【満席となりました】日本語版翻訳者3名勢ぞろい! ハン・ガン作品の魅力を大いに語る
2017年10月、晶文社様の新しいシリーズ「韓国文学のオクリモノ」がスタートします。その記念すべき第一弾はハン・ガン著『ギリシャ語の時間』で、翻訳は斎藤真理子さん。
今回、この『ギリシャ語の時間』の発売を記念して、韓国文学翻訳院の支援をいただき、トークイベントを開催します。
奮ってご参加ください。
<イベント内容>
ハン・ガンと言えばクオンから出版している『菜食主義者』(訳:きむ ふな)と『少年が来る』(訳:井手俊作)がいずれも海外の文学賞を受賞し、その評価もうなぎ昇りです。
そして3作品目となる日本語翻訳本の出版でますます目が離せないハン・ガン作品。
それぞれの作品の翻訳者3名が勢ぞろいし、翻訳しながら感じた作品の魅力、また作家ハン・ガンについて語ります。
<登壇者プロフィール>
斎藤真理子(さいとう・まりこ):ライター、翻訳者。『カステラ』(パク・ミンギュ著、ヒョン・ジェフンとの共訳、クレイン)で第一回日本翻訳大賞受賞。2016年12月『こびとが打ち上げた小さなボール』(チョ・セヒ著、河出書房)、2017年5月、『ピンポン』(パク・ミンギュ著、白水社)の翻訳本を出版。ときどき詩も書く(長らく絶版となっていた韓国語詩集『入国』〈民音社、1993年〉が今年中に봄날의 책より刊行予定)。
きむ ふな:翻訳者。韓国生まれ。韓国の誠信女子大学、同大学院を卒業し、専修大学日本文学科で博士号を取得。翻訳書に、ハン・ガン『菜食主義者』、キム・エラン『どきどき僕の人生』、ピョン・ヘヨン『アオイガーデン』、津島佑子・申京淑の往復書簡『山のある家、井戸のある家』、孔枝泳『愛のあとにくるもの』、『いまは静かな時—韓国現代文学選集』(共訳)など、著書に『在日朝鮮人女性文学論』がある。韓国語訳書の津島佑子『笑いオオカミ』にて板雨翻訳賞を受賞。
井手俊作:1948年福岡県生まれ。1974年早稲田大学政治経済学部卒業、西日本新聞入社。文化部、論説委員会などを経て2015年退社。2016年から梅光学院大学非常勤講師(メディア論など)。九州芸術祭文学賞の福岡県地区選考委員、福岡市文学賞の小説部門選考委員。2009年から韓国文学の翻訳に携わり、訳書に崔仁浩の作品集『他人の部屋』(コールサック社)、同長編小説『夢遊桃源図』(同)、韓江の長編小説『少年が来る』(CUON)。現在、韓国文学翻訳院の翻訳支援を受けて、韓江の父・韓勝源の長編小説『母-露草のように強く』(原題:달개비꽃 엄마)を翻訳中。
<イベント概要>
■日時:2017年10月20日(金)19:00~20:30
■参加費:無料
■定員:30名
■協力:韓国文学翻訳院
⇒ 満席となりました