キーワードを挙げて「日韓文化の違い」を解説
金玄謹(キム・ヒョングン)先生トークショー
■日時:2015年9月3日(木)
「日韓文化の違い」についていくつかのキーワードを挙げながら、金玄謹先生が面白おかしくご紹介!
1.キーワード「アルバイト」
日本/決まったルールに従って、みんな素直に従う
韓国/そのルールが好きだと従うが、気に入らないと従わない。このルール、一体誰が作ったんだと文句をいう
2.キーワード「家」
日本/広さ的には韓国とくらべて狭い。が、狭いながらもちゃんと工夫されている。(押入れや収納庫があってとても便利)
韓国/広いが無駄が多い。収納が少ないので、収納タンスを買わなければならなかったりと。。
3.キーワード「電車のマナー」
日本/法律で決まっていることでもないのに、電車内はとても静か。おじさん二人が普通に話していただけなのに、うるさいと怒られ、おじさんが黙ってしまうという現場を目撃。金先生は、別にうるさくもなく、ただ話してただけなのになぁ、とカルチャーショック。日本は、みんながやらないからやらない、人に迷惑をかけないよう行動する。
韓国/最近はカカオトークが定着したのであまり電話してる人は見かけられないが、それは別にカカオでチャットするのが便利だからであって、周りの人に気を使ってではない。
4.キーワード「自転車・車(軽自動車)」
日本/自転車や車は移動するための道具。また車を買うと車庫証明が必要であり、必ず1台に1つの駐車場を持つことが義務付けられている。そして、それをきっちり守る日本人。
韓国/自転車や車は人に見せるもの。人より、より大きな車、人より、より高いブランドの自転車を所有し、見栄をはる。韓国は車庫証明なんてものはなく、マンションの駐車場スペースはそこに住んでいれば何台でも止められるので場所取りのケンカが耐えない。
などなど、他にも「食事の取り方」や「待ち時間」などをキーワードに、具体例を挙げながら、楽しくお話ししてくださいました。日本では当たり前のことでも、韓国と比較することで見えてくる意外な一面を知ることができ、とても有意義な時間でした。
先生が最後におっしゃられたことは
「알면 보인다, 아는 만큼 보인다」。
違いばかりに注目するのではなく、よく見てよく知ることでお互いを理解できるようになるのでは、と締めくくられました。
(レポート:韓国語学習ジャーナルhana 営業担当浅見綾子さん)