「心の疲れに効く本」特集

2018年にお届けした特集ですが、今のこの時期にぴったりの本もいっぱいです。
自宅での時間を豊かにできる一冊はいかがですか?

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もうすぐ6月。季節の変わり目ということもあり、特に4月から新生活を始めた人の中には、ちょっと疲れがたまってきたかなという人も多いのでは?
そこで、今回は、くすっと笑ったり、思い切り泣いたり、直球で慰められたり、と読むことで心が軽くなる本、元気になれる本を集めてみました。

 

◇60刷以上を重ねるベストセラー
『나는 나로 살기로 했다』(私は私で生きることにした)
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今年5月の朝日新聞の特別紙面「GLOBE」で、翻訳家で出版人の戸田郁子さんも紹介している人気エッセイ。「まじめだけれど深刻すぎない」「明るいけれど軽くはない」性格だというイラストレーターの著者が、肩の力を抜いて自分らしく生きるコツを教えてくれます。韓国の今を知るのにもぴったりです。

※現在、表紙は日韓合わせて100万部突破の記念バージョンに代わっています

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◇職場のストレスを笑い飛ばせ!
『사장 부장 다 나가, 혼자 있고 싶으니까』(社長も部長もみんな出て行け。一人になりたいんだ)
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まさにタイトルそのもの。1986年生まれのSNS詩人、イ・ファンチョンが、職場のストレスに悩む同世代の人々に贈る103編の詩が掲載されています。自虐的な文章が切なくも笑いと共感を誘い、ストレスは笑って解消するのが一番、という人におすすめです。

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◇恋の悩みに聞く詩集
『이 시 봐라』(この詩、読んで)
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先月、ぱく店長がおすすめした『읽어보시집(読んでみま詩集)』の著者、チェ・デホさんの第2作目の詩集。職場や家庭などでのさまざまな人間関係が描かれていますが、何といっても「ツンデレ」な著者の恋の悩みが秀逸です。

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◇心が豆畑に行っている?
『마음이 콩밭에 가 있습니다』(心ここにあらず)
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タイトルを直訳すると「心は豆畑に行っています」。「私はこのままでいいんだろうか」「私がやりたいのはこんなことじゃなかったはず」と、いま目の前にあることに集中できない人、集中できないことに焦ったり、迷ったりして、「心が豆畑に行っちゃった?」人のための1冊です。

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◇多様な価値観で自由をつかむ
『나는 작은 회사에 다닌다』(私は小さな会社に通っている)
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大企業至上主義の韓国で、それにとらわれず、自分なりの価値観を信じて個人経営の出版社やレコード会社、メガネブランドを立ち上げた13人の若者たちの生き方を紹介しています。選択の幅を広げることで見えてくる自由な発想に元気をもらえるはずです。

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◇疲れた心をおなかから癒やす
『가끔이지만 꼭 필요한 요리책 죽』(ときどき、でも絶対必要な料理本・おかゆ)
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元気がなくなるとまず、胃が弱って食欲がなくなってしまうという方、必須です。白がゆはもちろん、お米からではなくごはんから作れる超簡単おかゆから、夏バテにも効く栄養たっぷりのおかゆ、有名店も顔負けのおかゆなど約40のレシピが掲載されています。

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◇韓国版「おしん」
『몽실 언니』(モンシル姉さん)
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悲しい時、つらい時は思い切り泣くのも一つの手ですよね。韓国版「おしん」ともいわれる本書は、解放と朝鮮戦争に翻弄されながらも力強く生きる少女を描いた物語。涙なくしては読めません。児童文学作家のクォン・ジョンセンの代表作で、テレビドラマ化もされています。

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◇生きているだけですばらしい
『너는 기적이야』(あなたは奇跡だよ)
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人気の絵本作家、チェ・スッキさんのロングセラー。人は生きているだけで尊い存在であり、家族や愛する人を勇気づけられる存在であるとやさしく語りかけてくれます。
チェ・スッキさんの代表作『괜찮아(大丈夫)』もおすすめです。

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◇孤独をもって孤独を制す
『가끔은 격하게 외로워야 한다』(ときどきは激しく寂しくなければならない)

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50歳で京都の嵯峨美術短大に留学し、昔からの夢だった絵を本格的に学んだ文化心理学者によるエッセイ。4年間の日本生活は本当に孤独だったけれど、孤独を経験したからこそ人とのいい関係が築ける、孤独に慣れてこそ孤独でなくなるという、日本語版「孤独のすすめ」ともいえる1冊です。

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