大邱を学ぶ:第1回「文学を語る大邱と大邱の日本人」

2019年のチェッコリ「文学で旅する韓国」は大邱に向かいます。そこで、3回にわけて大邱に関連することを学ぶ会を実施します。
その第1回は、大邱の文学者たち、大邱で活躍していた日本人の痕跡について学びます。
講師は大邱大学で韓国語文学学科で教鞭をとるヤン・ジノ先生です。

 

<イベント内容>

taegu_yagyon
1. 近代都市・大邱の誕生と北城路
慶尚北道に位置する大邱の成り立ちと、その中心となった北城路(プクソンロ)を知る
2. 北城路に避難してきた作家たち
1950年朝鮮戦争が繰り広げられ、ソウルから多くの文人たちが大邱に避難してきた。彼が集まってきた北城路で、どんな交流が生まれていたのか?
3. 近代大邱を記録した日本人
近代大邱について、歴史、地理、経済、文化など記録したある日本人がいた。しかも日本語でだ。その意義や近代大邱を知る手掛かりとは?
4. 朝鮮を愛した日本人作家
日本支配下の朝鮮慶尚南道の晋州に生まれ、中学時代を大邱で過ごした作家、小林勝(こばやしまさる)は、植民地•朝鮮に対する罪の意識が高かったという。彼の作品から見る彼の思いとは。

 

<プロフィール>

yanjiho
ヤン・ジノ(梁鎮午)
韓国の西江(ソガン)大学で韓国近代文学を学び、博士号を取得。現在、大邱大学校の韓国語文学科で学生たちに韓国現代文学を教えている。
学生たちと一緒に「香村(ヒャンチョン)」という韓国語、中国語、日本語でストーリーテーリングマップブックを作成する。これは香村洞という大邱を代表する旧都心を紹介するものである。近代大邱、近代日本、そして中国にもそれぞれ韓国人、中国人、日本人の記憶が残り、それぞれへの思いがさまざまに交錯している。その記憶には痛ましく、悲しい記憶も多い。それを超えた人と人のヒューマニズム的な物語をまとめたものが「香村(ヒャンチョン)」である。
IMG_3725 IMG_3726

 

<イベント概要>

■日時:2019年8月17日(土)18:00~19:30 ※通訳付き
■参加費:2000円(ワンドリンク付き)
■定員:30名

⇒ お申し込みはココをクリック!

カレンダーを表示