「韓国の古本屋」ですごいことが起きている!
賑わいをみせる韓国の独立書店。その中で、入手困難な絶版本を販売するという古本屋の店主、ユン・ソングンさんが東京にいらっしゃると伺い、トークイベントを開催することになりました。今の韓国の書店、古本屋情報をじっくりお話いただきます。
<イベント内容>
「本の探偵」「書店デザイナー」という2つのあだ名を持つ作家のユン・ソングンさんは、入手困難な絶版本を見つけ出して、新たな意味を作りだす古本屋の店主でもあります。
古本屋は本と人、本と本、人と人が出会う、世界でもっとも素敵なお店です。一時期、人気の低迷により減る一方だった韓国の書店が、最近再び盛り返してきています。そんな雰囲気の中で最近、店主の個性を打ち出した小さな書店が多く誕生しました。「ソウル市書店学校」を運営するなどの幅広い活動で、地元の小さな書店作りに力を注いできたユンさんとともに、韓国における最近の読書の傾向や古本屋について、そして大都市を中心に相次いでオープンしている「独立書店」の最新事情を探ってみましょう。
<プロフィール>
ユン・ソングン:大学でコンピューターを専攻。IT企業に10年勤めるも、本が好きすぎて退職。2007年に「不思議の国の古本屋」を作る。現在は「深夜書店」「古本がわたしに話しかけてきた」「探書の楽しみ」などを執筆しながら古本屋を運営している。2011年には、ソウル市長の執務室を古本屋のようにデザインする仕事が話題になった。
○「不思議の国の古本屋」とは?
ユン・ソングンさんが運営する「不思議の国の古本屋」は、彼が好きなルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』から名前を拝借している。2007年から営業を開始し、今年で10年目を迎えた。韓国で初の編集shop形態の古本屋として、その後に続く多くの書店のロールモデルとなった。「地方には書店が必須だ」という運営哲学を守り抜いている。
著書:『헌책이 내게 말을 걸어왔다』
誰かが古本の中に残した手書きのメモをめぐる物語。古本屋を運営する作家のユン・ソングンが、ミステリーのようなメモの謎を「本の探偵」になって解いていく。すると、その中にはものすごい秘密が存在していた!ソウル図書館長が推薦文を書いた本書は、今も多くの読者に愛されている。
<イベント概要>
■日時:5月27日(土)12:00~13:30
■参加費:1500円(ワンドリンク付き)
■定員:30名