尹東柱を様々な角度から解釈してみる。

韓国を代表する詩人の尹東柱(ユン・ドンジュ)は、今年で生誕100年を迎えます。そして、今日は彼の命日。72年前の2月16日、尹東柱は福岡の刑務所で亡くなりました。

昨日のチェッコリは、尹東柱を研究していらっしゃる韓国・誠信女子大のキム・ミョンソク教授とゼミ生9人をお迎えし、尹東柱を様々な角度から解釈するイベントを開催しました。

まずは日本語と韓国語による『별 헤는 밤』の朗読でスタート。

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その次にキム教授が『별을 스치는 바람』(クオンより翻訳出版される予定です!)、『동주』という2つの小説を取り上げ、ミステリーと史実に基づいた作品では、尹東柱がまったく異なる扱われ方をしている点などを説明してくださいました。

そしてミュージカル『윤동주, 달을 쏘다』、日本でも今夏に公開される映画『空と風と星の詩人~尹東柱~』、人気バラエティ番組『무한도전』から誕生したヒット曲「당신의 밤」に見る尹東柱という観点から、ゼミ生のみなさんがそれぞれ発表してくれました。

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尹東柱が最近の韓国ではどう読まれているのか、どう捉えられているのかを知る機会はなかなかないので、貴重な時間となったのではないでしょうか。映画の公開も楽しみです。

(火曜店長 ふる)