「きゃわチョゴリ」に込められた想いに涙する。
そんい・じゅごんさん著『きゃわチョゴリ~軽やかにまとう自由』発行を記念して「ファッションが私をつくる!―きゃわチョゴリの場合―」を昨夜開催しました。
そのかわいらしい笑顔とまさに「きゃわ(かわいい)」いいチョゴリで登場されたそんいさんは、写真そのままでした。(右端)
イベントはまずは10名ものモデルさんたちによるファッションショーで幕開け。
さほど広いとはいえないチェッコリ店内が、いきなりファッションショー会場に様変わり。両脇に参加者のみなさんに座っていただいて、ちょっと短いですがランウェイもでき、そんいさんお手製の「きゃわチョゴリ」を着たモデルさん(ボランティアでご協力いただいたそうです)が登場すると、みなさんのケータイが一斉にモデルさんたちに向けられました。
さまざまな色、素材が組み合わされている新しいチョゴリ。そんいさんの「きゃわチョゴリ」は、とても時代にマッチしてものでした。
ファッションショーが終わってからは、満席となった店内でいつものようにトークが始まりました。
『きゃわチョゴリ~軽やかにまとう自由』の編集担当の小林さんとのトークで、そんいチョゴリが生まれた経緯やエピソードが語られましたが、その中には1枚のチョゴリに込められた依頼者の切実な思いなどもあり、それを話すそんいさんの目にも参加者の目にも涙が浮かんでいます。
在日コリアンとして体験されてきたさまざまな出来事がきっと、そんいさんを強く、そしてしなやかな強さを身にまとわせているのでしょう。そんなことを感じるお話をたくさん伺うことができました。
チョゴリを着て歩くことが特別のことではなく、ごく普通に受け止められる世の中になってほしい、と願うそんいさん。
素敵なエッセイと「きゃわチョゴリ」が紹介されている『きゃわチョゴリ~軽やかにまとう自由』は、チェッコリで販売中です。