【チェッコリ一周年記念】キム・ヨンスさん×きむふなさん『ワンダーボーイ』の魅力を語る
クオン「新しい韓国の文学シリーズ」の最新刊、『ワンダーボーイ』の著者、キム・ヨンスさんがチェッコリの一周年を祝い、また新刊PRのため来日します。
そこで『ワンダーボーイ』の魅力を、同作を翻訳したきむ ふなさんと一緒に語っていただきます。
1980年代、軍事独裁政権下の韓国。超能力を得た少年の目に映ったものは―
どんな思いがこもった作品なのか、これからの執筆活動についても伺います。
もちろん『ワンダーボーイ』の販売&サイン会も実施します。
※すでに購入済の方もぜひご持参くださいね
<プロフィール>
著者:キム・ヨンス(金衍洙)
1970 年、慶尚北道生まれ。成均館大学英文科卒。93 年、「文学世界」で詩人としてデビュー。翌年に長編小説「仮面を指して歩く」を発表し、高く評価されて小説家に転じる。『グッバイ、李箱』で東西文学賞(2001 年)、『僕がまだ子どもの頃』で東仁文学賞(2003 年)、『私は幽霊作家です』で大山文学賞(2005 年)、短編小説「月に行ったコメディアン」で黄順元文学賞(2007 年)を受賞し、新時代の作家として注目されてきた。2009 年「散歩する人々の五つの楽しみ」で韓国で最も権威ある李箱文学賞を受賞。韓国文学を牽引すると同時に、若者を中心に熱烈な支持を得る人気作家である。小説のほかエッセイ『青春の文章』『旅行する権利』『私たちが一緒に過ごした瞬間』、作家・キム・ジュンヒョクとの共著『いつかそのうちハッピーエンド』なども多くの読者に愛されている。
翻訳者 : きむ ふな
韓国生まれ。韓国の誠信女子大学、同大学院を卒業し、専修大学日本文学科で博士号を取得。翻訳書に、ハン・ガン『菜食主義者』、キム・エラン『どきどき僕の人生』、津島佑子・申京淑の往復書簡『山のある家、井戸のある家』、孔枝泳『愛のあとにくるもの』、『いまは静かな時—韓国現代文学選集』(共訳)など、著書に『在日朝鮮人女性文学論』がある。韓国語訳書の津島佑子『笑いオオカミ』にて板雨翻訳賞を受賞。
<イベント概要>
■日時:7月5日(火)19:00~20:00
■参加費:2000円
■定員:30名