『クモンカゲ 韓国の小さなよろず屋』刊行記念! 著者のイ・ミギョンさんを迎えて

誰もが懐かしく素朴な幸せが蘇る――。韓国でベストセラーのエッセイ画集『동전 하나로도 행복했던 구멍가게의 날들(原題)』の邦訳版がクオンから3月下旬に刊行されます。
これを記念して、著者で画家のイ・ミギョンさんをお招きします。

IMG_8474

 

<イベント内容>

イ・ミギョンさんは20年以上にわたって、クモンカゲ(町や村の小さなよろず屋)を描いています。アクリルペンで繊細に描かれた彼女の絵はノスタルジーを呼び起こし、温かい気持ちにさせてくれると韓国で大人気。絵とエッセイを収録した『동전 하나로도 행복했던 구멍가게의 날들』はベストセラーとなり、英国BBCでも取り上げられたほどです。

かつて、人々の生活を支え、コミュニケーションの場としての役割も果たしていたクモンカゲは、次第にコンビニエンスストアに取って代わられ、その多くが姿を消してしまいました。そんなクモンカゲを描き続けるイ・ミギョンさんの思いや創作活動について、日本語版『クモンカゲ 韓国の小さなよろず屋』を訳した清水知佐子がお話をうかがいます。

 

 

<プロフィール>

imigyon

イ・ミギョン (右)

1970 年、忠清北道堤川生まれ。弘益大学美術学部西洋学科を卒業した後、主に人物画を描く油彩画家として活動を開始。約20 年前から、韓国全土を歩きながらクモンカゲを描き続けている。2017 年に刊行された『동전 하나로도 행복했던 구멍가게의 날들』オリジナル版は、老若男女の多くのファンを得て、3 万部のベストセラーに。また同年、英国BBC で取り上げられたことにより世界的にも注目を集め、フランス語と台湾語でも翻訳出版されている。2018 年には、大手紙「朝鮮日報」に「ペン画家イ・ミギョンのクモンカゲ午後3時」のタイトルでエッセイを連載。今後、クモンカゲをテーマにした絵本の刊行が予定されている。

 

清水知佐子(しみずちさこ)(左)

和歌山生まれ。大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)朝鮮語学科卒業。在学中に延世大学韓国語学堂に留学。読売新聞大阪本社に勤務した後、ライターとして活動。訳書に『完全版 土地』2、5、8 巻、イ・ギホ『原州通信』、共訳に『朝鮮の女性(1392–1945)―身体、言語、心性』(いずれもクオン)、『銭の戦争』(竹書房)がある。

 

 

<イベント概要>

■日時:2019年3月28日(木)19:00~20:30
■参加費:2000円(ワンドリンク付き)
■定員:30名

⇒ お申し込みはココをクリック!

カレンダーを表示