思わず一目ぼれ!「インスタ人気本」特集

韓国の本の表紙は、日本のものに比べてデザイン性が高いというか、ユニークというか、発想が自由というか……そう感じている方々は少なくないと思います。
2017年1月から続けているチェッコリのインスタグラムでは、表紙が魅力的で思わずジャケ買いしたくなる本ばかりを紹介しています。
https://www.instagram.com/chekccori/

その中から今回は、人気の本10冊を集めてみました。表紙は中身を物語りますから、ジャケ買いって案外、侮れませんよ。

 

◇K-POPアイドルやドラマが火付け役に
모든 순간이 너였다』(すべての瞬間は君だった)

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SHINeeのオニュが読んだ本として、ファンの間で人気爆発のエッセイです。6月にTVNで始まったばかりのドラマ『キム秘書はなぜそうなのか』にも登場してますます話題に。傷ついた心を慰めてほしい時、だれかの温かい心に触れたい時におすすめです。

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笑うことを忘れてしまった大人たちへ
웃음은 힘이 세다』(えがおのちから)

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口を大きく開けて笑う子どもの顔。見ているだけで幸せな気持ちになれますね。イライラも心配事も不安も憎しみも、この絵本を開けばみんなふっ飛んでしまうはず。温かみのある絵は、ボローニャ国際児童図書展で受賞経験のあるユン・ミスクさんによる布絵です。

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済州島のお年寄りの語りから歴史を知る
할망은 희망』(ハルマンは希望)

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青い海に石塀、そして、赤い椿――済州島の魅力が詰まったこの表紙を見るだけですぐにでも飛んで行きたくなります。イラスト右の女性は、済州島で暮らす80代、90代のハルマン(おばあさん)たちに取材を重ねてきたチョン・シンジさん(実物そっくり!)。辛い時代を生き抜いてきたハルマンの言葉の数々に勇気づけられるインタビュー集です。

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日本のエッセイの翻訳版も
내일은 출판사』(あしたから出版社)

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東京の一人出版社、夏葉社の島田潤一郎さんによる創業物語。表紙はオリジナルの日本語版とはまったく違っていて、本と屋台と1台の自転車が、編集の経験もないまま30代で思い切って出版社を立ち上げた著者の人柄や生き方をよく表しています。

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動物たちが生き方を教えてくれる
처음 살아보니까 그럴 수 있어』(生きるのは初めてなんだからそういうこともあるよ)

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ペンギンが行く道々で出会うナマケモノやウマや恐竜やゾウは、それぞれ取り残されないように走り続けたり、自分らしく生きようともがいたり、自分の思い通りにならないことを嘆いたり……。動物たちに投影された現代人の姿を客観的に見つめ、生きることの意味を考えさせてくれる1冊です。

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高校時代の友と私の成長物語
이만큼 가까이』(アンダー、サンダー、テンダー)

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クオンの新しい韓国文学シリーズ『アンダー、サンダー、テンダー』の原書。クマの形のグミ?がちょこんと置かれている様子に想像力をかき立てられます。北朝鮮との国境にある出版都市、パジュを舞台に描かれた成長物語です。

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ルポから生まれたフェミニズム短編集
그녀 이름은』(彼女の名前は)

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『82年生まれキム・ジヨン』で「フェミニズム作家」として知られるようになったチョ・ナムジュの最新作。60人の女性にインタビューして新聞連載したルポルタージュを28編の小説として再編成。子育てに追われる母親、介護に追われる中年女性、低賃金労働に疲弊する非正規労働者たちの切実な声が綴られています。

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映画『神と共に』を原作漫画で
신과 함께저승편』(神と共に―あの世編)

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韓国の神話を現代的に解釈し直した人気漫画。2017年に表紙のデザインが一新され、シンプルで洗練された印象になりました。若くして過労死した主人公が、あの世で受ける49日間の険しい裁きの日々が描かれています。3冊セットですが、バラ売りも承ります。

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書く苦しみを書く楽しみに
쓰기의 말들』(書くための言葉)

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4月にチェッコリのイベントにお招きしたグラフィックデザイナー、イ・ギジュンさんによる装丁。ハングルが見事にデザイン化されています。ニーチェやトルストイ、キム・フン、村上春樹ら文章の名手による104個の書き方指南が、書く苦しみを楽しみに変えてくれます。

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喜びや悲しみにそっと浸ってみる
시시하다』(詩が必要な時間)

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詩人で哲学者の著者が韓国日報に5年間連載していたコーナー「朝を開く詩」の中から選んだ92編を収録。「ぼんやりしていたら、詩まみれになっていた」という副題に興味を引かれます。詩に添えられた写真もすてきです。

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