CHEKCCORI通信 Vol.20 【翻訳ってどんな仕事? 10月のおすすめ本】

  
 
ヨロブン、アンニョンハセヨ。
 秋の花粉も活発化してきました。春と違って同志が少ないのがさみしいです。
 秋の過ごしやすさはうっかりするとすぐに過ぎてしまうもの。
 冬が来るまでに、旅行や食事、そして勉強のヒントをチェッコリで見つけてみませんか。
 昨年人気だった韓国語のカレンダーも入荷しております!
秋といえば読書。
 チェッコリにいらしたら、本の街・神保町全体もぜひ楽しんでいってください。
 
(土曜店長 ぱく)
CHEKCCORI BOOK HOUSE
 http://shop.chekccori.tokyo/
  
 

◆◇ 店長のおすすめ ◇◆

 
■なおこ店長おすすめの
 『봄 여름 가을 겨울 프랑스 자수』(春夏秋冬 フランスの刺繍)他
お客さまからのリクエストにお応えして、かわいい刺繍の本を揃えました。
 身の周りのものにちょっとしたお花の刺繍なんかを入れられたら素敵ですね。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/467
처음 배우는 우리 꽃 자수
 http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/469
사계절 포인트 꽃자수
 http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/468
꽃 자수 수업, 일상을 수놓다
 http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/466
아름다운 민화 컬러링북
 http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/365
■きむ店主おすすめの
 『쓰기의 말들―안 쓰는 사람이 쓰는 사람이 되는 기적을 위하여』
 (書くことについてのことば—書かない人が書く人になる奇跡のために)
うまく書くにはとりあえず一行でも書くことから始まりますね。
 書くことが好きでどううまく書きたいのかの段階で少し悩んでいる人にぜひ紹介したい本。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/451
■ぱく店長おすすめの漫画
 『19년 뽀삐』(19年 ポピー)
少年から青年へと成長する主人公と仔犬のこころ温まる話。
 笑顔と慰めをくれる、人生の同伴者である犬のいる生活を実感できます。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/480
■しみず店長おすすめの小説
 『살인자의 기억법』 (殺人者の記憶法)
ウィットに富んだミステリー小説。認知症を患った元連続殺人犯が、
 記憶が次第にあいまいになっていく中、娘のために25年ぶりの殺人を計画するが……。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/369
■ふる店長おすすめのエッセイ集
 『그리운 것은 모두 달에 있다』 (恋しいものはみな月に)
月にまつわるエッセイ集。画家でもある著者がひとつひとつ描いた暖かい月の絵を見ていると、
 大切な人と秋の夜空に浮かぶお月さまを見上げたい気持ちになります。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/429

◆◇ 翻訳のシゴトを目指すあなたへ! 「翻訳関連本特集」 ◇◆

翻訳者を目指している方におすすめ!
 翻訳の勉強や訓練に役立つ学習書や理論本、必須本を集めました。
 http://www.chekccori.tokyo/special/1611
■自然で美しい文章の書き方を学びたい人におすすめの学習本。
 回りくどくなりがちな表現、1羽・1匹といった数え方、
 口語体と文語体の違いなどがわかりやすく説明されています。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/478
■翻訳の実務と理論を学びたいならこちら。
 翻訳家を目指す学生が授業で誤訳した文章を実例に、
 実践と理論が丁寧に説明されています。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/290
■出版翻訳家という職業の実態を赤裸々に語る(?)1冊。
 勉強法や実践ノウハウ、出版翻訳家の収入や生活、
 職業の長所や短所などが紹介されています。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/479
■チェッコリでも大人気の翻訳本。
 プロの翻訳力を身につけたい人におすすめの内容が満載です。
 繰り返し使える練習本としても重宝します。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/211
■実践の場で使う言葉を学びたい方に。通訳や翻訳の現場で使われている
 時事用語が分野ごとに集められていて、とても使いやすいです。
 http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/184

◆◇ 話題の本 ◇◆

チェッコリブックハウスで注目の本はこちら。
■『菜食主義者』でマン・ブッカー国際賞に輝いたハン・ガンの最新邦訳『少年が来る』。
 いよいよ10月27日発売です!
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/465
■過去にTOPIKに出題された語句が収録されています。
 意味の理解を助ける脱力系のイラストも人気の理由。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/362
 http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/364
 http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/363
  
 

◆◇ ミニコラム ◇◆

 
<胸にしみるプゴクッ>
東京・天王洲アイルの銀河劇場で上演中(10月30日まで)の『鱈々』を見てきました。
 脚本は韓国を代表する劇作家、李康白さんで、彼の作品は、韓国の中学、
 高校の教科書にも載っているほど有名な方です。
 李康白さんの戯曲集『ユートピアを飲んで眠る―李康白戯曲集』(影書房)など、
 日本でも何冊か翻訳出版されています。
鱈々の原題は『북어대가리(干し鱈の頭)』。
 酔い覚ましのスープ「북어국(プゴクッ)に使われる乾物で、
 劇中で実際にスープを作るのですが、だしのいいにおいが客席まで漂ってきて、
 思わずお腹が鳴りそうになりました。
寓話的なストーリーで政治・社会を風刺したり、生きることの意味を問いかけることから、
 李康白さんは「アレゴリー(寓意)の劇作家」と呼ばれるそうです。
 倉庫で暮らす二人の男を描いた物語は、ゆっくり、静かに展開しますが、
 終わってみると、プゴクッを口にしたときのように胸にじんわりとしみてきて、
 いろいろと深く考えさせられました。
東京公演は10月30日(日)まで、天王洲アイル・銀河劇場にて。
 http://hpot.jp/stage/dara
(土曜店長 しみず)
  
 
__おしまいに__________________________
特集で紹介する本を選ぶため、最近はずっと翻訳に関する本を読んでいました。
 残念ながら掲載できなかったものも多いのですが、どの本からも一様に
 伝わってきた思いは「翻訳という仕事が好きだ!」。久々に身の引き締まる思いでした。
(火曜店長 ふる)
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