アジア文学の誘い@チェッコリー第6回『プラータナー』

毎月お届けする「アジア文学の誘い@チェッコリ」の第6回は、タイ文学から『プラータナー』です。
この企画をナビゲートしてくださるのは書評家の倉本さおりさんと長瀬海さんのお二人です。時にはゲストも交えて「アジア文学」を大いに味わい尽くします。

 

<イベント内容>

アジア文学の誘い@チェッコリは、日本を含めたアジアの小説を横断的に読むイベントです。
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第6弾は ウティット・ ヘーマムーン著『プラータナー(2019年、 福冨 渉訳、河出書房新社)。

日本人が「微笑みの国」として知るタイの微笑の奥には、たくさんの感情が潜んでいる……。
『プラータナー』は、1992年から2016年へと至るタイの現代史と、そこで生きる一人の芸術家を描く物語。国家、政治対立、芸術、性愛、セックス、ポップカルチャー、 そして繰り返し起こる軍事クーデター。
それらが複雑に渦巻くなかで、彼は人生の幸福と孤独に心と身体を囚われ、 引き裂かれながら、それでもなお生きることを望み、そして欲望する。これは、決してタイだけの物語ではない。今を生きる、私たちとあなたたちの物語。
現代社会が抱える煩悶を鋭い批評的眼差しで描き切った本作を読み、一緒に未来予想図を作りましょう。

また、本作の翻訳者で気鋭のタイ文学研究者の福冨渉さんがご登壇!タイ文学事情についてもお聞きします!

 

「アジア文学の誘い」は10月以降も開催の予定です。詳細が決まりましたら、ご案内します。

 

<ナビゲーター>

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倉本さおり(くらもと・さおり)
ライター、書評家。毎日新聞文芸時評「私のおすすめ」、小説トリッパー「クロスレビュー」担当、週刊新潮誌上にて「ベストセラー街道をゆく!」連載中。ほかTBSラジオ「文化系トークラジオLife」にも出演中。共著に『世界の8大文学賞 受賞作から読み解く現代小説の今』(立東舎)。

 

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長瀬海(ながせ・かい)
千葉県出身。インタビュアー、ライター、書評家、桜美林大学非常勤講師。文芸誌、カルチャー誌にて書評、インタビュー記事を執筆。「週刊読書人」文芸時評担当(2019年)翻訳にマイケル・エメリック「日本文学の発見」(『日本文学の翻訳と流通』所収、勉誠社)共著に『世界の中のポスト3.11』(新曜社)がある。

 

<イベント概要>

■日時:2019年9月18日(水)19:00~20:30
■参加費:1500円(ワンドリンク付き)
■定員:30名

⇒ お申し込みはココをクリック!

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