[2020年9月開講]文芸書読解コース吉川凪クラス
2020年9月期はチェッコリ翻訳スクールの全講座をオンラインで開講します。
■文芸書読解コース吉川凪クラス
韓国語で書かれた小説などの文芸作品を読みます。語彙を増やすこと、解釈のコツをつかむこと、社会的背景に関する理解を深めること、そして何より楽しみながらどんどん読めるようになることが目的です(全体の進行は日本語で行われます)。
◎受講対象者/定員
ひととおりの中級文法を終え、辞書を引きながら新聞記事などがだいたい読める方/12名(最少催行人数4名)
◎オンライン受講について
・オンライン会議システムzoomを使用します。
・セキュリティ対策を講じ、開講いたします。
・操作性の点からPCでの受講をお勧めします。ただし、スマホ、タブレットでの受講は可能ですが、一部利用方法で制限がかかる場合がある点は、あらかじめご了承ください。
・開講決定後、zoomに関する詳しい接続方法などはご案内し、講義開始前にzoomでの受講練習の機会を設けます。
◎テキスト
김초엽「관내분실(館内紛失)」
(『우리가 빛의 속도로 갈 수 없다면(私たちが光の速度で行けないならば)』,허블所収)
*前期からの続きです。新しく入った方にはそれまでのあらすじをお送りします。
(この作品が終われば、同じ本に収録されている別の短篇を扱います)
※若い女性作家のSF短篇です。比較的短い文章が多く、読みやすい作品だと思います。
※書籍をすでにお持ちの方は持参ください。お持ちでない方はチェッコリで受講生20%割引きで購入も可能です。開講決定後、メールで購入についてもご案内いたします。(開講決定前の割引購入はできませんのでご了承ください)
◎カリキュラム(予定)
第1回~第6回 講読演習
文芸書読解コースは韓国語の小説などの内容をちゃんと理解することを目的にしたクラスです。受講者は各自、辞書を引いて自分なりに文章の意味を考えてきてください。前もって割り当てることはしません。出席者は順番に韓国語の文章を読み、口頭で日本語に訳します。わからない部分があっても構いませんから、できる範囲で訳してください。翻訳文を書いて提出する必要はありません。
文法はだいたいわかるのに学力が伸び悩んでいる方、小説を読もうとしても挫折してしまう方、翻訳に興味があるけれど読解力が不足していると感じている方などに向いています。文章を読むことで何より語彙が格段に増えるので、会話におけるリスニングの力も自然に向上します。あまり構えずに、読むことを楽しむクラスにしたいと思います。
◎スケジュール
2020年9月12日(土)開講/第2、4土曜日/10:00~11:30/各回90分計6回
9月12日、9月26日、10月10日、10月24日、11月14日、11月28日
※中間に5分程度の休憩時間を設けます。
※やむを得ない事情で休講になった場合、12月12日に補講をします。
◎講師
吉川凪[よしかわなぎ]
翻訳家。仁荷大学校国文学科博士課程修了(近代文学専攻)。文学博士。
著書: 『최초의 모더니스트 정지용』、 『朝鮮最初のモダニスト鄭芝溶』、『경성의 다다, 동경의 다다』、 『京城のダダ, 東京のダダ』
訳書:『申庚林詩選集 ラクダに乗って』、パク・ソンウォン『都市は何によってできているのか』、谷川俊太郎、申庚林『酔うために飲むのではないからマッコリはゆっくり味わう』、チョン・セラン『アンダー、サンダー、テンダー』、キム・ヨンハ『殺人者の記憶法』(第4回日本翻訳大賞)、朴景利『土地』、崔仁勲『広場』、チョン・ソヨン『となりのヨンヒさん』など。
◎受講料
5,000円×6回=30,000円(税別) ※入会金なし
⇒ 受講のお申し込みはココから 応募締切:8月16日(日)
【注意事項】
・開講が決まり次第、追って事務局よりお振込等のご案内メールをお送りします
※必ず「チェッコリ翻訳スクール受講規約」を読んでからお申し込みください