韓国大統領選も終わり、なんとなくチェッコリにも
明るい日が差しているような気がします(あくまで気持ちです!)。
それはともかく、最近、日本語訳が出ている本を探されるお客様から
声がかかることが多いようです。
原書と見比べながら、ご自身のスキルを磨きたいとか。
日本の本は、残念ながらチェッコリで扱える出版社が限定されているため、
どうしてもご用意ができないものも。
とはいえ、ここは天下の神保町!
日本語訳はぜひ周りの本屋さんで探してみてください。
(土曜店長 ぱく)
CHEKCCORI BOOK HOUSE
http://shop.chekccori.tokyo/
◆◇ 店長のおすすめ ◇◆
■きむ店主おすすめのエッセイ
『남편이 일본인입니다만
-한국인 같은 일본인, 일본인 같은 한국인 부부의 일본 이야기』
(旦那が日本人ですがー韓国人のような日本人、日本人のような韓国人夫婦の日本物語)
日本生活16年のケイさんの日本生活記であり、日韓カップルの“文化衝突記”。
旦那「ケソバン」の日本人離れした家族に対する温かい眼差しや行動が、世の中のシングル女性の心を奪います。
その旦那とケイさんのお母さんのやりとりもぜひ読んでほしい。
光州訛りの言葉から、お母さんの気持ちがダイレクトに伝わってきます。
韓国語中級レベルでもすらすら読めるエッセイ。日韓カップルにもおすすめ!
(絶対損しない一冊ですよ)
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/733
■ふる店長おすすめの小説
『중앙역』(中央駅)
駅前のホームレスになった若い男は、年上で病に苦しむホームレスの女と出会い、愛し合うようになります。
女に出会ったことで、ホームレスという未来が見えない立場から脱け出そうと男は努力するのですが、
女の病は徐々に悪化していき……。人間らしく生きるとはどういうことなのか、考えさせられる作品です。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/599
■ぱく店長おすすめのエッセイ
『식당 골라주는 남자』(食堂を選んでくれる男)
食事に迷う時…それは食べたいものがないときではないでしょうか。
この本は食材とかでなく、むしゃくしゃした時、慰めが必要な時、
といったシチュエーション別にお店を紹介してくれています。
著者はなんと旅行家。足をのばしてでも食べに行くべきお店なども載っております。
きっと絶対美味しいはず!
すぐに行くわけではないけれど、なんとなく側に置いて安心したい、そんなガイドブックです。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/710
■しみず店長おすすめの小説
『아름다운 그이는 사람이어라』(セウォル号の記憶―強く美しく生きる人々の物語)
作家キム・タックァンが、セウォル号の沈没後に出会った犠牲者の遺族、生き残った生徒、民間の潜水士、
写真記者、市民活動家などの言葉をもとに紡いだ8編の中短篇小説集。
6月にチェッコリで開催される「ダイビング・ベルーセウォル号の真実」の上映会に合わせて
ぜひ読んでいただきたい1冊です。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/708
◆◇ 5・18を機に考える「民主化運動とジェノサイド特集」 ◇◆
先日、チェッコリで開催した5・18関連のイベントは満員御礼で、予想以上の関心の高さに驚きました。
一方、就任したばかりの文在寅大統領が、光州民主化運動記念式典で行ったスピーチも国内外の注目を集めましたね。
37年前、光州で何があったのか――5・18や民主化運動について考える絵本や小説などを集めました。
http://www.chekccori.tokyo/special/1706
■街に押し寄せた兵隊や銃声、民主化運動に飛び込んでいった姉、
民主化を求めて立ちあがった人々を武力で鎮圧しようとする国家権力。
5・18当日の街の様子とそれを目の当たりにした少年の思いが描かれた絵本です。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/146
■マン・ブッカ―賞作家が贈る5・18への鎮魂歌。1980年……あの時、何が起こったのか。
丹念な取材のもと、死者と生き残った者の声にならない声を丁寧にすくいとった衝撃作です。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/465
■済州島四・三事件を知る一冊。絵本を通じて平和の道を探り続けるクォン・ユンドクさんの作品です。
政府軍による大量虐殺の中で生き残った一人の少女シリが握っていた木のはんこの意味とは……。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/731
■済州島にルーツを持つ在日作家、金石範の巨編。
あまりにも有名な作品ですが、こちらは日本語版の全巻出版から約20年の歳月を経て刊行された韓国語版です。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/729
■済州島で生まれ、済州の神話、海女、伝統工芸などを研究してきた作家、ハン・リムファが、
十年あまりにわたる取材に基づいて書き上げた長編小説。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/715
■2013年、東京・新大久保で繰り返されたヘイトスピーチの現場で、
90年前の関東大震災後に起きた朝鮮人大虐殺との共通点を感じ取った著者が、
事件の「目撃者」らから聞き取ってまとめたノンフィクション。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/356
■1999年、ニューヨーク・タイムズなどで報道されたのを機に初めて世界的に広く知られるようになった
「ノグンリ虐殺事件」。家族を奪われた著者が自らの苦悩と向き合いながら戦争犯罪を告発。
http://www.chekccori.tokyo/order
◆◇ ミニコラム ◇◆
<チェッコリ関西進出!? 神戸&大阪でお待ちしています>
前月のコラムで予告しておりましたが、新企画チェッコリ巡業を始めます。
その名も「出張チェッコリ」です。
その第一弾を5月26日(金)に神戸で、そして29日(月)には大阪で開催します。
それぞれトークイベント&交流会を予定しており、
トークでは「チェッコリの人気本ランキング」を発表しながら、
チェッコリからのおすすめ本などをご覧いただきます。
両日ともまだお席がありますので、関西方面の皆さん、お出かけください。
⇒ 神戸会場 http://www.chekccori.tokyo/my-calendar?mc_id=285
⇒ 大阪会場 http://www.chekccori.tokyo/my-calendar?mc_id=287
そしてこの両日の間、5月27日(土)、28日(日)には、大阪で開催される
「KITAKAGAYA FLEA 2017 SPRING & ASIA BOOK MARKET」に出店いたします。
http://kitakagayaflea.jp/
日本、韓国、台湾の各地からいろいろな出版社や人気書店が出店し、
本のマーケットが開かれるます。
本だけにとどまらず、人気の飲食店の看板メニューなども楽しめます。
出張チェッコリはもちろんですが、こちらの会場でもクオンの本はもちろん、
チェッコリで人気の本を販売いたしますので、ぜひ皆さんご来場ください。
関西の皆さんと、関西でお会いできるのを楽しみにしております。
(宣伝広報担当 ささき)
◆◇ まだ間に合うイベント情報 ◇◆
◆5月27日(土)12:00~13:30
「韓国の古本屋」ですごいことが起きている!
⇒ http://www.chekccori.tokyo/my-calendar?mc_id=278
◆5月31日(水)19:00~20:00
金承福と一緒に韓国文学を楽しもう!―第2回「韓国の文学賞を知る」
⇒ http://www.chekccori.tokyo/my-calendar?mc_id=284
◆6月9日(金)19:00~20:00
北朝鮮文学の変容と金日成絶対化への道~《唯一思想体系》構築から50年~
これまでなかなか取り上げる機会のなかった「北朝鮮文学」について、
朝鮮文化評論家の大場和幸さんにお越しいただいて、お話を伺います。
⇒ http://www.chekccori.tokyo/my-calendar?mc_id=288
◆6月17日(土)12:00~13:30
申明浩先生のチェッコリ絵本講座―第1回大人の絵本の読み方は?
新シリーズ「申明浩先生のチェッコリ絵本講座」を開始します。
もっと多くの絵本に触れて学んでいく講座です。
⇒ http://www.chekccori.tokyo/my-calendar?mc_id=290
__おしまいに__________________________
6月14日~18日まで開催されるソウル国際ブックフェアの
入場券(5000W)を先着8組16名様にプレゼント!
開催期間中にソウルを訪れる方はぜひ足を運んでみてください。
わが店主をはじめ、店長の何人かにも遭遇するかもしれませんよ。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/ef04c40c417479
(金、土店長 しみず)
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