申明浩先生のチェッコリ絵本講座―第3回 絵本に描かれる「生」と「死」
新講座「申明浩先生のチェッコリ絵本講座」の第3回を開催します。
全5回(終了は11月の予定)シリーズですが、単発での参加ももちろん可能です。
募集は随時開始します。
◎6月17日(土)/第1回 大人の絵本の読み方は?
◎7月15日(土)/第2回 センダックの絵本、3部作を読んでみよう
◎9月9日(土)/第3回 絵本に描かれる「生きる」と「死」について
◎10月14日(土)/第4回 昔話と絵本「表現と時代について①」
◎11月18日(土)/第5回 昔話と絵本「表現と時代について②」
<第3回 イベント内容>
絵本に描かれる「生」と「死」
最近の絵本に描かれるテーマの中で、「生きる」だけではなく、「死」を扱っていることが増えていると思われます。それは、核家族化による社会変化が求める必要性であり、死を通して生きる力を、個人と社会の密接な関係を語られるからだと考えることができます。
そこで今回の講座では、絵本を手に取ってみることで「生」は死の意味の裏返しで、根底には文化や社会の価値観によって語られることを読み解きます。そして、死の描き方で見える生きる力、意味や社会観、そして「私」を考える、そのきっかけとして提供しようと思います。
<プロフィール>
申明浩(シン・ミョンホウ):1986年来日。武蔵野美術大学大学院で視覚伝達デザイン専攻、修士、東京大学大学院総合文化研究科表象文化論専攻博士単位修得退学、現在武蔵野美術大学、相模女子大学非常勤)著書に『그림책의 세계』1992年啓蒙社出版、2009年改正版キムヨンジュニア社、訳書に『그림책은 작은 미술관』2006、キムヨンジュニア社(『絵本は小さな美術館』中川素子著)。共訳書『コミック 韓国』 2001、朝日出版社。『コリア驚いた!韓国からみた日本』 2002、 朝日出版社。その他多数の論文や執筆あり。
韓国最初の絵本歴史展(1992年、大韓民国国立中央図書館)、韓国最初の国際絵本原画展ボロニャー展(2007、2008,2009年)を企画、開催する。弘益大学大学院講師の他、絵本講座を行う。
<イベント概要>
■日時:9月9日(土)12:00~13:30
■参加費:1500円(ワンドリンク付き)
■定員:30名