申明浩先生のチェッコリ絵本講座―第4回 昔話と絵本「表現と時代について①」
新講座「申明浩先生のチェッコリ絵本講座」の第4回を開催します。
全5回(終了は11月の予定)シリーズですが、単発での参加ももちろん可能です。
募集は随時開始します。
◎6月17日(土)/第1回 大人の絵本の読み方は?
◎7月15日(土)/第2回 センダックの絵本、3部作を読んでみよう
◎9月9日(土)/第3回 絵本に描かれる「生きる」と「死」について
◎10月14日(土)/第4回 昔話と絵本「表現と時代について①」
◎11月18日(土)/第5回 昔話と絵本「表現と時代について②」
<第4回 イベント内容>
昔話と絵本「表現と時代について①」~シンデレラ物語の300年を読もう
昔話は、長い間、人を介して磨かれた物語である事から、絵本や子どもとの関わりに於いて欠かせないジャンルとなっています。昔話は[おとぎ話、童謡等]、どの時代、どの文化でも親しまれ、固有文化の伝授や異国の文化への想像力がファンタジー世界を楽しませてくれるものです。
多くの昔話の中で、世界のどの国でも見られ、たくさんの子どもの絵本になっている、物語を選び、その特徴と面白さと表現における変化等について考えます。
その題材として、『シンデレラ』と『赤ずきん』を選びました。今回は、シンデレラをじっくり、そしてたっぷり広げてみましょう!
1.『シンデレラ』の物語の起源と発達について
2.口伝文学が絵本になる過程
3.シャルル・ペローとグリム兄弟の物語を比較する
4.印刷されるシンデレラ物語の変移と特徴
5.最近のシンデレラ絵本の変化と表現の面白さ。
6.昔話は今後どうなるのか?
<プロフィール>
申明浩(シン・ミョンホウ):1986年来日。武蔵野美術大学大学院で視覚伝達デザイン専攻、修士、東京大学大学院総合文化研究科表象文化論専攻博士単位修得退学、現在武蔵野美術大学、相模女子大学非常勤)著書に『그림책의 세계』1992年啓蒙社出版、2009年改正版キムヨンジュニア社、訳書に『그림책은 작은 미술관』2006、キムヨンジュニア社(『絵本は小さな美術館』中川素子著)。共訳書『コミック 韓国』 2001、朝日出版社。『コリア驚いた!韓国からみた日本』 2002、 朝日出版社。その他多数の論文や執筆あり。
韓国最初の絵本歴史展(1992年、大韓民国国立中央図書館)、韓国最初の国際絵本原画展ボロニャー展(2007、2008,2009年)を企画、開催する。弘益大学大学院講師の他、絵本講座を行う。
<イベント概要>
■日時:10月14日(土)12:00~13:30
■参加費:1500円(ワンドリンク付き)
■定員:30名