【満席となりました】アジア文学の誘い@チェッコリー第2回『フィフティ・ピープル』

毎月お届けする「アジア文学の誘い@チェッコリ」の第2回は、今ホットな話題作も続々登場中の韓国文学です
この企画をナビゲートしてくださるのは書評家の倉本さおりさんと長瀬海さんのお二人です。時にはゲストも交えて「アジア文学」を大いに味わい尽くします。

 

<イベント内容>

アジア文学の誘い@チェッコリは、日本を含めたアジアの小説を横断的に読むイベントです。
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第2弾はチョン・セラン『フィフティ・ピープル』(2018年、斎藤真理子訳、亜紀書房)。

主人公は五十人以上。街を行き交う人々の声に耳を傾けたような連作短編小説。大学病院とその周辺を舞台に、ごく普通の人々が一章ずつ主役を務め、他の章に「ゲスト出演」もあったり。ガンによる余命宣告を機に、娘の結婚式を前倒しさせて全力投球で式に臨む母の物語をはじめ、生涯で訪れる予期せぬ出来事やその前後の道のりが、それぞれ数ページに凝縮されています。日本と違うようで似ている韓国の今の姿も垣間見えて面白い一冊。皆さんのお気に入りのエピソード、人物をぜひ教えてください!

また、ゲストに訳者の斎藤真理子さんが参加。斎藤さんのお気に入りの人物は一体ーー!?

そして皆さんも気になる今後のラインナップをご紹介しておきます。ぜひお楽しみに!
4月:呉明益『歩道橋の魔術師』台湾
5月:チョン・セラン『フィフティ・ピープル』韓国
6月:閻連科『年月日』中国
7月:ラシャムジャ『雪を待つ』チベット
8月:チェ・ウニョン『ショウコの微笑』韓国
9月:ウティット・ヘーマムーン『プラータナー』タイ ←変更になりましたのでご注意ください。

 

<ナビゲーター>

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倉本さおり(くらもと・さおり)
ライター、書評家。毎日新聞文芸時評「私のおすすめ」、小説トリッパー「クロスレビュー」担当、週刊新潮誌上にて「ベストセラー街道をゆく!」連載中。ほかTBSラジオ「文化系トークラジオLife」にも出演中。共著に『世界の8大文学賞 受賞作から読み解く現代小説の今』(立東舎)。

 

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長瀬海(ながせ・かい)
千葉県出身。インタビュアー、ライター、書評家、桜美林大学非常勤講師。文芸誌、カルチャー誌にて書評、インタビュー記事を執筆。「週刊読書人」文芸時評担当(2019年)翻訳にマイケル・エメリック「日本文学の発見」(『日本文学の翻訳と流通』所収、勉誠社)共著に『世界の中のポスト3.11』(新曜社)がある。

 

<イベント概要>

■日時:2019年5月8日(水)19:00~20:30
■参加費:1500円(ワンドリンク付き)
■定員:30名

⇒ 満席となりました

 

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