[2020年1月開講]チェッコリ翻訳スクール■文芸翻訳初級コース

■文芸翻訳初級コース

韓国語で書かれた小説などの文芸作品を読みます。語彙を増やすこと、解釈のコツをつかむこと、社会的背景に関する理解を深めること、そして何より楽しみながらどんどん読めるようになることが目的です。受講者は順番に韓国語で読んでから日本語に訳します。高校の時、英語の授業で小説を読んだことがあると思いますが、あんな感じです。

 

◎受講対象者/定員
ひととおりの中級文法を終え、辞書を引きながら新聞記事などがだいたい読める方/8名(最少催行人数4名)

 

◎テキスト

김원일(金源一)『마당 깊은 집(深い中庭のある家)』(문학과지성사、2019)

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※書籍をすでにお持ちの方は持参ください。お持ちでない方はチェッコリで購入も可能です(受講生20%割引き)。
※受講者には開講前に、全体を日本語で要約したプリントをお渡しします。また、毎回授業の後で講師による訳例をメールでお送りします。

 

◎カリキュラム(予定)
第1回~第6回 読解演習

翻訳には、①文章をちゃんと理解すること、②理解した内容を他の人に伝えられる日本語の文章を書くこと、という二つの段階があります。文芸翻訳コースは②に主眼があります。すなわち、受講者がすでに韓国語の小説を読み解く高度な読解力を持っていることを前提に、日本語の文章を書く練習に時間を費やします。

文芸翻訳初級コースも韓国語の小説などを読んで訳すのは同じですが、①を目的にしたクラスです。いわば翻訳の前段階と言えます。受講者は各自、辞書を引いて自分なりに文章の意味を考えてきてください。クラスでは前もって割り当てることはせず、出席者が文章を一つずつ、その場で日本語に訳します(わからなければパスして構いません)。翻訳文を書いて提出する必要はありません。

文法はだいたいわかるのに学力が伸び悩んでいる方、小説を読もうとしても挫折してしまう方、翻訳に興味があるけれど読解力が不足していると感じている方などに向いています。文章を読むことで何より語彙が格段に増えるので、会話におけるリスニングの力も自然に向上します。あまり構えずに、読むことを楽しむクラスにしたいと思います。

 

◎スケジュール
2020年1月11日(土)開講/第2、4土曜日/10:00~11:30/各回90分計6回
1月11日、25日、2月8日、22日、3月14日、28日

※交通事情など、やむを得ない事情で休講になった場合に備えて2月29日、4月11日を補講日とします)

 

◎講師
吉川凪[よしかわなぎ]

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翻訳家。仁荷大学校国文学科博士課程修了(近代文学専攻)。文学博士。
著書: 『최초의 모더니스트 정지용』、 『朝鮮最初のモダニスト鄭芝溶』、『경성의 다다, 동경의 다다』、 『京城のダダ, 東京のダダ』
訳書:金重美『ねこぐち村のこどもたち』、『申庚林詩選集 ラクダに乗って』、パク・ソンウォン『都市は何によってできているのか』、谷川俊太郎、申庚林『酔うために飲むのではないからマッコリはゆっくり味わう』、チョン・セラン『アンダー、サンダー、テンダー』、キム・ヨンハ『殺人者の記憶法』(第4回日本翻訳大賞)、朴景利『土地』第1、3、4、6、7巻、崔仁勲『広場』、신경림, 다니카와 슌타로『모두 별이 되어 내 몸에 들어 왔다』 、다니카와 슌타로 『사과에 대한 고집』、사노 요코『친애하는 미스터 최』、チョン・ソヨン『となりのヨンヒさん』など。

 

◎受講料

5,000円×6回=30,000円(税別) ※入会金なし

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【特記事項】
・開講が決まり次第、追って事務局よりお振込等のご案内メールをお送りします
※必ず「チェッコリ翻訳スクール受講規約」を読んでからお申し込みください