【チェッコリ2周年記念】平野啓一郎さんの「韓国の作家、読者達との交流」
チェッコリ2周年記念ウィーク特別イベントの初日に登場いただくのは、作家の平野啓一郎さんです。
その著書のほとんどが韓国で発売され、先日最新作『マチネの終わりに』も発売され、その発売記念イベントがソウルで開催されていました。
またクオン刊行『世界の果て、彼女』の著者キム・ヨンスとの交流もあり、クオンでもたびたびお世話になっておりますが、今回初めてチェッコリのお越しいただくことになりました。チェッコリの空間に平野さんをお呼びできるのは、本当に幸せです。
みなさん、どうぞお楽しみに!
<イベント内容>
デビュー作『日蝕』が、日本での刊行後、ほどなく韓国語に翻訳されてから、韓国ではこれまでに書いた小説のほぼすべてが翻訳されています。ソウルに行くことも多く、読者との交流も続いています。一方で、東アジア文学フォーラムなどを通じて、韓国の作家との親睦も深め、お互いの作品を読んで、多くの会話を交わしてきました。個人的な関係の歴史についてお話しします。
<プロフィール>
平野啓一郎:1975年愛知県蒲郡市生。北九州市出身。京都大学法学部卒。1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。以後、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。2004年には、文化庁の「文化交流使」として一年間、パリに滞在。2008年からは、三島由紀夫文学賞選考委員、東川写真賞審査員を務める。美術、音楽にも造詣が深く、幅広いジャンルで批評を執筆。2009年以降、日本経済新聞の「アートレビュー」欄を担当している。2014年、フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。著書は小説、『葬送』『滴り落ちる時計たちの波紋』『決壊』(芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)『ドーン』(ドゥマゴ文学賞受賞)『かたちだけの愛』『空白を満たしなさい』、『透明な迷宮』、エッセイ・対談集に『私とは何か 「個人」から「分人」へ』『「生命力」の行方~変わりゆく世界と分人主義』等がある。最新長編小説『マチネの終わりに』を2016年4月に刊行。
<イベント概要>
■日時:7月4日(火)19:00~20:00
■参加費:2000円(ワンドリンク付き)
■定員:30名