花が美しい季節だから。本で“花”を楽しむ特集

今年は全国的に春の花の開花が早かったようです。東京の桜は平年の開花日より9日も早く咲き始めたとか。一気に咲いて、あっという間に散ってしまった印象がありますが、皆さん、お花見は楽しまれましたか?
色とりどりの花が美しいこの季節にちなんで、今月は花の絵が美しい絵本やタイトルに花がつく本など、花特集を組んでみました。(2018年4月配信の特集です)

 

◇詩と花のコラボ
『흰 눈』(白い雪)
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https://www.pass4lead.com/642-997.html
https://www.pass4lead.com/642-998.html
季節の移ろいや自然の摂理を描いた作品です。尹東柱 文学大賞を受賞したコン・グァンギュ詩人の詩とともに、冬に降る冷たい雪、梅や桜、ユキヤナギなど春に降る花びらの雪を楽しむ美しい絵本です。

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◇たんぽぽの一生
『꽃이 피었습니다』(花が咲きました)
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暖かな春。黄色いたんぽぽの蕾が開き始め、満開となり、やがて真っ白な綿毛になって、一つ、また一つと飛んでいく……。寒い冬を耐え、花開き、綿毛となって、どこへとも知れず飛び去る春のたんぽぽの一生から未来をみつめるお話です。

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◇お友だちになれるかな?
『팔랑팔랑』(ひらひら)
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長い椅子の両端に座って、お互いの様子を探るナビとアジ。今日はじめて会った二人がひらひらと舞い落ちる花びらを「ふぅ」と吹き合っているうちに、アジの吹いた花びらがナビのお弁当の上に落ちます。それを見たナビはアジに声をかけるのですが……。新しい出会いを迎える春にぴったりの絵本です。

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◇花の名前と色を覚えてみよう!
『꽃이 핀다』(花が咲く)
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本を開くと左のページに植物と色の名前が、右のページにその植物の絵が描かれています。日常会話では使う機会の少ない「연파랑」「동백꽃」といった色や植物の名前を知ると同時に、天然素材で作った絵の具の鮮やかな色彩も楽しめる絵本です。

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◇北朝鮮での青春を描いたエッセイ
『당신의 꽃은 어데서 피었습니까―북한 청춘 남녀의 대학 로맨스』
(あなたの花はどこで咲きましたか-北朝鮮、青春男女の大学ロマンス)
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北朝鮮で生まれ育った著者が、北朝鮮の大学生だった10代後半から家族とともに韓国へ渡った20代半ばまでの10年間を綴ったエッセイです。恋、夢、情熱、挫折など、北朝鮮の若者の青春物語から新たな北朝鮮が見えてくるかもしれません。

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◇文学の種となる言葉、根となる言葉
『꽃과 바다』(花と海)
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『菜食主義者』の著者ハン・ガンさんのお父さんで、韓国の文壇を代表する作家のハン・スンウォンさんによる対談&エッセイ集です。前半は新聞記者と文学評論家によるハン・スンウォンさんへのインタビュー、後半はハン・スンウォンさんの物語に登場する主人公と作家自身が対話する形式のエッセイになっています。

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◇言葉の力について考えるエッセイ
『고운 마음 꽃이 되고 고운 말은 빛이 되고』
(美しい心は花になり、美しい言葉は光になり)
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詩人でシスターのイ・ヘインさんによるエッセイ集。「言葉の持つ力」をテーマに、1章では人間関係や日常生活における言葉の大切さ、2章では言葉を使う際に必要な心がけ、3章では著者の言葉や文章に関する思い出が書かれています。

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◇詩が描く悲しみと愛の世界
『흔들리며 피는 꽃』(ゆれながら咲く花)
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文化体育観光部の長官(大臣)を務める国民的詩人、ト・ジョンファンさんの詩集です。2016年にチェッコリで朗読会を開催してくださったト・ジョンファンさんの詩は、ドラマの劇中にも登場するなど、幅広い世代から今も愛され続けています。彼の描く悲しみと愛の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。

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◇糸と針で作る花
『처음 배우는 우리 꽃 자수』(はじめて学ぶ花の刺繍)
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繊細な花の刺繍に必要な8つの基本的な刺繍法を、写真とわかりやすい解説で紹介した実用本です。一度も刺繍をやったことのない人、初心者、やってはみたけれど挫折した人など、刺繍で花を作ってみたいすべての人におすすめの本です。

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