アジア文学の誘い@チェッコリー第9回『三体』

毎月お届けする「アジア文学の誘い@チェッコリ」の第9回は、中国文学から『三体』です。
この企画をナビゲートしてくださるのは書評家の倉本さおりさんと長瀬海さんのお二人です。時にはゲストも交えて「アジア文学」を大いに味わい尽くします。

 

<イベント内容>

アジア文学の誘い@チェッコリは、日本を含めたアジアの小説を横断的に読むイベントです。
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第9弾は、あの(!)劉慈欣『三体』(立原透耶 (監修)、大森望、光吉さくら、ワン・チャイ(翻訳)、早川書房)を取り上げます。

世界で爆発的なベストセラーとなった本書。なんと世界累計2100万部を突破したとか。もちろん、日本でも、今年を代表する一冊となり、海外文学では異例の売れ行きを見せています。お読みになった方も多いのではないでしょうか。一応、物語だけ、説明しておくと……尊敬する物理学者の父・哲泰を文化大革命で亡くし、人類に絶望した中国人エリート女性科学者・葉文潔。彼女が宇宙に向けて秘密裏に発信した電波は惑星〈三体〉の異星人に届き、驚くべき結果をもたらします。惑星〈三体〉の異星人による地球への侵略にまつわる壮大なドラマを描いた中国SF。なぜ、本作が世界でこれほどの熱狂のなかで読まれているのでしょうか。また、中国SFとは一体なんなのか。

今回、SF評論家でもあり、『三体』の翻訳者でもある、大森望氏をゲストにお招きします。『三体』フィーバーはまだまだ終わらない……!!

 

<ナビゲーター>

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倉本さおり(くらもと・さおり)
ライター、書評家。毎日新聞文芸時評「私のおすすめ」、小説トリッパー「クロスレビュー」担当、週刊新潮誌上にて「ベストセラー街道をゆく!」連載中。ほかTBSラジオ「文化系トークラジオLife」にも出演中。共著に『世界の8大文学賞 受賞作から読み解く現代小説の今』(立東舎)。

 

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長瀬海(ながせ・かい)
千葉県出身。インタビュアー、ライター、書評家、桜美林大学非常勤講師。文芸誌、カルチャー誌にて書評、インタビュー記事を執筆。「週刊読書人」文芸時評担当(2019年)翻訳にマイケル・エメリック「日本文学の発見」(『日本文学の翻訳と流通』所収、勉誠社)共著に『世界の中のポスト3.11』(新曜社)がある。

 

<イベント概要>

■日時:2019年12月6日(金)19:00~20:30
■参加費:1500円(ワンドリンク付き)
■定員:30名

⇒ お申し込みはココをクリック!

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