申鉉準(シン・ヒョンジュン)の韓国ポップ講座―1960s、1970s編
もうすっかり日本の音楽シーンの中にも溶け込んでしまった「K-POP」。
なぜここまで日本人まで、いや世界までも魅了する音楽となったのか?
その原点ともいうべき、1960年代、1970年代の韓国音楽シーンについてお話を伺います。
<イベント内容>
韓国のポピュラー音楽評論家・申鉉準(シン・ヒョンジュン)さんが、今年1月に出された著書『韓国ポップのアルケオロジー-1960、1970年代』(平田由紀江訳、月曜社)の内容をふまえ、1960年代〜1970年代における韓国のミュージック・シーンを熱く語ります。
申重鉉、サヌリムをはじめとした韓国のミュージシャンたちとのインタビューを続けてきた著者ならではの貴重なお話が聞けること間違いなし!
コメンテーターには毛利嘉孝さん(東京藝術大学)、司会に平田由紀江さん(日本女子大学)。
トーク終了後に約30分のDJパーティーを企画しています。こちらもお見逃しなく!
<登壇者プロフィール>
申鉉準(しん・ひょんじゅん):1962 年ソウル生まれ。韓国ポピュラー音楽評論家、韓国聖公会大学校副教授。2000 年代半ばに国際交流活動に尽力し、国際ジャーナルである「Inter-Asia Cultural Studies」誌の編集委員、「Popular Music」誌の国際顧問委員を歴任、この二つのジャーナルで、アジアの大衆音楽の特集号の編集者としての役割も果たしてきた。現在、韓国の1980-90 年代大衆文化の地理歴史学(geohistory)についての本を執筆中。
毛利嘉孝(もうりよしたか):1963年長崎県生まれ。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授。音楽や美術などの現代文化、さらにはメディア・社会運動を中心として、社会科学と人文科学を横断する幅広い分野において、研究・批評・実践活動を行っている。主な著書に『ポピュラー音楽と資本主義』(せりか書房、2007年)、『ストリートの思想―転換期としての1990年代』(NHKブックス,2009年)、編著書に『日式韓流-『冬のソナタ』と日韓大衆文化の現在』(せりか書房、2004年)などがある。
平田由紀江(ひらたゆきえ):1973年北海道生まれ。日本女子大学人間社会学部現代社会学科准教授。専門は社会学・文化研究。人やモノの移動によって起こる様々な現象に関心を持って研究を続けている。著書に『韓国を消費する日本-韓流、女性、ドラマ』(韓国語、チェクセサン、2005年)、最近の著作に共編著『韓国家族-グローバル化と「伝統文化」のせめぎあいの中で』(亜紀書房、2014年)、訳書『韓国ポップのアルケオロジー』(月曜社、2016年)などがある。
<イベント概要>
■日時:9月13日(火)19:00~20:30
■参加費:1,500円(ワンドリンク付き)
■定員:30名