寒いのは苦手なのですが、旧正月が近づいて、
お餅メニューを見かけるこの季節が待ち遠しくもあります。
ミヨーンと伸びる日本のお餅はもちろん、韓国のムチっとしたお餅も大好き!
という餅好きは、きっと私だけではないはず。
昨年のチェッコリでのお餅のイベントも大変好評でしたが、
今年も早速1月と2月にお餅のイベントがありますので、
ぜひチェックしてみてくださいね。
どちらも残席わずかですよ。
イベント メイン
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そして、日韓両方のお餅情報もお待ちしていまーす。
(土曜店長 ぱく)
CHEKCCORI BOOK HOUSE
http://shop.chekccori.tokyo/
◆◇ クオンからのお知らせ ◇◆
■「2017年日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」は多数のご応募をいただきました。
1月15日に締め切りました「2017年日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」には
なんと212名の方がご応募くださいました。
たくさんのご応募、ありがとうございました。
遠くアメリカ、カナダからの応募や70代の方が3名もチャレンジしてくださり、
みなさんの熱意に心引き締めて審査させていただきます。
結果発表は4月中旬を予定しております。
またこれを機に多くの方に読んでいただいた課題本『쇼코의 미소(ショウコの微笑)』を
一緒に学ぶイベントも企画しています。
詳細はまた追って! どうぞお楽しみに。
■「チェッコリ翻訳スクール」の3つの新コースを4月より開講します。
受け付けは先着順ですので、どうぞお早目にお申込みください。
文芸翻訳コース(残席1席)
http://www.chekccori.tokyo/news/school_bungei
読解コース(木曜クラス)
http://www.chekccori.tokyo/news/school_dokkaimo
読解コース(土曜クラス)
http://www.chekccori.tokyo/news/school_dokkaido
◆◇ 店長のおすすめ ◇◆
■きむ店主おすすめのエッセイ
『저도 과학은 어렵습니다만』(私も科学は難しいですが)
私はいろんな目的で本を読みます。
チェッコリで売るため、クオンで翻訳出版を検討するため、
ほかの出版社に翻訳出版を提案するため、
出版コラムを書くためなどです。今回紹介する本も
日本の某出版社の編集者から依頼があって読みはじめたもの。
ソウル市立科学館の館長でもある生化学者が書いた
62本の生活密着型の科学エッセイです。
例えば、腸内細菌、光合成、朝寝坊、重力波など
日常の生活から科学をわかりやすく説明してくれます。
いま日本のドラマで話題になっているMARSや
尊厳死といった社会問題に対して、なぜ私たちは科学的な
アプローチをとる必要があるのかを考えさせられます。
著者は科学者であり哲学者であり、時にはユーモアたっぷりの
“까불이(冗談好き)”でもあります。
こんなに楽しい本はあまり見たことがありません。
某出版社に提案するよりクオンで出したくなる一冊です。
皆さんもどうぞお見逃しなく。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/980
■ふる店長おすすめの料理本
『이렇게 맛있고 멋진 채식이라면 2』
(こんなにおいしくて素晴らしい菜食なら 2)
忘年会、お正月休み、新年会と暴飲暴食になりがちな
この時期。ウエストが……、体重が……というアナタ!
ん?わたしのこと???
低カロリーで腹持ちのいいレシピが満載のこの本で、
おいしくて楽しいダイエットに挑戦してみませんか?
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/977
■ぱく店長おすすめの実用書
『제사』(祭祀)
韓国でもきちんと行う家庭は少なくなったと聞く제사(祭祀)ですが、
自分が亡くなったあと誰が제사をするんだい!と、子供に迫るお母さん…
제사と聞いて明らかに顔が曇る嫁…なんて場面も
ドラマなどではよく見かけますよね。
とは言え、とても大事な行事であり、
韓国の風習の中でもとても重要な意味を持つ제사。
この本を読めば、その理由、気持ちがわかるかもしれません。
제사の歴史から、どのように行うのか(何時に? 誰が? どんな手順で?)
までを易しく教えてくれる一冊です。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/972
■しみず店長おすすめの小説
『갈팡질팡하다가 내 이럴 줄 알았지』
(おろおろしてるうちに、ああこんなことだと思った)
超短編集の『웬만해선 아무렇지 않다(たいがいのことは気にしない)』や
家族小説『세 살 버릇 여름까지 간다(三つ子の魂夏まで)』が人気の
イ・ギホが、結婚前に自身の体験をもとにして書いた短編集。
決して人生の成功者とは言えないそれまでの著者の人生が
ユーモアたっぷりに、わかりやすいことばで書かれていて、
中級に突入したばかりの方にも十分楽しんでいただけます。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/974
◆◇ 「楽しみながら翻訳力を磨く」特集 ◇◆
翻訳コンクールに翻訳スクール、翻訳家を招いてのトークイベントなど、
チェッコリは今年、「翻訳」をキーワードに韓国文学を盛り上げていこうと頑張っています。
そこで、2018年の最初の特集は、韓国語をより深く理解して翻訳力を磨くための本を
集めてみました。
3月にチェッコリでトークイベントをしていただく予定の著者の本もありますので、
ぜひチェックしてくださいね。
http://www.chekccori.tokyo/special/1802
■9歳の子どもの気持ちを表すことばを、ほっこりと和みながら楽しく覚えられます。
2017チェッコリベストセラーの10位にランクインした人気本です。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/824
■詩人のキム・ソヨンによるエッセイ風の辞典です。
言葉のセンスを磨きたい人、詩や小説の翻訳を目指す方にぜひ読んでいただきたい1冊です。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/947
■韓国人も意味をよくわからずに使っていることば、意味を知って使えば
もっとおもしろくなることばの語源を、ユーモアを交えて解説しています。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/985
■3月にチェッコリにお招きする予定の語学研究者、チェ・ジョンギュさん著。
ことばの細かいニュアンスを理解したり、類義語を覚えるのに役立ちます。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/992
■こちらもチェ・ジョンギュさんの著書。よく使われることばの意味を、
『표준국어사전(標準国語大辞典)』など3つの大辞典の例を挙げて説明しています。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/988
■国語辞典や教科書には載っていない正しい韓国語を、
文学作品や新聞記事の文章を引用しながら丁寧に教えてくれます。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/986
■あなたの韓国語には品がありますか? 品よく自分の考えをきちんと伝えられる
大人のことば遣いを知りたい方には、こちらがおすすめです。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/987
■「고맙다(ありがたい)」のページを読んで店主きむが思わず涙を浮かべたことばのエッセイ。
タイトルどおり、読めば何か慰められた気分にもなれます。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/991
■カズオ・イシグロの『わたしを離さないで』をはじめとする英・仏文学作品を訳してきた
翻訳家によるエッセイ。「いい翻訳とは何か」に迫ります。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/989
■通訳翻訳コースで有名な梨花女子大学大学院のパク・ヘギョン教授がまとめた
専門用語辞典の最新版。通訳・翻訳の仕事を目指す方の強い味方です。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/913
◆◇ ミニコラム ◇◆
<映画を通じて旧友と再会>
ソウル芸大と日芸、両方の同級生だったチュ・ヒさんが
チェッコリに来てくれました。留学を終えた彼女は、
ソウルで日本映画専門の劇場を運営したこともありましたが、
今は映画の制作や配給をする会社の責任者です。
今回彼女が持って来たのは韓国のドキュメンタリー映画『自白』です。
MBCの社長になったチェ・スンホ監督のはじめての映画。
権力を維持するために国家レベルで在日の人々や脱北者をスパイに
でっち上げたことを長年追って告発した記録映画でした。
一番多感な時期に一緒に学んだ友だちに久しぶりに会うのも
嬉しかったですが、今後また一緒に仕事ができそうでワクワクしています。
チェッコリは今年も、映画関連イベントをたくさん企画していきますので、
どうぞご期待ください。
(店主 きむ)
◆◇ まだ間に合うイベント情報 ◇◆
◆2018年1月30日(火)19:00~20:30
長寿を願うカレトックと珈琲のスイーツペアリングを楽しむ①
チェッコリでも人気の野原由美さんによる韓国餅と珈琲のスイーツペアリングを開催。
今回は韓国の旧正月も近いので、お餅は「長寿を願うカレトック」です。
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◆2018年2月1日(木)19:00~20:00
徐京植先生が語る「日本リベラル派はどのように頽落したのか」
在日作家の徐京植先生に、1年ぶりにご登壇いただくことになりました。
2017年に出版された『日本リベラル派の頽落』をもとに今の社会についてお話しいただきます。
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◆2018年2月10日(土)12:00~13:30
長寿を願うカレトックと珈琲のスイーツペアリングを楽しむ②
野原由美さんによる韓国餅と珈琲のスイーツペアリング「長寿を願うカレトック」の第二弾です。
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__おしまいに__________________________
翻訳特集の中に入れるかどうか
最後まで迷って、結局入れなかった本が1冊あります。
「すべての言語は『混血』であり、純粋な言語は存在しない。
文化の歴史もことばの歴史もすべて『感染』したものだ」
という著者の主張が心に響きました。
興味を持たれた方はぜひ読んでみてくださいね。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/990
(金、土店長 しみず)
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