[特別編]チェッコリ翻訳スクール■翻訳ワークショップ
作家・翻訳家の姜信子さんによる「翻訳ワークショップ」を全5回で開催します。
■翻訳ワークショップ
詩的に書かれた韓国語の文章を、詩的な日本語へと翻訳する演習です。文章自体は平易ですが、行間のある表現です。その行間を埋めるのは、想像力と文脈をつかむ力と日本語の力。何より求められるのは日本語の表現力です。詩人が言葉を選び、文体を形作り、リズムをつくりだし、ひとつの世界を韓国語で構築するように、翻訳者もまた言葉を選び、文体を形作り、リズムをつくりだし、ひとつの世界を日本語で構築していかねばなりません。その意味では、翻訳とは実に創造的で、文学的な歓びに満ちています。一冊の本を共に翻訳する作業をとおして、その歓びを分かち合いましょう。
※クオンから翻訳出版する予定です
◎カリキュラム(予定)
第1回 10月1日(火) /第2回 10月28日(月)/第3回 11月11日(月)/第4回 11月25日(月)/第5回 12月9日(月) 19:00~20:30/各回90分 計5回
※講師の都合等により変更になる場合には、補講を行うか、休講回数分の料金を返金いたします。
※受講者は毎回担当部分を翻訳・発表。そしてみんなでわいわいと語り合いましょう。発表者以外の受講者も必ず翻訳してきてください。
※初回演習時に担当部分を決めます。
※初回演習には、必ず下記のテキストの中から、「一文字の言葉」5つの言葉のページを翻訳してきてください。
「개」「똥」「시」「피」「흙」
◎受講対象者/定員
ひととおりの文法を理解し、辞書を引きながら読める方。/定員8名(最少催行人員4名)
◎使用教材
『한 글자 사전(一文字の言葉の辞典)』 김소연(キム・ソヨン) 마음산책, 2018
全部で約350の一文字の言葉(감ではじまり、힝で終わる)を詩人が私的/詩的に定義している本です。ほんの数語の定義もあれば、数ページに及ぶ定義もあります。
※各自ご購入ください(チェッコリで購入希望の場合は、店頭価格の20%OFFで購入可能です)
◎講師
姜信子
作家 横浜生まれ。主な著書に、『棄郷ノート』(作品社)『日韓音楽ノート』『ノレ・ノスタルギーヤ』『イリオモテ』(岩波書店)、『生きとし生ける空白の物語』(港の人)、『声 千年先に届くほどに』『現代説経集』(ぷねうま舎)『平成山椒大夫 あんじゅあんじゅさまよい安寿』(せりか書房)など。
訳書に、『遥かなる静けき朝の国』(カニー・姜 青山出版社)、『あなたたちの天国』(李清俊 みすず書房)、『京城のモダンガール』(徐智瑛 みすず書房)、『モンスーン』(ピョン・へヨン 白水社)。
◎受講料
8,000円×5回=40,000円(税別)
※入会金なし
【特記事項】
・4人以上で開講します
・開講が決まり次第、追って事務局よりお振込等のご案内メールをお送りします
※必ず「チェッコリ翻訳スクール受講規約」を読んでからお申し込みください