ギタリスト、パク・ジョンフンさんから聞くわびさび、そしてちょっとした演奏会

ある日、レナード・コーレンさんが書いた『 Wabi-Sabi: for Artists, Designers, Poets & Philosophers』という本を韓国語に翻訳したというパクさんからのメールが届きました。ちょうど日本に来日されるというので、登壇いただくことに。そして多彩な彼はギタリストでもあるとおっしゃるので、演奏もお願いしました。どんな世界が広がるのか楽しみです。

wabisabi

<イベント内容>

ご自身で曲を書いたりクラシックを編曲して演奏するギターリストパク・ジョンフンさんは大の日本好き。かなりに時間を京都に来て過ごしている。
今回アルバム発売と当時に日本の侘び寂びについて書いたレナード・コーレンさんの『와비사비(わび・さび)』を韓国語に翻訳して刊行したばかり。

クラシックギターの演奏を交えながら音楽の話、本の話、侘び寂び(わびさび)のことまで語っていただきます。パクさんにとってのわびさびは、お寺やお茶会に出かけることより今いる場所こそわびさびの場だとか。自分の今の場所を静けさ漂う場に変える、そういう瞬間を持続させる方法などパクさんが自分の経験を交えながら教えてくれます。

●レナード・コーレン Leonard Koren

アメリカの編集者、ライター。1970年代、アヴァンギャルドな雑誌「Wet」をロサンセルスで編集。後に「How to Take a Japanese Bath(日本の風呂の入り方)」や「Wabi-Sabi: for Artists, Designers, Poets & Philosophers(アーティスト、デザイナー、詩人、哲学者のための侘び寂び)」といった日本とアメリカをテーマにした本を著した。

 

<プロフィール>

pak

박정훈(パク・ジョンフン) 
1976年、議政府生まれ。最初の記憶がラジオの前で音楽を聞いていたというほど、幼い頃から音に敏感だった。しかし大学では文学と哲学を専攻する。 卒業後、写真に大きく魅了され独学で写真を覚え、写真大学院に進学。写真を撮りながら創作への欲求が高まり、さらにその関心は音楽にまで広がった。そして2017年ギターのソロ演奏ゴクジプ<Deep Sunset>を発表する。
現在では、慶州と京都で写真撮影を行いながら、プラグマティズム美学及び韓国と日本の精神文化と伝統芸術に関する講義を受講しながら、翻訳活動も行う。
そして2019年2月、レナード・コーエンの『Wabi-Sabi』を韓国語に翻訳、出版した。 同じ時期にバッハの作品を再解釈した<Providence-The Bach Album I>を発表。オリジナル創作曲とバッハの作品などを交互に披露することを計画中。

 

<イベント概要>

■日時:2019年5月10日(金)19:00~20:30 ※通訳付き
■参加費:2000円(ワンドリンク付き)
■定員:30名

⇒ お申し込みはココをクリック!

 

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