【満席となりました】アジア文学の誘い@チェッコリー第1回『歩道橋の魔術師』

これから毎月お届けする「アジア文学の誘い@チェッコリ」がスタートします。
とても素敵な企画を頂戴し、私たちもワクワクしています。韓国文学に限らず、アジア文学全体を活性化させるなら、神保町、そしてチェッコリはぴったりな場所だと選んでいただきました。
この企画をナビゲートしてくださるのは書評家の倉本さおりさんと長瀬海さんのお二人です。時にはゲストも交えて「アジア文学」を大いに味わい尽くします。

 

<イベント内容>

アジア文学の誘い@チェッコリは、日本を含めたアジアの小説を横断的に読むイベントです。
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第一弾は呉明益『歩道橋の魔術師』(2015年、天野健太郎訳、白水社)。本作は、1979年の台北が舞台となっています。そこには子供たちにマジックを見せる不思議な「魔術師」がいました。あれから現在——「ぼく」「わたし」は旧友と出会い、実在した大型商業施設「中華商場」で過ごした幼年期を思い出していきます。

本作はどこか日本の昭和と通じる部分もありますが、その差異もあります。
そこを手掛かりに本作に漂う台湾のノスタルジーとは何かをみなさんで考えます。

そして皆さんも気になる今後のラインナップをご紹介しておきます。ぜひお楽しみに!
4月:呉明益『歩道橋の魔術師』台湾
5月:チョン・セラン『フィフティ・ピープル』韓国
6月:閻連科『年月日』中国
7月:ラシャムジャ『雪を待つ』チベット
8月:チェ・ウニョン『ショウコの微笑』韓国
9月:ウティット・ヘーマムーン『プラータナー』タイ ←変更になりましたのでご注意ください。

 

<ナビゲーター>

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倉本さおり(くらもと・さおり)
ライター、書評家。毎日新聞文芸時評「私のおすすめ」、小説トリッパー「クロスレビュー」担当、週刊新潮誌上にて「ベストセラー街道をゆく!」連載中。ほかTBSラジオ「文化系トークラジオLife」にも出演中。共著に『世界の8大文学賞 受賞作から読み解く現代小説の今』(立東舎)。

 

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長瀬海(ながせ・かい)
千葉県出身。インタビュアー、ライター、書評家、桜美林大学非常勤講師。文芸誌、カルチャー誌にて書評、インタビュー記事を執筆。「週刊読書人」文芸時評担当(2019年)翻訳にマイケル・エメリック「日本文学の発見」(『日本文学の翻訳と流通』所収、勉誠社)共著に『世界の中のポスト3.11』(新曜社)がある。

 

<イベント概要>

■日時:2019年4月9日(火)19:00~20:30
■参加費:1500円(ワンドリンク付き)
■定員:30名

⇒ 満席となりました

 

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