CHEKCCORI通信 Vol.166【週末はK-BOOKフェスティバルでお目にかかりましょう!】

※このメールは、チェッコリからお送りしています。

2022.11.24

CHEKCCORI通信 Vol.166 http://www.chekccori.tokyo/


ごあいさつ
いよいよ「K-BOOKフェスティバル2022 in JAPAN」が迫ってきました。 3年ぶりのオフライン開催にチェッコリスタッフも胸を躍らせています。 14日(火)からはPOPアップストアもスタート。 対象書籍をお買い上げの方にはオリジナルショッパーなどの特典がありますので、 フェスティバルには行けないという方も、 ぜひチェッコリ店舗でおまつり気分を味わってくださいね。 なお、フェスティバル期間中の店舗営業は次のとおりです。 どうぞフェスティバル会場と合わせてご利用ください。 25日(金) 12時~20時 26日(土) 11時~19時 27日(日) 休業
(しみず)
お知らせ

「K-BOOKフェスティバル2022 in JAPAN」いよいよ今週末開催!

「K-BOOKフェスティバル2022 in JAPAN」が11月25日(金)から27日(日)まで 東京・九段下のベルサール九段で開催されます。 25日の前夜祭イベントは、俳優の安藤玉恵さんによる韓国文学の朗読でスタート。 3年ぶりのオフライン開催で、26日と27日は会場に40社以上の出版社が出店します。 会場では韓国の伝統楽器コムンゴとチャングの演奏のほか、 キム・エランさんと中島京子さんの対談、モダンアートとBTS RMの美術眼について語る対談、 恒例の出版社対抗イチオシ本&クイズ大会などがあります。 事前申し込みが必要なものもありますので、 どうぞ公式サイトをチェックしてみてください。
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2023年1月開講「チェッコリ翻訳スクール」受講生募集中

現役の翻訳者らによる直接指導が特徴のチェッコリ翻訳スクール。 早くも2023年の1月開講クラスは残席わずかとなりました。 ノンフィクション読解やニュース翻訳に興味のある方は、どうぞお急ぎください。
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店長のおすすめ

★しみず店長★おすすめの小説

『단명소녀 투쟁기(短命少女闘争記)』

入試専門の占い師のところに行ったはずが、なぜか20歳になる前に死ぬと告げられた19歳の少女スジョン。 運命に逆らい命をつなぐため、占い師の助言に従ってひたすら南東へと向かう長い旅に出る。 リュックの中には、占い師の下で働くおばさんが持たせてくれた、長寿の願いを込めた蒸し餅が100個入っていた。 途中、大きな毛むくじゃらの犬が現れると、スジョンはその背中に乗って現実世界から別の世界へと移動する。 黒い山に囲まれた盆地にたどり着いたスジョンが出会ったのは、彼女とは反対に死ぬための旅を始めた19歳のイアンだった。 生きようとするスジョンと死のうとするイアン。二人は共に旅をすることになるが……。 第1回パク・チリ文学賞受賞作。2022年には舞台化もされて話題となった。 CHEKCCORI BOOK HOUSE で購入する

★ジヨン店長★おすすめの人文エッセイ

『뉴욕 정신과 의사의 사람 도서관 (ニューヨーク精神科医のヒューマンライブラリー)』

デンマークで始まったヒューマンライブラリーは、 性的少数者、移民者、ホームレス、精神疾患者など様々な「人」を本の代わりに借り、その人と語り合うプロジェクト。 特定集団に対する烙印や偏見をなくすために始まった社会運動の一種で、今では世界の80カ国以上で実施されている。 米国の精神科専門医である著者は、 まるでヒューマンライブラリーの司書のように自分の患者の話を発信することで人と人をつなげる役割を果たそうとしている。 他人への尊重と理解は「対話する」ことから始まると語る著者は、 他の人の人生について直接話を聞くだけでもその人に対する偏見から抜け出すことができるはずという。 CHEKCCORI BOOK HOUSE で購入する

★スタッフさわだ★おすすめのエッセイ

『잊기 좋은 이름(忘れっぽい名前)』

今週末開催の「K-BOOKフェスティバル2022」で来日し、 対談イベントに登場予定の作家キム・エランさんが2019年に初めて出したエッセイ集。 両親の馴れ初めや幼い頃の家族のやりとり、大学時代に行った古本屋の話。 そこに描かれる誰かの一言や行動はドラマの一場面のように脳内に浮かび上がってきて、 つい小説を読んでいる気分にもなります。 少女だった著者が小説家になる過程を、本人の言葉でたどれるだけでなく、 「副詞」をどんな思いで使うか、なんてエピソードも印象的。 著者の作品を読む時の楽しみや視点を増やしてくれます。 CHEKCCORI BOOK HOUSE で購入する

★宣伝広報担当ささき★おすすめの日本語で読める雑誌

『中くらいの友だち Vol.11』

休刊を惜しむ声を受け、復刊した「中くらいの友だち」の最新号。 少し厚みを増したかなと思ったら、目次を見て納得。 いやはや、またまたものすごいラインナップになっていた。 同誌を主宰する伊東順子さんはIMF時代を書き、 金利恵さんが没後30年で今年関連本も多く刊行されている作家・李良枝さんのことを書く。 ソウルに住む清水博之さんはなぜかベトナムが話題。 一見バラバラに見えるテーマにも「中くらい」な関係が見えてくるのが本誌の魅力だ。 つい最近お父さまを亡くされたカン・バンファさんの「アブジ」でつい涙した。 CHEKCCORI BOOK HOUSE で購入する
ミニコラム

スタッフさわだの、子どもと韓国書籍の間で

#2 韓国絵本デビュー 在宅でチェッコリの仕事をしながら子育てする日々を記録するこのコラムを前回書いてから4ヶ月。 長男はつい数日前1歳9ヶ月になった。この間の最大の変化は、本格的な言葉との付き合いが始まったことだろう。 드디어 말문이 트이기 시작했어요!(ついに言葉を話し始めました!)この韓国語も人生で初めて使ってみた。 「言葉の扉が開かれた」って、なんだか意気揚々と声を出す赤ちゃんの姿にぴったり。 ちなみに初めて発した単語らしい単語は例に漏れず「アンパン(マン)」だった。 絵本に対する向き合い方も能動的に変わってきた。私が読むのをただ見ていたのが、 読んでほしい本を持ってきたり、一緒に声に出してみたり。 今回は、実際に子どもと読んでいる韓国のボードブックを紹介を兼ねて振り返ってみようと思う。 韓国絵本は、炒飯やカレーといったご飯ものが出てくる『아가야 밥먹자(赤ちゃん、ご飯だよ)』からスタートしてみた。 まだ言葉は出ていない1歳未満の頃だったが、私が絵をつまんで食べる真似をすると、一緒につまんで自分もパクッ。 それまでにはなかった積極的な反応で驚いた。 この本のブームは過ぎ、今は『옹기종기 냠냠 – 겨울 편(あつまってもぐもぐ 冬編)』。 マンドゥやホットクといった韓国の冬の定番食べ物が出てくるのだが、湯気が出てる?と錯覚しそうになるほど絵がリアル。 おかげで子どもも大好きな焼き芋が一目でわかったようで、「んも!んも!」(いも)と大興奮。 ある時から、「にゃむにゃ!」と言いながらこの絵本を持ってくるようになった。 タイトルが「オンギジョンギ ニャムニャム」なのだ。 やっぱりオノマトペは声に出して言いたくなるのかもしれない。この本には他にも擬態語、擬音語が出てくる。 互いにちがいをもつ動物たちが仲良く遊ぶ姿に、簡単な対比の言葉が添えられた『친구 친구(ともだち、ともだち)』も可愛らしい一冊。 両手を頭の上にぴょんと立たせて、ウサギが出ていると教えてくれる。 私にとっては韓国語の音読の良い機会にもなっている。 言葉を知らない子どもに、声のトーンや動作だけでどうにか意味を伝えようとするので、自然と単語一つひとつと向き合うようになった。 깡충깡충(ぴょんぴょん)はウサギがとぶような声で、뭉게뭉게(もくもく)は湯気のジェスチャー付きだ。 日常で使う日本語と違う言葉が出てくると興味を示さないかな、なんて考えも少しよぎったが、 彼にとって重要なのは言葉の響きが楽しいか、絵が面白いか、知っている動物が出てくるか、ただそれだけのよう。 絵本に国境はないな、と改めて良い気づきにもなった。この調子で、今度は彼の一番の関心事、乗り物にまつわる韓国の絵本も探してみたい。 ※ご紹介した絵本は、オンライン書店CHEKCCORI BOOK HOUSEで「赤ちゃん絵本」と検索すると出てきます。 小さなお子さんと楽しめる本が他にも出てきますので、ぜひチェックしてみてくださいね。 韓国語原書の読書を始めたい方にもオススメです!
(さわだ)
イベント情報

12月15日(木)19:00~20:30 【オンライン】野間秀樹著『K-POP原論』刊行記念:こゑ(声)とことばからKアートの愉楽へ

以前、チェッコリ大学でK-POPの音楽性から芸術性までを惜しみなく解説してくださった野間秀樹先生。 そんな先生の考察をぎゅっと一冊にまとめた『K-POP原論』の刊行記念イベントです。 なぜ韓国語ラップは刺さるのか? 地球上にこれまで存在しなかったアートのかたち〈Kアート〉とは? なぜ『K-POP原論』か? 今回も熱く語っていただきます。 お申込みはこちらから

12月17日(土)11:00~12:00 【会場+オンライン】新刊『韓国ドラマ!推しが見つかる究極100本』発刊記念「こんな風に見れば韓国ドラマがもっと面白くなる⁉」

康熙奉先生が、またまた新刊(『韓国ドラマ!推しが見つかる究極100本』)を出されるのを記念して、会場参加+オンラインのハイブリッドイベントを開催します。 韓国ドラマのプロデューサーや監督を見てきて面白かったこと、韓国ドラマはなぜ「世界標準」になったのか、 韓国ドラマの面白さが際立つ「独特な見方」、今年の韓国ドラマのベスト5、新刊『韓国ドラマ!推しが見つかる究極100本』執筆時の痛快なエピソードなど 毎度ながらエッセンスがギュッと凝縮された内容です。どうぞご期待ください。 お申込みはこちらから

12月20日(火)20:00~21:00 【オンライン】ささきの部屋Vol.26-静岡の地に日韓友好の場を作る⁉ 韓国餅研究家の野原由美さんの野望を聞く

韓国餅研究家でバリスタの資格も持つ野原由美さんが、故郷の静岡に韓国好きが集まれるコミュニティラボを作りたいという野望を抱き、11月に新しいスタートを切りました。 以前、チェッコリスタッフでもあった由美さんをお招きして、東京と静岡の2拠点生活や今後の夢について熱く語っていただきます。 お申込みはこちらから

発行:CHEKCCORI(チェッコリ) http://www.chekccori.tokyo/ https://www.facebook.com/chekccori 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町 1-7-3三光堂ビル3F TEL:03-5244-5425 FAX:03-5244-5428 mail:info@chekccori.tokyo