映画のように生きた女優・崔銀姫と韓国の映画史、そして北朝鮮

いま、世界中の注目を集める北朝鮮とかかわりが深く、4月に亡くなった女優、崔銀姫さんとその代表作について、東アジア現代文化研究センター代表の畑山康幸さんにお話しいただきます。

 

<イベント内容>

『こころの故郷』や『ある女子大生の告白』、『同心草』など数々の映画に出演し、韓国映画界の大スターとして活躍した女優の崔銀姫さんが今年4月、ソウルで亡くなりました。92歳でした。彼女の死は韓国ではもちろん、日本の新聞各紙でも取り上げられましたが、1978年、夫で映画監督の申相玉さんと共に北朝鮮に拉致され、米国亡命を経て11年ぶりに帰国を果たすという、まるで映画さながらの数奇な運命を生きた女優としても知られています。朝鮮半島の分断が決定的となった1947年に映画デビューし、その後あまたの作品に出演した彼女の活動を通して、韓国の映画史と現代史をたどります。

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(写真:自叙伝『최은희의 고백(崔銀姫の告白)』の表紙)

<プロフィール>

畑山康幸(はたやまやすゆき):1949年秋田市土崎港に生まれる。1973年、大阪外国語大学〔現:大阪大学外国語学部〕朝鮮語学科卒業後、NHK報道局、国際放送局でNHK土曜リポート「進む金正日後継体制」(1982)、NHK特集「板門店を越えて~離散家族40年目の再会~」(1985)、ラジオアングル94「北朝鮮最新ヒット曲事情~音楽からみた金正日体制~」(1994)などアジア関係の番組を多数制作。
著書に『版画家・川瀬巴水-朝鮮への旅』(レインボー出版2017)、『“ユートピア”を表象する版画家たち~現北朝鮮版画事情~』(レインボー出版2016)、論文に「アジアの旅人エリザベス・キース―英国人浮世絵師誕生までの活動を追って」(『アジア遊学 民国期美術へのまなざし』2011)、「李香蘭と朝鮮(1)(2)」(『東方』2015.7、2015.8)など。

 

<イベント概要>

■日時:2018年6月22日(金)19:00~20:00
■参加費:1500円(ワンドリンク付き)
■定員:30名

⇒ お申込みはココをクリック!

 

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