【オンライン】アジア文学の誘い@チェッコリー最終回『黒山』

毎月お届けしてきた「アジア文学の誘い@チェッコリ」もいよいよ最終回です。第12回となる今回は、韓国文学から『黒山』です。
この企画をナビゲートしてくださるのは書評家の倉本さおりさんと長瀬海さんのお二人です。時にはゲストも交えて「アジア文学」を大いに味わい尽くします。

 

<イベント内容>

アジア文学の誘い@チェッコリは、日本を含めたアジアの小説を横断的に読むイベントです。
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本来3月にソウルで開催予定だった「アジア文学の誘い」最終回をオンラインで実施します。
最終回は、韓国文学から『黒山』(2019年、クオン刊)を取り上げます。
韓国を代表する作家の一人、金薫(キム・フン)の名前が日本でも知られるようになったのは、韓国で百万部を超えるヒットとし『狐将』(新潮社、2005年)として蓮池薫さんの訳で登場したことかもしれません。この作品をはじめ歴史を小説の題材にすることが多く、独特の筆致と重厚な世界観で読者を魅了しています。

物語は、1800年代、天災による飢餓や疫病が蔓延していた頃、朝鮮王朝による天主教(ローマ・カトリック)信徒への迫害は凄惨を極めていた。
拷問で殺された三兄弟の生き残りで黒山(フクサン)島に流刑となった学者、無学ながら教えに惹かれる馬子、汁飯屋の寡婦、元宮女、船頭、黒島の少年、背教者……
埋もれていた史実にこだわり、膨大な資料をもとに虚構を織り交ぜながら、人間たちの切実な生の営みを描く。
韓国を代表する作家、金薫による歴史小説の真骨頂。

ゲストには同書の編集者であるクオン代表の金承福が、韓国の歴史小説の魅力、金薫(キム・フン)ワールドをたっぷり話してもらいます。また今年1月に訪れた物語の舞台となった「黒山島」への旅の思い出話もお楽しみに。
そして同書の翻訳者である戸田郁子さんにもご参加いただけることになりました! このイベントのために初めてzoomにも挑戦していただき、仁川からご参加くださいます。ますますお楽しみに。

 

<ナビゲーター>

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倉本さおり(くらもと・さおり)
ライター、書評家。毎日新聞文芸時評「私のおすすめ」、小説トリッパー「クロスレビュー」担当、週刊新潮誌上にて「ベストセラー街道をゆく!」連載中。ほかTBSラジオ「文化系トークラジオLife」にも出演中。共著に『世界の8大文学賞 受賞作から読み解く現代小説の今』(立東舎)。

 

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長瀬海(ながせ・かい)
千葉県出身。インタビュアー、ライター、書評家、桜美林大学非常勤講師。文芸誌、カルチャー誌にて書評、インタビュー記事を執筆。「週刊読書人」文芸時評担当(2019年)翻訳にマイケル・エメリック「日本文学の発見」(『日本文学の翻訳と流通』所収、勉誠社)共著に『世界の中のポスト3.11』(新曜社)がある。

 

<イベント概要>

■日時:2020年7月28日(火)20:00~21:30
■参加費:1500円
■定員:30名

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※お申込み方法が変更になりましたので、下記をよく読んでお申込みください
※イベントはオンライン会議システム「zoom」を活用して開催されます
※講座へのzoomのアクセス情報は、開催日前日にお申込み者全員に一斉メールします。万が一受け取れなかった場合などは、チェッコリまでお問い合わせください

 

【お申込み方法の変更とキャンセルについて】

●お申込について
イベントのお申込みは、オンラインによる事前申込と連動したイベント代金前納が完了した時点となります。
本チケットのお支払方法はPayPal決済とクレジットカード決済が利用可能です。
申込のみの承りはできませんので、あらかじめご了承ください。
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一旦納入いただいたイベント代金は原則払い戻しいたしません。
ただし、キャンセルのご連絡をいただいた方には、イベントを収録した動画を開催終了後、一定期間限定してご覧いただけるようにご案内いたします。

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