【満席となりました】『タクシー運転手』から『1987』へ ― ドキュメンタリー番組制作の裏側を聞く

映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』の大ヒット中だった6月、あるドキュメンタリー番組が話題を呼びました。NHK BSプレミアムの番組「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」で放送された「その時、市民は軍と闘った~韓国の夜明け 光州事件~」です。
番組を見て、日本でこの番組が放送される意義とは? と考えていたところ番組ディレクターの田容承(ジョン・ヨンスン)さんと知り合いました。
そこでジョンさんに、1980年の光州にとどまらず、1987年の民主化抗争を描いた作品、映画『1987、ある闘いの真実』にもつながっていた番組構成の秘密など、番組作りへの思いを伺います。
聞き手はチェッコリの佐々木が務めます。

NHK BSプレミアムの番組「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」で放送された「その時、市民は軍と闘った~韓国の夜明け 光州事件~」をご覧になっていない方は、現在NHKオンデマンドで有料(税込216円)配信中ですので、ぜひご覧の上、参加してください。
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2018089837SA000/index.html?capid=nol_4_P3444

 

<イベント内容>

なぜ今、光州事件(現在、韓国では「5.18民主化抗争」と呼んでいるが、番組中の表示、表現を踏襲)を日本の番組で取り上げることとなったのか?
周囲の反応はどうだったのか? 韓国での取材相手をどう選んだのか? そこに何か圧力はなかったのか? など番組作りの裏側をお聞きしていきます。

 

<プロフィール>

180825

田 容承(じょん よんすん):ドキュメンタリー・ディレクター
韓国ソウル生まれ。1993年に日本に留学し、上智大学大学院でジャーナリズムを専攻。修士号取得後、テレビ番組制作会社に入社。2004年にフリーランスとなり、「NHKスペシャル」や「情熱大陸」など、ドキュメンタリー番組を多数制作。「韓国併合100年」を迎え、シリーズ企画の立ち上げから参加したNHK「ETV特集」『シリーズ 日本と朝鮮半島2000年』(全10回、2009年)は、第47回 ギャラクシー賞「特別賞」、日本放送協会「会長賞」を受賞。2011年の3・11を受け、放射能調査プロジェクトチームの一員として取り組んだNHKスペシャル『知られざる放射能汚染~海からの緊急報告~』(取材D、2012年1月)は、第53回科学技術映像際「内閣総理大臣賞」、第38回放送文化基金賞「テレビドキュメンタリー番組賞」にも選ばれた。
その他、日中国交正常化40周年を記念したNHKスペシャル『日中外交はこうして始まった』(2012年9月)からNHKスペシャル「シリーズ戦後70年 ニッポンの肖像 世界の中で」第1回『信頼回復への道』、第2回『冷戦 日本の選択』(2015年8月:放送批評懇談会 ギャラクシー賞2015年6月度「月間賞」、2016年4月日本放送協会「会長賞」)まで、日中韓の関係をグローバルな視点で捉える番組を担当。一方、日本でも大人気の韓国人バンドの成長を描いたドキュメンタリー映画『NEVER STOP ~ The Story of CNBLUE ~』(2014年1月東宝系列全国公開)の監督を務めるなど、アジアの歴史や文化に注目しながら幅広いジャンルに挑戦している。

 

 

<イベント概要>

■日時:2018年8月25日(土)19:00~20:00
■参加費:1500円(ワンドリンク付き)
■定員:30名

⇒ 満席となりました

カレンダーを表示