2019年GW特別企画「CHKECCORIシネマウィーク」

今年もやります!

2019年「CHKECCORIシネマウィーク」です。

今年は「韓国映画100年」の記念すべき年となり、出版社クオンでは『韓国映画100選―「青春の十字路」から「嘆きのピエタ」まで』の翻訳出版を予定しています。
そこで今回は、書籍で紹介されている中から、日本でDVD化されていない2000年以前の作品で、時代を映し出している名作5作品を上映します。

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キーワードは、女性の生き方、朝鮮戦争、労働運動など。

その時代に作られた映画は、過去を舞台に再現する映画では表現することが難しい、リアルな迫力と驚きを秘めています。ゴールデンウイークに、映画を観ながらいにしえの韓国にタイムトラベルしてみませんか?

 

 

<上映作品>

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■4月30日(火・祝) 「迷夢(미몽)」(1936年)

現存する最古の韓国映画(発声映画)。日本の植民地時代の京城を舞台に、街を堂々と闊歩する「新女性」の生きざまを描く。
恋に奔放でダンサーの追っかけもするエスンの行く末に、当時を生きた人々の欲望や道徳観をストレートに垣間見ることができる。

 

 

■5月1日(水祝)「下女(하녀)」(1960年)

1960年代、朝鮮戦争の傷も癒えつつある韓国に急速に浮上した中産層。その象徴である戸建てに住む、ピアノ教師の男性と下女のホラーチックなラブスリラー。
2010年に「ハウスメイド」としてリメイクされた名作。名優アン・ソンギが子役で出演。

(韓国映画100選1位)

 

 

■5月2日(木・祝)「誤発弾(오발탄)」(1961年)

李範宣の同名小説を映画化。
酒浸りになった帰還兵の弟、米兵相手の娼婦をする妹。
ソウルの貧民街「解放村」に住む主人公の家族を通じて、朝鮮戦争後の韓国社会の不条理な現実を描く。
(韓国映画100選1位)

 

 

■5月3日(金・祝)「風吹く良き日(바람불어 좋은날)」(1980年)

1980年代、社会批判を込めたコリアン・ニューウェーブの旗手、イ・ジャンホ監督作品。
開発が進むソウルの片隅で貧しく暮らす地方出身の若者3人の群像劇。
光州民主化運動で知られる1980年の韓国の、また別の雰囲気を知ることができる。
(韓国映画100選7位)

 

 

■5月4日(土・祝)「ストライキ前夜(파업전야)」(1990年)

粗悪な労働環境に対し、組合を作って立ち上がる労働者を描く。
国家の検閲の中で“等身大の民衆の姿”を映しだそうとした本作は、当時上映を阻止する政府と衝突しながら大学や工業団地などで巡回上映され、“伝説の独立映画”と称される。
30年近くを経て今年のメーデーに韓国で正式に劇場公開されることになり、話題を呼んでいる。

 

 

<イベント概要>

■日時:4月30日(火・祝)~5月4日(土・祝) 各日11:15受付開始、11:30上映開始~終了まで
■参加費:1000円(ワンドリンク付き、資料代として)
■定員:各20名

 

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