1月は店頭にて「おすすめ本みくじ」をたくさんの方に引いていただきました。
気になる本に出会えたでしょうか?
誰かのおすすめを通して普段選ばない本を手に取ると、
全く知らなかった世界が突然広がったりしてワクワクしますよね。
チェッコリでは、お客さまから
お気に入りの本や作家さんを教えてもらうこともよくあります。
今月も、店に集まってきた気になる情報を
どんどんお伝えしていきますね。
(木・金曜店長 さわだ)
◆◇ 中止のお知らせ ◇◆
1月28日に配信した「CHEKCCORI通信 Vol.97」号でお知らせしました
【「アジア文学の誘い」最終回スペシャルイベント】ですが、
新型コロナウイルスの感染拡大が心配されるため、
会場となります梨花女子大学とも協議の上、
大変残念ですが、中止とさせていただくことになりました。
楽しみにしてくださっていた皆さん、どうぞご了承ください。
なお、現在4月24日(金)東京、25日(土)大阪で、『黒山』著者の金薫(キム・フン)さん、
翻訳者の戸田郁子さんをお招きしたトークイベントも予定しております。
こちらは詳細が決まり次第、ご案内いたしますので、どうぞこちらのイベントに
お出かけください。
◆◇ まだ間に合うイベント情報 ◇◆
◆2月11日 (火) 12:00 – 13:00
買うだけじゃない! 本屋を楽しみつくす方法
本を読んだ後、誰かとその思いを共有したくなりませんか?
みんなどうしてるの? どんな方法あるの? と気になる方、一緒に語り合いませんか!
「本屋で300回以上イベントを行った」というライターの田中佳祐さん、
双子のライオン堂店主の竹田信弥さんにお越しいただき、「本」を楽しみ、
本屋を楽しみつくす方法を伺います。
イベント メイン
◆2月14日 (金) 19:00 – 20:00
雑誌『対抗言論』創刊イベント―『対抗言論』が目指すものと韓国の屋台
本誌の執筆、編集に携わっていらっしゃるお二人にお越しいただき、
①「『対抗言論』が目指すもの」 ②「韓国の屋台文化-鐘路3街を中心に」ついてお話いただきます。
②では『対抗言論』にも登場する鐘路のゲイタウンにある屋台街が、
外国の観光客も韓国の飲み客も多く訪れ、ヘイトスピーチなど存在しようがない場所であることなど、
ご紹介いただきます。
イベント メイン
◆2月20日 (木) 19:00 – 20:00
発売即重版決定! 『あやうく一生懸命生きるところだった』はこんなに面白い!
またまた韓国の大人気エッセイの翻訳本が誕生。韓国でなぜ大ブームとなったのか、
ビジネス系出版社であるダイヤモンド社がなぜこの本を手掛けようとしたのか、
そして作品の魅力を、翻訳者の岡崎暢子さんと担当編集のダイヤモンド社畑下さんが語ってくださいます。
イベント メイン
◆2月22日 (土) 18:00 – 19:30
アジア文学の誘い@チェッコリ―第11回『赤い髪の女』
今回の課題作はトルコ文学。ゲストは翻訳者でトルコ文学研究者、
そして小説家でもある宮下遼さん。本作の魅力、そして著者オルハン・パムクとは何者なのかを伺います!
普段、関西にいらっしゃる宮下さんのお話を拝聴できる稀有な機会です。
イベント メイン
◆2月26日 (水) 19:00 – 21:00
第1期[チェッコリ大学]分断に抗する芸術家たち②
2回目となる徐京植先生「分断に抗する芸術家たち」のテーマは
「傷ついた龍 – 現代音楽の巨匠 尹伊桑(ユン・イサン)」。
世界的に著名な現代音楽の巨匠である尹伊桑の生涯を手がかりに当時の韓国・朝鮮情勢を学びます。
イベント メイン
◆2月28日 (金) 19:00 – 21:00
第2期[チェッコリ大学]韓国文学100年を学ぶ⑤
きむ ふな先生「韓国文学100年を学ぶ」第5回は「1960年の四月革命とベトナム戦争」がテーマです。
1960年代を代表する金洙暎(キム・スヨン)の詩と金承鈺(キム・スンオク)の小説を通し、
また、ベトナム戦争と韓国文学について、派兵された韓国作家たちの作品を通して考えます。
イベント メイン
◆2月29日 (土) 12:00 – 13:30
Podcast「ニュースde韓国語」初の公開収録 in チェッコリ
韓国の今が分かる韓国語のニュースを、政治から経済、社会、エンタメまで
日韓2カ国語で紹介しているPodcast(インターネットラジオ)「ニュースde韓国語」が、
100回を迎えるのを記念した初めて公開収録です。
※満席になりました
◆3月3日 (火) 19:00 – 20:00
新刊『韓国かあさんの味とレシピ』の取材こぼれ話
コリアン・フード・コラムニスト八田靖史さんの新刊本『韓国かあさんの味とレシピ』は、
地域も年齢もバラバラな6人のオモニたちが登場します。オモニたちの家にお邪魔して、
日常の家庭料理を学んでいらしたとか。これは八田さんだからできる企画ですね。
その取材こぼれ話をカメラマンの佐藤憲一さんと一緒に語っていただきます。
イベント メイン
◆3月12日 (木) 19:00 – 20:00
突然の通訳、どうしたら? ~乾杯の挨拶~
韓国語を習っている、韓国語を知っていることで、案外身近で誰かの助けができる、
必要とされる場面も多いのではないは? そんな場面を想定して、
通訳のプロ嵯峨山みな子先生に通訳の基本をお話いただきます。
イベント メイン
◆◇ クオンのおすすめ ◇◆
■新しい韓国の文学シリーズ20『黒山(フクサン)』刊行!
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朝日新聞Globe「Bestsellers 世界の書店から」で韓国の良書を
紹介し続けている戸田郁子さんは、金薫さんの『黒山』を
読み終えた後も胸の震えが続き、しばらくは別の本が手に
取れなかったそうです。
その作品の独特の力強さを伝えたいと、戸田さん自ら翻訳を
手掛けて日本語版の『黒山』が生まれました。
シリーズ初の歴史小説。
小説が好きな皆さんに、ぜひじっくり読んでほしい一冊です。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1523
*上のページからためし読み(冒頭、著者・訳者あとがき)ができます。
■ただ今刊行準備中:CUON名作シリーズ002
『呉圭原詩選集 私の頭の中まで入ってきた泥棒』
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詩人 呉圭原(オ・ギュウォン)さんが発表する詩や詩論は、
常に韓国の詩壇に新たな風を巻き起こしてきました。
これまでも茨木のり子さんの訳でその作品が紹介されてきましたが、
CUONの名作シリーズでは初期の作品から
亡くなる直前に友人の掌に指で書いた辞世まで、70篇を収録。
翻訳者の吉川凪さんと、呉圭原さんの教え子でもある
サジャンニムが編纂を担当し、詩のスタイルの変遷や
表現者としての軌跡全体を感じて頂けるようになっています。
*3月中旬刊行予定/予価2000円+税
__おしまいに__________________________
新刊ラッシュに沸く韓国文学、韓国関連本。読むのが追いつかない、と
嘆く前にまずはページを開かねば、と決意する今日この頃です。
皆さんの最近読んだ最新の一冊は何ですか? 私はもちろん『黒山』です。
(ささき)
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