ホミンと古家のふわふわ韓国料理トーク

韓流エンタメが好きな日本人で、古家正亨さんを知らない人はいないのではないでしょうか。
そんな古家さんが、チェッコリのオープン1周年記念ウィークのスペシャルイベントに登場!
チェッコリからこのイベントのお知らせが発表されるや否や、あっという間に満席になってしまったそうです。さすが!

今回は、奥様でありアーティストのmina furuya(ホミン)さんとの共著『韓式ふたりごはん〜常備菜と日々のご馳走』(メイツ出版 刊)の出版を記念して、お二人で「食」に関する楽しいトークを繰り広げてくださいました。

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お二人が登場すると、会場は割れんばかりの拍手に包まれ、古家さんはお客さんとあまりの距離の近さに、少々戸惑っている様子(笑)。でもそこはトークのプロ、面白おかしくお話しを進めてくれます。するとminaさん、「立ったままで話を続けるの?」と…… 古家さんは司会癖(職業病?)で、スタンディングのまま本題に入ろうとしていたのです。
夫婦の面白いかけあいで、早くもイベントが楽しくなる予感!

まずは『韓式ふたりごはん〜』が出版された経緯から。きっかけは、昨年9月に惜しまれつつも終わってしまった「韓ラブ」で披露したクッキングだったそう。minaさん自身も日本に来て料理することを楽しいと思い始めていた矢先だったとのことで、とっても嬉しい偶然から今回の本が作られたんだとか。

そして日本で、韓国で、あらゆる料理本を読み漁り、自分たちで出した答えは“二人らしさが出せる本作り”。それはいわゆる「韓国らしい」料理でも「ザ・日本!」な料理を紹介するのではなく……自分たちの生活の中で選んだものが、読者の生活にも溶け込めるようなレシピを紹介する事だったそうです。なので、食器は日常で使用しているもの、撮影はすべてご自宅で行われました。

中でも面白かったエピソードは、古家ハウスは東向きのため自然光を使える時間が限られており、朝の5時(!)から仕込みを始めて部屋が明るいうちに撮影に臨んだそうです。それだけ、この本に愛情を込められたんですね!

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次のトークテーマは“古家さん家の冷蔵庫をお願い”(某韓国バラエティー番組の名前ですね、笑)。
お二人がご自宅の冷蔵庫に入っているものをご紹介。
青で書かれたものは日本食、ピンクで書かれたものは韓国食と分けられており、どのようにして調味料をはじめとする食材を使って料理をするのかを教えてくれました。

使う調味料によって、日本の料理が韓国風味になったり、またその逆も然り。韓国で調味料を買うときのコツなど、観光で行っただけでは分からない、地元の方ならではのトークでした。大事なポイントは「市場で選んだ調味料やお魚は、自分の手元に戻るまで絶対に目を離すべからず!」だそうです(安いものや古いものにすり替えられてしまう事が稀にあるのだとか)。

そのほか、韓国で食べる日本料理の話、エゴマの葉は加熱しない料理と食べるものだという目からウロコな話、日韓キムチ事情など「食」に関する楽しい話がたくさん飛び出しました。

最後は質問された方へお礼のプレゼント、じゃんけん大会で勝ったお客さんには高級な高麗人参エキスをプレゼントするなど、イベント感満載の1時間でした。

なんだか古家夫妻のお宅のリビングでお話を聞いていたような感覚に陥ったりもして(笑)、あっという間の1時間。もっともっと聞きたーい! と名残惜しい気持ちでチェッコリを後にしたのでした。

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(文 石井美幸)