お元気ですか、もう少し頑張りましょうね、と
少し距離をとりながら、励まし合う日々が続いていますね。
チェッコリも店舗臨時休業からもう3週間が経とうとしています。
直接お会いできないのがさみしい一方で、
インターネットを通してたくさんの方々が本を注文してくださり、
スタッフ一同嬉しく思っています。
SNSやメールマガジンでも
心が少し休まるような本をご紹介していきます。
楽しみにしていてくださいね。
(木・金曜店長 さわだ)
◆◇ お知らせ ◇◆
【6月30日まで送料無料キャンペーン中です】
チェッコリのオンラインショップ「CHEKCCORI BOOK HOUSE」では、
現在送料(通常550円)無料キャンペーン実施中です。
気になっていた本を気軽に手にできる機会です。
ぜひご利用ください。
http://shop.chekccori.tokyo/
※韓国からの本の入荷はこれまで通り順調ですが、国内配送業者の物量が
増えたこともあり、国内での送付にこれまで以上に時間を要することもあります。
その点、どうぞご理解ください。
【第4回「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」課題作発表】
在宅の時間も増えている今日この頃です。
この時間を有効に使って、チャレンジしていただけるよう、
例年より早めに課題作を発表しました。
ぜひこの機会にじっくり取り組んでみませんか!
課題作の販売も開始しました。
http://www.cuon.jp/info/889
【5月6日(水・祝)まで店舗は臨時休業中です】
現時点(4月27日)では、5月6日(水・祝)まで店舗は臨時休業と
させていただいています。営業再開の折にはまたご案内いたします。
【チェッコリTwitterアカウントの一時休止について】
いつもチェッコリTwitter(@chekccori)をご覧いただき、
ありがとうございます。
プロフィール設定を変更したことにより、一時的にアカウントロックが
掛かってしまいました。再開に少し時間を要しております。
その間は、ぜひ下記から情報を入手ください。
■CHEKCCORI Facebookページ https://www.facebook.com/chekccori/
■CHEKCCORI Instgram @chekccori
■出版社クオンTwitter @cuon_cuon
◆◇ 店長のおすすめ ◇◆
■きむ店主おすすめのエッセイ
『서점의 말들』(本屋のことば)
チェッコリとも大変親しいソウルの古本屋、「이상한 나라의 헌책방」の店主
ユン・ソングンさんの新刊が出ました。
「本当に知るべきことは全て本屋で学んだ」というサブタイトルも素敵です。
左ページにはユンさんお気に入りの作家たちによる短めのことばが、
右ページはそのことばからユンさんが感じたことが書かれています。
(文章の中のちょっとしたユーモアが、ユンさんの八重歯のように可愛い。)
ユンさんの本に対する愛情がたっぷり詰まった一冊です。
日本語版を出す出版社を探したくなりました。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1669
■しみず店長おすすめの小説
『이제야 언니에게』(イ・ジェヤ姉さんへ)
雨の降るある日、知り合いの年上の男から
性的暴行を受けた高校生のイ・ジェヤ。
何が起こったのかわからず絶望に陥りながらも
男を告発すべく冷静に対処しようとするが、
「そんなことをして傷つくのは自分だ」「合意の上ではないのか」と
家族や警察、周囲の大人たちの反応は冷たい。
だれもジェヤの心に寄り添ってくれる人のいない中、
面倒を見てくれることになった母親の知人だけは
ジェヤの気持ちを尊重し、温かく見守ってくれる。
しかし、大学に入り、彼女のもとを離れたジェヤにまた試練が訪れる。
被害者や弱い立場に置かれた人たちの孤独について、
あらためて考えさせられる長編小説。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1544
■ぱく店長おすすめの料理本
『근사한 솥밥(素敵な炊き込みご飯)』
これさえあれば、栄養満点!そんな炊き込みご飯のレシピをご紹介。
炊き込みご飯は、まずは材料とは別に出汁をとって……
と手間も時間もかかるイメージがありますが、
こちらは入れる材料から出汁もとれて、パッと手軽に作れます。
美味しさ保証付きの〈アスパラガスとトマト〉といったものから、
〈豆もやしとイカ〉〈たらこニンニク〉〈さつまいもとキムチ〉といった
韓国らしいレシピもあります。
あともう一品作りたい方のために、スープや副菜のレシピも充実。
炊き込みご飯ライフを思いっきり楽しみましょう。
著者のキム・ヨナ(여나테이블)さんのインスタもぜひチェックしてみてくださいね。
Instagram @ya__queen
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1585
■魯店長おすすめのエッセイ
『우리말 꽃이 피었습니다』(韓国語のお花が咲きました)
120の韓国語の単語をテーマとしたエッセイ。
外来語や略語、新語、造語が増えていく現代社会の中、
純粋な韓国語に出会える一冊です。
イラストレーターでもある著者は、単語ごとの意味を一つのイラストで上手く表現しています。
ほっこりする単語についてのお話に共感し勇気づけられます。
プレゼントにもぜひどうぞ。きっと喜ばれるでしょう。
<時には厚い1冊の本より、短い一つの文章が私を泣かせる-(本文より)>
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/522
■さわだ店長おすすめのエッセイ
『모월모일』(某月某日)
「以前の私は”特別な日”は特別、
”平凡な日”は平凡と区別しなければいけないと考えていた。
愚かな考えだった。
私たちに与えられたすべての日々はどれも、
小さく、軽く、公平だ。
太陽と月が一つずつ存在し、私が私として静かに立っているのだ」
著者の詩人パク・ヨンジュンが序文に記した言葉だ。
ささやかな日常のかけらを集めた散文集は
四季ごとに分けられた4部構成。
その季節にしか感じられない音や味、風景で文章が進んでいく。
いつも通りの日常が消え、
季節の空気さえ自由に感じられなくなった今だからこそ、
じっくりと「平凡な日々」の温もりを読みとってみたくなる。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1657
◆◇ ミニコラム ◇◆
<「その後を辿る」姿に胸、熱く>
信州在住の友人のお陰で、信濃毎日新聞が今年1月から3月まで掲載していた
連載「記憶を拓く 信州半島世界」を読むことができました。
日本と韓国の歴史を辿ったもので、1936年ベルリンオリンピック
マラソン競技の金メダルリスト孫基禎さんをはじめ、
太平洋戦争末期に大本営地下壕建設工事のため動員された朝鮮人労働者の
生存者や遺族へのインタビュー、日本と韓国それぞれの国の留学生や関係者の話、
中学生同士の交流などが、丁寧な現地取材のうえ記事にされています。
登場する人々はみな信州にゆかりのある人です。
歴史のなかの人物も「今」につながっていることを、連載を読んで感じました。
自分が知らなかったことを知る喜びはもちろんのこと、
記者の皆さんが幅広くかつ緻密に取材なさっていて、
しかも相手に対する深い愛情を抱いていることが文字を通して熱く伝わってきました。
これまで、日本の新聞記事はドライでクールすぎると感じていたのですが
考えを改めました。
新聞記者は、大きな出来事や事件が起きた「その後」を追う仕事で
何かを「創り出す」こととは違うように感じていたのですが、
信濃毎日新聞の記者さんたちの想いが溢れる連載を拝見して
「その後を辿る」仕事がどれだけ大切なことかしっかり学ぶことができました。
本作りもこれと変わらない。
クオンでどんな本を出して行くのかもう少ししっかり考えたいと思います。
(信濃毎日新聞のこの記事のスクラップをお店に出しておきます。
コロナ騒ぎが落ち着いたらぜひ見に来てください)
(店主 きむ)
__おしまいに__________________________
先日2回オンラインイベントを開催。やっと実現したことはもちろん、
久しぶりに皆さんのお顔を拝見でき、うれしさいっぱいになりました。
そして今まで遠くからイベントに参加できなかった方たちが、
集まってくださったことにも新しい可能性を実感しました。
さぁ本格的にイベントも復活しますよ。どうぞお楽しみに♪
(宣伝広報担当 ささき)
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