1本の電話から始まったLeeさんとの出会い
今、東京でもHOTな店が続々と登場する街、西荻窪に直営店を構えるファッションブランド「STORE」をご存知ですか?
そのブランドオーナーでもある國時誠さんと韓国とをつないだのは1本の電話からだそうです。
チェッコリでは珍しいファッションに関するお話を一緒に楽しみましょう。
<イベント内容>
ある日突然、韓国でバックの縫製をしているLeeさんから「御社の商品をつくりたい」と電話がありました。
私のデザインする製品は手間がかかり普通の職人はやりたがらないので、「作ってほしい」と職人にお願いすることはあっても「作りたい」と言われたことは初めてでした。常々物作りに大切なのはコミュニーケーションと考えてきたので、Leeさんからの1本の電話は嬉しかったのですがよく考えてみると言葉の通じない海外での物作りは不安であり韓国製という一般的なイメージも上手に消化することが出来ず、すぐに良いお返事が出来ずにいました。
同時に私が今抱えている問題、職人の高齢化による生産現場の減少があり、(昨年は病に倒れる職人さんが実に多かった、、)Leeさんの「作りたい」と言ってくれた一言は希望でもありました。そんな始まりで韓国での生産がスタートしたばかり、これからどのようになっていくかまさに模索中といった状況ですが、今回がMade in JapanとMade in Koreaについて考える良い機会になればと思っています。
<プロフィール>
國時 誠:群馬県高崎市出身。1975年生まれ。武蔵野美術大学卒。全てが一点もの「ボーダーシリーズ」が特徴的なファッションブランド「STORE」主宰。直営店が東京都杉並区西荻窪にある。代表的なアイテムは、100色以上のコットン生地から1着ずつ色を組み合わせ配色した「ボーダーシリーズ」。シンプルでありながら1点ものであることが特徴となっている。直営店の他、各地の美術館などで開催するポップアップショップにて販売を行う。その他、舞台衣裳のデザインも行っており、ハナレグミのツアー衣裳(2016)や東京国体(2013)の開会式パフォーマンス衣装を担当、出演した森山開次氏をはじめ約2000名の衣装デザインと監修を行った。武蔵野美術大学非常勤講師。
<イベント概要>
■日時:4月11日(火)19:00~20:00
■参加費:1500円(ワンドリンク付き)
■定員:30名