンライン】ささきの部屋Vol.23ー『僕の狂ったフェミ彼女』翻訳者・加藤慧さんに聞く、学習者から翻訳者につながった道

今回のゲストは、話題作『僕の狂ったフェミ彼女』で華麗に翻訳者デビューを飾った加藤慧さん。 加藤さんのこれまでの学習者としての歩みはもちろん、翻訳者デビューを飾るまでの道のりなどをお話しいただきます。 学習者視点での学び、そして翻訳者を目指す人へのヒントもいっぱいの時間になること間違いなし、です。
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9月20日(火)19:00~20:00
【オンライン】「柳宗悦と朝鮮工芸」ー日本民藝館・韓国文化院での展示をより深く味わうために

日本民藝館の創設者である柳宗悦は朝鮮工芸との縁も深く、9月から日本民藝館と韓国文化院で展覧会が開かれます。 そこで両展覧会をより深く味わうために日本民藝館常務理事の杉山享司さんに「柳宗悦と朝鮮工芸」ついて、 韓国美術史の研究者である田代裕一朗さんに展覧会の見どころを解説いただきます。
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9月27日(火)19:00~20:30
【オンライン】パンデミック、終末という名の現実から新たな未来へ――『最後のライオニ 韓国パンデミックSF小説集』翻訳者鼎談(韓国のSF小説を楽しむ会 #4)

シリーズ第4回は、河出書房新社から2021年12月に刊行された『最後のライオニ 韓国パンデミックSF小説集』の翻訳者の斎藤真理子さん、清水博之さん、古川綾子さんをお招きします。 「黙示録」「感染症」「ニューノーマル」をテーマに描かれた、決して非現実とは言えないパンデミックの世界。 翻訳者の3人がそれぞれ担当した作品への思いや翻訳で苦労した点、6人の著者の他作品などについて語り合います。
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9月30日(金)19:00~20:00
【会場開催】『長い長い夜』を語り合う会ープロのナレーターによる朗読も合わせて

『長い長い夜』は、児童書でありながら韓国内で「子どもに読んでほしい児童書NO.1」として、発売後わずか1年半で20万部を突破した人気作です。 その深い物語についてぜひ一緒に語り合えればと思い、コロナ禍以降初のチェッコリでの読書会を開催します。 ナレーターの八木田幸恵さんによる朗読もあります。
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10月7日(金)19:00~20:00
【オンライン】『詩人 白石(ペクソク)寄る辺なく気高くさみしく』刊行を記念して「白石を知る、語る」

「詩人たちの詩人」と評されるほど人気があり、ハン・ガンやシン・ギョンスク、キム・ヨンスといった小説家からも高い評価を受けている白石の評伝刊行を記念したイベントです。 著者は、ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で「練炭ひとつ」という自作の詩が読み上げられて多くの視聴者の心をつかんだ詩人のアン・ドヒョンさん。 白石が韓国内でどういった位置づけにあるのか、本書の魅力や読みどころについて本書を翻訳した五十嵐真希さんと翻訳家のきむ ふなさんにじっくりお話しいただきます。
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CHEKCCORI selection


■#6 「Kアートの世界へようこそ」

世界的に名の知れた現代美術家、李禹煥の回顧展(国立新美術館、11月7日まで)や 朝鮮美術を愛した柳宗悦の心と眼をたどる展覧会(韓国文化院、9月14日~10月1日)、 「柳宗悦と朝鮮の工芸」(日本民藝館、11月23日まで)など、 この秋は韓国アートへの好奇心をそそる企画が目白押し。 そんな好奇心をもっとたくさん、さまざまな角度から満たしてくれる一冊に出会ってみませんか。
CHEKCCORI selection #6のページはこちら

『양의의 예술(両義の芸術)』

日本を拠点に活動する現代美術の巨匠、李禹煥(イ・ウファン)とフランス在住の美術評論家シム・ウルロクによる対談集。 李禹煥の絵画や彫刻などはどのような美学に基づいて作られているのか、 「生きた美術史」と呼ばれる李禹煥は世界美術史をどう読み解くのかといった点を切り口に美術とは何かという根源的な問題について考察されています。
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『100 Films, 100 Posters 엽서집 2018』

映画『お嬢さん』やドラマ『愛の不時着』などのポスターで知られるデザイン会社「プロパガンダ」は 韓国内のみならず世界的にも活躍していて、そのセンスのよさが高く評価されています。 こちらは、その「プロパガンダ」から発行されたはがきサイズの映画ポスター集。 全国国際映画祭に招待された映画のうち100編のポスターを 100人のグラフィックデザイナーがデザインしたものです。

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『茶房と画家と朝鮮戦争 ペク・ヨンス回想録』

第二次世界大戦と朝鮮戦争を生き延びた、韓国を代表する画家ペク・ヨンスの半生記。 植民地時代の1922年に水原に生まれ、2歳の時に叔父を頼って大阪に移住した彼が大阪美術学校で絵画を学ぶ姿や、 戦後、韓国に戻り、朝鮮戦争が起きてからも創作活動を続けた様子が綴られています。 第二の祖国・日本に対する思いや何としてでも絵を描き続けようとした情熱に胸が熱くなります。

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『사물의 뒷모습(それぞれのうしろ姿)』

BTSのメンバーで、芸術通のRMが読んだとして話題のエッセイです。 著者は彫刻家アン・ギュチョルさん。月刊「現代文学」に連載した文章と絵をまとめたもので、 タイトルの「うしろ姿」には、中年を過ぎた自身の「うしろ姿」と 事物や事象の「うしろ姿」の二つをのぞき見るという意味が込められています。 著者の声に導かれてこれまでの人生を振り返り、目に見えないものに目を向けているうちに心が穏やかになっていくのを感じられるかもしれません。

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『韓国・朝鮮の美を読む』

韓国・朝鮮の〈美〉へと近づく書物には、どのようなものがあるか――。 美術、工芸、建築、音楽、映画、文学、舞踊、料理…… 様々なジャンルの〈美〉に魅せられた日韓両国の86名が推す約200冊を網羅した〈美〉のブックガイド。 編者は、言語学者でありながら美術家としての顔もあわせ持つ野間秀樹さんと 延世大学校文科大学史学科教授兼文科大学長の白永瑞さんです。

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『나의 조선미술 순례(越境画廊―私の朝鮮美術巡礼)』

在日朝鮮人作家で、『私の西洋美術巡礼』を通して絵を読むことの楽しさを教えてくれた徐京植さんによる著作。 民主化闘争、慰安婦問題、国際養子、ディアスポラといったキーワードをもとに朝鮮美術に迫ります。 取り上げられているのは、現代美術家のユン・ソンナム、朝鮮時代の風俗画家である申潤福、 日本で美術を学び、後に北朝鮮で活動した李快大ら6人の美術家たち。 人種や性別などを乗り越えて「他者」について考えるきっかけを与えてくれる良書です。

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クオンのおすすめ

9月下旬先行発売『世宗、ハングルで世の中を変える』

今秋『世宗、ハングルで世の中を変える―ハングル創製の物語』を刊行します。 誰もが読み書きができて、互いに気持ちを伝え合うことで 豊かな暮らしをもたらす国を夢見た世宗大王。 その世宗大王が生み出したハングルの成り立ちについて、 漫画あり、様々なエピソードありで楽しく学べる一冊です。 ミレ韓国語学院の前田真彦先生の監訳、架け橋人の会の皆さんによる翻訳でお届けします。 10月9日(ハングルの日)の刊行に先立ち9月下旬に先行発売予定。 ご予約受付中です。

『韓国の「街の本屋」の生存探究』登場書店 SNSリスト公開

この本には、著者ハン・ミファさんが訪問した数々の本屋さんが登場し、 実際にどんな本屋さんなんだろう……と興味が湧いてきます。 そんな時に、少しでもイメージを膨らませていただけるよう 各書店のSNS一覧を公開しました(書籍ページからアクセスできます)。 どんな本を扱うのか、どんな本屋でありたいのか……。 ロゴやプロフィール文にもそれぞれのお店の個性と、はっきりとしたアイデンティティが感じられます。 『韓国の「街の本屋」の生存探究』と合わせてぜひご覧ください。


発行:CHEKCCORI(チェッコリ)
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