いま、話題のウェブトゥーン!
『未生』日本語版発売記念特集
いまや、韓国漫画の代名詞ともいえる「ウェブトゥーン(웹툰)」。日本でも徐々に知られるようになってきましたが、まだご存じでない方も多いのではないでしょうか。
ウェブトゥーンというのは、「WEB(ウェブ)」+「CARTOON(カートゥーン)」の造語です。
ウェブサイト(Daum、NAVER、Kakaoなどのポータルサイト)上で連載されるデジタルコミックのことなのですが、スマホで読むことを想定して描かれているのでコマ割りはなく、「縦スクロール漫画」とも呼ばれています。そして、一般的な韓国の漫画本同様、フルカラーなのが特徴です。
ウェブトゥーンは2003年にDaumで始まったのが最初ですが、韓国は街中のWiFiなどのインターネット環境が整っているため、市場は一気に急成長。
韓国には漫画雑誌がないため、ウェブトゥーンからデビューする漫画作家も少なくないそうです。
ウェブトゥーンが単行本化されたり、ドラマ化されたりするケースも多々あります。その代表作として挙げられるのが『未生』。
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2012 年1月からDaumで連載が始まり、その後単行本化されて韓国では累計で200万部を売り上げ。
今年の6月には、チェッコリ店主の金承福とスタッフの古川綾子の翻訳による日本語版も出版されました。
7月25日、4巻・5巻が発売され、9月までには全9巻が翻訳出版される予定です。
イム・シワンの主演でドラマ化され、「未生シンドローム」を巻き起こしたことは日本でもよく知られていますね。
漫画、ドラマの人気とともに関連本も多数発売されましたが、中でも人気を集めたのがこちら。
劇中の名場面とともに、名台詞が紹介されているフォトエッセイ『미생 드라마 포토 에세이』と、作家インタビューや仕事場の紹介などウェブトゥーンの裏側を知ることができる『미생 메이킹 스토리』の2冊です。
今年7月には、日本語のリメイク版も始まり、ますます注目を集める『未生』。
原作漫画はもちろん、日本語版との読み比べ、そしてドラマの感動をいつまでもお手元におくことができる関連本もぜひ一度読んでみてください。ハマること間違いなしです!
単行本化された人気のウェブトゥーンは、ほかにもまだまだあります。
チ・ヒョヌ主演の同タイトルドラマでもおなじみの、外資系スーパーを舞台にした社会派ストーリー。実在のモデルもいるそうで、韓国の社会状況がリアルに描かれています。
タイトルを漢字に置き換えると「貪猫人間」。著者のSOONが飼い猫との日常を、いいところも悪いところもありのまま淡々と描いているのが人気の理由。
甘いだけではすまされない夫婦生活をシニカルなユーモアで切り取る!既婚者には共感を、独身者には嫉妬を呼び起こす人気の一冊です。(1巻~10巻)
裸同士の付き合いだからこそ見えてくる人間模様。銭湯での知られざるルールや楽しみ方など、アジュンマパワー炸裂のエピソードの数々には笑わずにはいられません。
朝鮮王朝の日常をメッセンジャーで再現したら、王朝の人々がこんなにも生き生きと蘇る!朝鮮王朝実録(조선왕조실록)ならぬ、朝鮮王朝実トーク(조선왕조실톡)です。(1~2巻)
食にまつわる幸せをさまざまな角度から描写。高級グルメ、B級グルメはもちろんのこと、娘の給食にまで関心を示す著者の好奇心はとどまることを知りません。
ドラマ『ジキルとハイドに恋した私』の原作本。二つの人格を持つ一人の男と一人の女性を取り巻く三角関係から目が離せません。
ぜひ、みなさんも韓国からやってきたマンガの世界を楽しんでみてくださいね!
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