5月8日はオボイナル!「親子本特集」

日本は5月の第2日曜が母の日、6月の第3日曜が父の日と別々になっていますが、韓国は5月8日が「オボイナル」(父母の日)です。日本と同じように両親へカーネーションやプレゼントを贈り、日ごろの感謝を伝えます。そこで今月はオボイナルや母の日、父の日にちなんで、親子を扱った本をご紹介したいと思います。

 

◇実の父を探して韓国から長崎へ-
『나가사키 파파』(長崎パパ)

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実の父を探しに長崎へやってきたユナは、ちょっと変わったレストラン「ネクストドア」で働き始めます。それぞれが抱える悩みや苦しみと向き合いながら、少しずつ絆を深めていくユナとネクストドアの人々。仲間っていいな…と思える、清々しい長編小説です。日本語版はクオンの新しい韓国の文学シリーズより出版されています。

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◇父親・出生・成長をめぐる9つの物語
『달려라 아비』(走れ、父ちゃん)
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母が妊娠を告げた日に姿を消した父、公園に自分を捨てた父、父との会話で大人の階段を上る男の子。切なかったり厳しかったりする現実の中に、クスッと笑ってしまうユーモアが散りばめられた短編小説集です。

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◇韓国の著名人22人が語る母
『사랑해요 엄마』(お母さん、愛しています)
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作家、俳優、外交官、料理研究家など、各界の著名人22人がそれぞれの母親について語ったエッセイ集です。若かりし日の美しい母、老いてハルモニになった母、今は亡き母。優しくて温かい春風のような母を想う文章に、「みんな、誰かのいとしい子どもなんだな」と胸が熱くなりました。

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◇認知症の母をひとり世話した男性の介護日記
『나는 어머니와 산다』(母と暮らす)
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出版評論家として名高い著者のハン・ギホ氏が、初期の認知症と診断された母と暮らし始めた2009年から2014年までの6年をまとめたエッセイ集です。一番近い存在だからこそ、母にきつく接してしまう自分への苛立ち、悲しみ、感謝といった感情が、淡々と記された日々からストレートに伝わってきます。

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◇共働き家族の日常を描いた絵本
『엄마는 회사에서 내 생각해?』(ママは会社でわたしのこと考えてる?)

『아빠는 회사에서 내 생각해?』(パパは会社でぼくのこと考えてる?)

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働く親と幼稚園に通う子どもの一日が描かれた絵本です。朝にお別れしてから夕方に再び会うまでの間、親子が同じ時刻にそれぞれ何をしているか見比べることができるよう、絵本の左が親のページ、右が子どものページという構成になっています。ママとわたし、パパとぼくのバージョンがあります。

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◇父ちゃん大好きな息子の絵本
『아빠와 아들』(父ちゃんと息子)

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父ちゃんラブなぼくの将来の夢はずばり!父ちゃんになること!父ちゃんと行く銭湯、父ちゃんが作ってくれるラーメンといった瓜二つの父子の日常が、ぼくの目線で語られている絵本です。色鉛筆で描かれたような優しいタッチにほのぼのさせられます。

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