韓国映画語り-歴史の傷を映画が癒す-

以前からぜひご登壇をと思っていたところ、チェッコリのお客様からもぜひお話を伺いたい!とリクエストをいただき、やっと実現することができました。
とてもわかりやすく「韓国映画」とその社会背景などをお話くださる崔 盛旭先生から、韓国映画の神髄とまた日本映画との違いなどもお話いただきます。

 

<イベント内容>

近年、韓国では『暗殺』『密偵』『タクシー運転手 約束は海を越えて 』『1987 ある闘いの真実』『金子文子と朴烈』など、歴史を題材にした映画が相次いで製作され、興行的にも大成功を収めています。その背景には、植民地〜朝鮮戦争〜軍事独裁と激動の近現代を歩んできた韓国の「歴史」そのものがあります。常に多くの犠牲を伴う傷だらけの歴史、それを隠蔽してきた権力者たち、その傷跡と真実を国民自身が見つめ直そうとしているのではないでしょうか。この講演では韓国の映画と歴史をめぐる近年の傾向を、日本の場合とも比較しながらお話しします。

 

<プロフィール>

chesonuku
崔 盛旭(チェ・ソンウク)
1969年韓国生まれ。漢陽大学卒業後、明治学院大学大学院で芸術学博士号取得(映画学)。現在、明治学院大学、東京工業大学にて非常勤講師、早稲田大学演劇博物館招聘研究員。著書に『今井正 戦時と戦後のあいだ』(クレイン)、共著に『韓国映画で学ぶ韓国社会と歴史』(キネマ旬報)など。論文に「植民地の『現実』との遭遇、『愛と誓ひ』の場合」(早稲田大学演劇博物館紀要)、「韓国映画 監禁と幽閉への記憶と克服―『送還日記』を中心に」(『國文学』)など。日本映画を中心に、日韓の映画交流、マイノリティの表象に関心を持って取り組んでいる。

 

<イベント概要>

■日時:2019年6月26日(水)19:00~20:30(質疑応答含む)
■参加費:1500円(ワンドリンク付き)
■定員:30名

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