アジア文学の誘い@チェッコリー第7回『13・67』

毎月お届けする「アジア文学の誘い@チェッコリ」の第7回は、香港文学から『13・67』です。
この企画をナビゲートしてくださるのは書評家の倉本さおりさんと長瀬海さんのお二人です。時にはゲストも交えて「アジア文学」を大いに味わい尽くします。

 

<イベント内容>

アジア文学の誘い@チェッコリは、日本を含めたアジアの小説を横断的に読むイベントです。
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第7弾は、陳浩基著『13・67』(天野健太郎訳、文藝春秋、2017年)です。

アジア文学の誘い(10月)は香港ミステリーの陳浩基 著『13・67』を取り上げます。この作品は、2013年から1967年へ、1人の名刑事の警察人生を遡りながら、香港社会の変化をたどる逆年代記(リバース・クロノロジー)形式の本格ミステリーであり、香港社会の節目ごとに物語を配する構成により、市民と権力のあいだで揺れ動く香港警察のアイデンティティを問う社会派ミステリーでもあります。ミステリーの枠組みを存分に使い切りながら、香港社会を真正面から描いた大傑作。本作を通じて、香港の抱えてきた困難を読み解きましょう。
ゲストにはミステリーなどの書評を中心に活躍するライター・書評家の杉江松恋氏をお招きし、華文ミステリー事情についてお聞きします。奮ってご参加ください!

 

<ナビゲーター>

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倉本さおり(くらもと・さおり)
ライター、書評家。毎日新聞文芸時評「私のおすすめ」、小説トリッパー「クロスレビュー」担当、週刊新潮誌上にて「ベストセラー街道をゆく!」連載中。ほかTBSラジオ「文化系トークラジオLife」にも出演中。共著に『世界の8大文学賞 受賞作から読み解く現代小説の今』(立東舎)。

 

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長瀬海(ながせ・かい)
千葉県出身。インタビュアー、ライター、書評家、桜美林大学非常勤講師。文芸誌、カルチャー誌にて書評、インタビュー記事を執筆。「週刊読書人」文芸時評担当(2019年)翻訳にマイケル・エメリック「日本文学の発見」(『日本文学の翻訳と流通』所収、勉誠社)共著に『世界の中のポスト3.11』(新曜社)がある。

 

<イベント概要>

■日時:2019年10月16日(水)19:00~20:30
■参加費:1500円(ワンドリンク付き)
■定員:30名

⇒ お申し込みはココをクリック!

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