知っておこう!「ヘイトスピーチ解消法の活用法と今後の課題」
2016年6月「ヘイトスピーチ解消法」が施行されました。
ですが、本当の意味で、誰も傷つけられず、安心して暮らせる社会をつくるための道のりはまだまだ始まったばかりと言えるでしょう。
そこで今回は『Q&A ヘイトスピーチ解消法』を監修をされた弁護士の師岡康子さんにお出でいただき「ヘイトスピーチ解消法」がもたらしたもの、そして今後についてお話を伺います。
<イベント内容>
ヘイトスピーチ解消法は禁止規定、具体策などがない理念法ですが、日本ではじめての反人種差別法であり、人種差別撤廃条約、附帯決議などとセットにすれば対行政、職場、学校、裁判などで活用できます。市民が活用することにより、差別撤廃のための実効性ある道具となりえます。その一方、解消法のみでは限界があるのも事実で、包括的な人種差別撤廃政策と法整備が必要です。解消法を足がかりにしての次の課題についてもお話しします。
<講師プロフィール>
師岡康子:弁護士、東京弁護士会外国人の権利に関する委員会委員、大阪経済法科 大学アジア太平洋研究センター客員研究員、国際人権法学会所属。外国人人権法連絡会運営委員。
著書(共著も含む)に『ヘイト・スピーチとは何か』(岩波新書、2013年)、『なぜ、いまヘイト・スピーチなのか』(三一書房、2013年)、『今、問われる日本の人種差別撤廃』(解放出版社、2014年)
<イベント概要>
■日時:2017年1月24日(火)19:00~20:00
■参加費:1500円(ワンドリンク付き)
■定員:30名