アジア文学の誘い@チェッコリー第10回『となりのヨンヒさん』

毎月お届けする「アジア文学の誘い@チェッコリ」の第10回は、韓国文学から『となりのヨンヒさん』です。
この企画をナビゲートしてくださるのは書評家の倉本さおりさんと長瀬海さんのお二人です。時にはゲストも交えて「アジア文学」を大いに味わい尽くします。

 

<イベント内容>

アジア文学の誘い@チェッコリは、日本を含めたアジアの小説を横断的に読むイベントです。
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アジア文学の誘い第10弾では、韓国発のSF小説集を取り上げます。チョン・ソヨン著『となりのヨンヒさん』(吉川凪訳、集英社)は、韓国ではYA小説として出版されました。だけど、ここに詰まった物語は、大人の心にも深く届くものばかり。

もしも隣人が異星人だったら?
もしも並行世界を行き来できたら?
もしも私の好きなあの子が、未知のウイルスに侵されてしまったら……?

同性愛、フェミニズム、差別と情報統制――マイノリティからのまなざしを受け止めつつ、人々の挫けぬ心を繊細に描く、「いま」と未来の物語です。

今回、ゲストには翻訳者の吉川凪さんと、おそらく本作の一番のファンであろう編集者の佐藤香さんをお招きいたします。切なさと温かさ、宇宙への憧れと不可思議を詰め込んだ物語をみんなで熱く語り合いましょう!

 

<ナビゲーター>

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倉本さおり(くらもと・さおり)
ライター、書評家。毎日新聞文芸時評「私のおすすめ」、小説トリッパー「クロスレビュー」担当、週刊新潮誌上にて「ベストセラー街道をゆく!」連載中。ほかTBSラジオ「文化系トークラジオLife」にも出演中。共著に『世界の8大文学賞 受賞作から読み解く現代小説の今』(立東舎)。

 

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長瀬海(ながせ・かい)
千葉県出身。インタビュアー、ライター、書評家、桜美林大学非常勤講師。文芸誌、カルチャー誌にて書評、インタビュー記事を執筆。「週刊読書人」文芸時評担当(2019年)翻訳にマイケル・エメリック「日本文学の発見」(『日本文学の翻訳と流通』所収、勉誠社)共著に『世界の中のポスト3.11』(新曜社)がある。

 

<イベント概要>

■日時:2020年1月22日(水)19:00~20:30
■参加費:1500円(ワンドリンク付き)
■定員:30名

⇒ お申し込みはココをクリック!

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