CHEKCCORI通信 Vol.138【9月30日まで30%オフセール延長実施中】

※このメールは、チェッコリからお送りしています。

2021.9.23

CHEKCCORI通信 Vol.138 http://www.chekccori.tokyo/


ごあいさつ

まんまるの大きいお月さまに心を奪われた秋夕(チュソク、秋夕)でしたね。
欠けたりはみ出したりしない穏やかな形。

私個人もそうですが、
チェッコリの「心」もますます丸くして、
みなさんに心地よいサービスを提供できるようにしたいと思います。

今のところ、10月から営業開始の予定です。
(店主 きむ)

お知らせ

日韓交流おまつり出店記念30%オフセール期間延長

店舗の臨時休業がもうしばらく続きます。
そこで、日韓交流おまつり出店記念30%オフセールの期間を9月末まで延長しました。 割引対象となる本は毎日どんどんオンライン書店に登録していますので、 どうぞこの機会に、お気に入りの本をお買い得価格で手に入れてくださいね。

詳しくはこちら。
http://www.chekccori.tokyo/news/20210916

店舗臨時休業について

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、下記の期間、チェッコリの店舗営業を休止いたします。 どうぞご理解くださいますようお願いいたします。

2021年8月21日(土)~緊急事態宣言終了時まで
http://www.chekccori.tokyo/news/210818


店長のおすすめ

きむ店主おすすめの長編小説

『작별하지 않는다』(別れられない)

雪の降る原野、木々、そして墓地。
小説は閑散とした風景を見せながら主人公の夢物語で始まる。
著者の代表作『少年が来る』の続編ともいえるこの小説の中心に置かれた話は、3万人を超える島民が犠牲となった「済州島四・三事件」(1948年)。
歴史の事実を追うのではなく、限りない愛で大切なものを守る小説である。
ケガをして自由に動けない友人インソンから鳥の世話を頼まれて済州島に向かった主人公が、当時、民間人虐殺に絡んだ友人の家族史を知った後の出来事を描いている。
重くてかなしみいっぱいの小説ではあるが、 小説家である主人公とドキュメンタリー映画を作る友人インソンの友情には心の底から慰められたような気がした。
こういう友人がいるとどんな辛いことがあっても生きていける。
大切な人にそっと薦めたい一冊。
CHEKCCORI BOOK HOUSE で購入する

しみず店長おすすめの短編集

『푸른수염의 첫번째 아내』(青ひげの最初の妻)

著者は『あの夏の修辞法』(クオン)のハ・ソンナンさん。
2020年にアメリカの書評誌『パブリッシャーズ・ウイークリー』の「今年の本トップ10」に選ばれた短編集です。
表題作はヨーロッパ各地に伝わる童話「青ひげ」を再解釈したもの。
主人公の女性は、ニュージーランドの市民権を持つ年下の韓国人と出会って三か月で結婚し、地球の裏側で暮らしはじめますが、 最初から寝室は別々で、夫の勉強中は決して部屋に入ってはならないと禁じられ……。
ミステリータッチな作風が秋にぴったりです。
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ぱく店長おすすめの絵本

『별 낚시』(星釣り)

夜になってパパもママも寝てしまったのに、みんなみんな寝てしまったのに、どうしても眠れない。
窓からそとにむかって「あそぼーよー」とさけんでみると、空からお星さまがすーっと降りてきて……。
絵本いっぱいの夜空と、月のウサギと遊びながらだんだん眠くなる主人公とともに、こちらの目もだんだん閉じていくような錯覚に陥ります。
眠れない秋の夜長に、絵本の中の星を数えてみるのもいいかもしれませんね。
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ノ店長おすすめのエッセイ

『아무튼, 양말』(とにかく、靴下)

とにかくシリーズ18番目の本。 フランスの大文豪アルベール・カミュは結婚祝いにホワイトソックス1ケースが欲しいと言ったそうですが、ご存知でしたか?
ジェニファー・ロペスがSNSにアップしたグッチの靴下の価格には驚きます。
カナダのジャスティン・トルドー首相がNATO首脳会談の時に履いていた靴下の秘密とは?
ハリー・ポッターシリーズに隠されたメタファーとしての靴下など、靴下に関する様々なエピソードが綴られています。
この本を読み終えると、今まで靴下にあまり興味のなかった人でも本の中に登場するメーカーや柄が気になって検索したり、 ネットショップをのぞいている自分に気づくかもしれません。
笑いあり涙ありの面白い内容なので、とにかく一度読んでみて欲しい1冊です。
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ジヨン店長おすすめの語学書

『끝내주는 맞춤법-쓰는 사람을 위한 반복의 힘』(最高のハングル正書法―書く人のための反復の力)

ハングル正書法(綴り方)の勉強は堅苦しく退屈である。しかも、単語を丸覚えするべきか、規則を覚えるべきかで混乱し、いくら勉強をしてもミスが繰り返される。
そんな悩みを抱えている人々に対して、「正書法は、単に勉強するだけでは征服することはできない」と校正専門家でもある著者のキム・ジョンソンは語る。
本書には多くの人がよく間違える正書法を取り入れた3,000個の例文を掲載。
レベルごとに説明を加え、難しい正書法へと易しくアプローチできるようにした。
また、繰り返して学習できる構成になっていて、すでに持っている知識を「体得」できるようにサポートしてくれる。
この本を読んで勉強しているうちにあなたも「正書法の達人」になっているかもしれない。
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ささき店長おすすめの日本語で読めるガイドブック

『地球の歩き方 aruno 東京で楽しむ韓国』

渡韓できなくなった私たちへの贈り物のような一冊、 東京の中の韓国を旅するガイドブックです。
聖地・新大久保の最新グルメ情報もすっかり様変わり。
かわいいカフェやスイーツがたっぷり紹介され、スーパーで購入できる韓国のお菓子や 食材情報までその充実ぶりには目を見張ります。
加えてガイドブックには珍しくドラマ・映画・マンガに文学、 そして推しの応援テクまでと文化面の紹介も満足できる一冊。
「日本でもベストセラー!今読みたい韓国の本10冊」コーナーではチェッコリのおすすめを紹介していますのでチェックしてくださいね。
CHEKCCORI BOOK HOUSE で購入する

ミニコラム

つながる幸せ、一緒に楽しめる幸せ

2021年7月7日、チェッコリは無事に6周年を迎えましたが、 これを記念して企画した「オンライン書店ツアー」をご覧いただけましたか?
http://www.chekccori.tokyo/my-calendar?mc_id=788

「文学で旅する韓国」で訪れた書店さんとつながろう、と決まったのは書店ツアー開始2週間前のこと。 こんな時の韓国の皆さんの反応は本当に早い。 全6店舗が2日でOKの返事をくださり、告知すると最終的には570名が申し込んでくれました。

6周年当日の大邱「여행자의 책」は、数々の趣向を凝らして大いに盛り上げてくれ、 ソウル「THANKSBOOKS」の2人は前週の盛り上がりに負けじと「떡(餅)」ケーキにろうそくを立てて祝い、 統営「봄날의책방」はお祝いにと足を怪我していた代表が最後にサプライズで登場。 光州「숨」では光州ならではの取り組みに皆がうなずき、 済州「시인의 집」の店主で詩人のソン・セシリアさんの素敵な詩の朗読、 そしてラストには絵本専門のソウル「향기나무」で癒されました。

店内をケータイ片手に案内してもらうアイデアにも、短い時間にあれこれ工夫し準備してくださった本屋の皆さん。 私たちの仲間は韓国にもこんなにいるんだな、つながっているんだな、と実感しました。

そんな皆さんの一生懸命さが参加いただいた皆さんにもしっかりと伝わったのでしょう。 イベント中はもちろんのこと、Twitterやメールでの感謝の言葉に、 一緒に楽しんでいただけた幸せもまた実感しました。

視聴ご希望の方には録画をお送りしますので、メールでご連絡ください。
http://www.chekccori.tokyo/contact

各書店の皆さんがおすすめしてくれた本は、こちらでまとめてご紹介しています。
http://shop.chekccori.tokyo/products/list?category_id=76
(宣伝広報担当 ささき)

イベント情報

9月23日(木・祝)20:00〜21:30
【無料オンライン】キム・ヨンス作品を楽しむシリーズ~第3回『世界の果て、彼女』読書会~

シリーズ3回目のテーマ本は、2014年に刊行した短編集『世界の果て、彼女』。
ゲストに、本書を翻訳した呉永雅さんと、2005年に5都市で開催されたキム・ヨンスさんの講演をコーディネートした翻訳家の崔真碩さんをお招きします。
イベント参加+書籍注文のセットチケットもありますので、これから本を読んでみようかなという方も気軽にご参加ください。
http://www.chekccori.tokyo/mc-events/general/6612?mc_id=808

9月24日(金)19:00~21:00
【オンライン】チェッコリ大学・映画評論家寺脇研が語る―韓国の政治・歴史・ジェンダー&フェミニズムを知る韓国映画30選②

現代韓国映画について、進歩派政権時代における黄金期の作品と最近の作品を比較、論評するシリーズの第2回目。
「日韓関係最悪の時代」と言われる今、『ロスト・メモリーズ』、『力道山』、『韓半島』、 『お嬢さん』『金子文子と朴烈』、『マルモイ ことばあつめ』などを取り上げながら、 日本統治時代を舞台にした韓国映画から見えてくる歴史問題への向き合い方について考えます。
http://www.chekccori.tokyo/mc-events/general/6417?mc_id=798

9月30日(木)20:00~21:00
【オンライン】ささきの部屋Vol.13~CLASS101の永井宏志郎さんに聞く韓国系企業で働くこととは?

韓国語のクラスや韓国のお餅教室、K-POP振付師によるダンス教室などをオンラインで運営するCLASS101。 この韓国系のスタートアップ企業に勤めている永井宏志郎さんが今回のゲストです。
どういう経緯でCLASS101で働くことになったのか、韓国系企業で働いてみて感じたことのほか、 韓国系企業で働いたり、日韓をつなぐ仕事に就きたいと思っている方々のために、ヒントも探ってみたいと思います。
http://www.chekccori.tokyo/mc-events/general/6761?mc_id=811

10月19日(火)20:00~21:30
【オンライン】『愛の不時着』を誕生させた韓国ドラマの力の源泉を探るシリーズ②

第1次韓流ブーム以前から韓国ドラマを見続け、多くの俳優への取材経験を持つライターの小田香さんと、 韓国映画にも造詣の深いライターの佐藤結さんが、韓国ドラマの魅力を様々な角度から解説するシリーズ。
第2回は人気俳優の変遷がテーマです。『愛の不時着』に主演したヒョンビンとソン・イェジンを中心に、 ペ・ヨンジュン、イ・ビョンホン、チャン・グンソク、パク・ボゴムら、日本で特に人気を得た俳優の話も交えながら存分に語っていただきます。
http://www.chekccori.tokyo/mc-events/general/6551?mc_id=804

10月22日(金)19:00~21:00
オンライン【チェッコリ大学】映画評論家寺脇研が語るー韓国の政治・歴史・ジェンダー&フェミニズムを知る韓国映画30選③

現代韓国映画について、進歩派政権時代における黄金期の作品と最近の作品を比較、論評するシリーズの3回目。
日韓共に社会問題として認識されつつあるジェンダーとフェミニズムというテーマに韓国映画がどう向き合っているか、 『子猫をお願い』、『猟奇的な彼女』、『はちどり』、『チャンシルさんには福が多いね』などの作品を通して考察します。
http://www.chekccori.tokyo/mc-events/general/6418?mc_id=799

10月29日(金)19:00~21:00
オンライン【チェッコリ大学】熊木勉先生から学ぶ「転換期における韓国の詩」-第1回 解放から朝鮮戦争へ

時代の転換期を目の当たりにした詩人たちの詩を通じて、韓国の社会、文化、家族愛、一人の人間としての感情への理解を深めていきます。
第1回は、朴寅煥(パク・インファン)、金洙暎(キム・スヨン)、朴鳳宇(パク・ポンウ)らの詩を読みながら 歓喜に満ちた解放期から、民族の悲劇となった朝鮮戦争の時代に迫ります。
http://www.chekccori.tokyo/mc-events/general/6825?mc_id=812

11月6日(土)13:00~14:00
【オンライン】韓国時代劇の歴史がよくわかる講座-第2回 朝鮮王宮 王妃たちの運命

康熙奉(カン・ヒボン)先生の『新版 知れば知るほど面白い 朝鮮王朝の歴史と人物』の刊行を記念し、3回に渡ってお届けするシリーズ。
2回目は、韓国時代劇の花形と言える宮廷劇の中でも人気の『宮廷女官 チャングムの誓い』や『トンイ』を題材にして、 王宮の女性たちがどのように生きていったかを解説していただきます。
http://www.chekccori.tokyo/mc-events/general/6838?mc_id=815

11月26日(金)19:00~21:00
オンライン【チェッコリ大学】熊木勉先生から学ぶ「転換期における韓国の詩」-第2回 4月革命から軍事政権へ

激流の中を生きた詩人たちの言葉に触れることで韓国を知る第2回目。
自由が訪れたかに思われたつかの間の四月革命、そしてその後の厳しい軍事政権下で詩人たちはどのような詩を書いたのか、 金洙暎(キム・スヨン)、申東曄(シン・ドンヨプ)、申庚林(シン・ギョンニム)らの作品を通して見ていきます。
http://www.chekccori.tokyo/mc-events/general/6836?mc_id=813

11月30日(火)20:00~21:30
【オンライン】『愛の不時着』を誕生させた韓国ドラマの力の源泉を探るシリーズ③

第1次韓流ブーム以前から韓国ドラマを見続け、多くの俳優への取材経験を持つライターの小田香さんと、 韓国映画にも造詣の深いライターの佐藤結さんが、韓国ドラマの魅力を様々な角度から解説するシリーズの3回目。
『冬のソナタ』から『愛の不時着』に至るラブストーリーの変遷に加え、時代劇、ファンタジー、サスペンスと、 時代ごとにジャンルがどのように多様化していったかについてお話しいただきます。
http://www.chekccori.tokyo/mc-events/general/6552?mc_id=805

おしまいに

この本をちらりと読んで、5年日記を物色中。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/2729

みなさんおすすめの日記帳はありますか?
(土曜店長 しみず)

発行:CHEKCCORI(チェッコリ)
http://www.chekccori.tokyo/
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