【満席になりました】キム・ロイ先生と一緒に韓国の茶礼を体験してみよう!
茶礼って何? と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
一般的に韓国では伝統茶文化を茶道とは呼ばず、儒学的な名称である「茶礼」と呼んでいるのだそうです。
今回ご縁があって、學我齋(ハガジェ)美術館で茶礼教室で指導されているキム・ロイ先生と師範の皆さんにお出でいただきます。
ぜひ一緒に韓国の茶礼を体験してみましょう。
<イベント内容>
お茶の文化は中国の宋の時代から日本と朝鮮半島の高麗王朝に伝わり、東洋三国の共通の文化共通項として長い間共有されてきました。
特に日本では12世紀に伝えられた茶道文化が原型をよく留めたまま時代が下り、16世紀の熾烈な戦国時代に入り、禅仏教の影響を深く受けた独自の美意識としての抹茶道文化を新しく花咲かせ、今日の日本を代表する伝統文化の中心として息づいてきています。
朝鮮半島では10世紀に伝来した茶文化が仏教国家であった高麗王室の愛護の下に多くの国家儀礼で執り行われ、高麗青磁の発展と共に華やかに花咲かせましたが、15世紀になり、儒教国家である朝鮮王朝が建国されると仏教色の強かった茶道文化は衰退の一途を辿りました。
このように朝鮮半島では姿を隠した茶文化はその後18世紀の文芸復興の時期に中国の清国から煎茶文化が伝わったことをきっかけに再び復活して今日に伝わっています。
そのため現在まで続いている韓国伝統の茶文化は仏教的儀礼性の強かった高麗時代の団茶、抹茶道文化とは異なる姿をしており、朝鮮後期の儒学者たちの社交と文芸活動のための嗜好飲料としての機能へと変貌していきました。
それで一般的に韓国では伝統茶文化を茶道とは呼ばず、儒学的な名称である「茶礼」と呼んでいます。
今回は、日本とは違った儒教的茶礼文化を披露し、韓国の伝統茶文化についての講演を行います。韓国式の煎茶と抹茶、韓国のお菓子を召し上がりながら、韓国茶文化の暖かさを心で感じていただきます。
【學我齋美術館(Hagajae Museum)】
유학을 연구하는 젊은 학자들이 모여 2013년에 설립한 비영리 사립미술관입니다.
서울을 대표하는 문화유산인 창덕궁 맞은편에 위치하고 있으며 유교미학과 전통의 다례 문화를 현대적으로 되살리는 전시를 주로 개최하고 있습니다.
정부등록 미술관 중 한국에서 가장 작은 미술관이지만 예술과 다례를 통한 유학적 자기수양 프로그램을 연구하고 보급하는 활동에 앞장 서고 있습니다.
儒学を研究する若い学者たちが集まって2013年に設立した非営利私立美術館です。ソウルを代表する世界遺産である昌徳宮(チャンドックン)の向かい側に位置しており、儒教美学と伝統の茶礼文化を現代に再び生かせるような展示をメインで開催しています。
政府登録美術館の中では韓国で一番小さな美術館ですが、芸術と茶礼を通した儒学的自己修行プログラムを研究し、普及する活動を積極的に行っています。
<プロフィール>
キム・ロイ:ハガジェ美術館の設立者の一人で、ソウル大学医学部を卒業後、慶熙(キョンヒ)大学で東西洋の医哲学を比較する研究で博士号を取得。昼間はハガジェ医院の医者として診療をし、夜には儒学を通して心身を健康で美しく磨く修養医学を研究し、教育している。医学部在籍の頃から茶礼修行に入門し、長年に渡って茶道教室を運営してきた茶人でもある。
<イベント概要>
■日時:5月9日(火)19:00~20:30
■体験費:2500円(韓国茶、韓国菓子付き)
■定員:16名
⇒ 満席となりました