あっという間に年末のご挨拶をする時期となりました。
なにかと慌ただしい師走ですが、年末年始といえば!
大変お得にチェッコリの商品を購入できる「福袋」の季節です。
今年もスタッフ一人ひとりが知恵を絞った素敵な福袋を、
たくさんご用意する予定です。楽しみにしていてくださいね。
本年も大変お世話になりました。
来年もチェッコリをどうかよろしくお願い申し上げます。
(火曜店長 ふる)
◆◇ 年末年始休業のお知らせ ◇◆
12月29日(土)~2019年1月4日(金)まで年末年始のお休みを頂戴いたします。
CHEKCCORI BOOK HOUSEでのご購入、お問い合わせに関する対応は
年始1月5日(土)以降となりますので、予めご了承ください。
◆◇ クオンからのお知らせ ◇◆
■「第2回日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」締切迫る!
昨年、多くの方から関心を寄せていただいた「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」を今年も実施中。
応募締切は2019年1月31日(木)です。
たくさんのご応募をお待ちしています。
http://www.cuon.jp/info/587
■「チェッコリ翻訳スクール」来年1月から新クラス開講
ビジネス翻訳コース
[2019年1月開講]チェッコリ翻訳スクール■ビジネス翻訳コース
ノンフィクション翻訳コース(申込受付終了)
[2019年1月開講]チェッコリ翻訳スクール■ノンフィクション翻訳コース
読解コース
[2019年1月開講]チェッコリ翻訳スクール■読解コース(木曜クラス)
出版翻訳入門コース(定員に達しました)
http://www.chekccori.tokyo/school/1901_nyumon
◆◇ 店長のおすすめ ◇◆
■きむ店主おすすめの小説
『파칭코(パチンコ)』
韓国系アメリカ人作家イ·ミンジンさんが書いた
釜山から大阪へ渡った在日家族4代の物語。
「在日」をテーマにした映画や演劇、小説に見られる
人間群像のドロドロ感はあまりない。
強い信仰(キリスト教)のもと、異国で正しく堂々と
生きようとする主人公たちを応援する気持ちが
自然とわいてくる。
原書が英語だからか、韓国人同士の会話や描写がとても新鮮で、
何回も繰り返し読んだ。この作家のほかの作品も読んでみたくなった。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1239
■ぱく店長おすすめの詩集
『이시봐라(この詩、読めよ)』
今年はこの詩集の著者であるチェ・デホさんを
ことあるごとに推していたように思います。
まず詩集と言っても、何を言いたいのかわからない、
いわゆる詩的なものではなく、
詩のように短いミニエッセイのようなので、
とても読みやすいということ。
テーマが恋愛や社会人生活で身近であること。
しかもベッタリ甘い話ではなく、くすりと笑え、
ときにはバッサリ斬りつける軽快な文であること。
手書き文字が読みやすいこと。そして……軽い!
とにかく気負いなく読めることが一番のポイントかもしれません。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1110
■ふる店長おすすめの絵本
『안녕(アンニョン)』
『すいかのプール』『おばあちゃんのなつやすみ』などでおなじみ、
アンニョン・タルさんの作品です。
8月におすすめ本として紹介しました。
タイトルの「アンニョン」は、
会ったときは「Hello」、別れるときは「Good bye」、
どちらの意味にも使われる言葉です。
主人公のソーセージおじいちゃんの誕生、お母さんの死、
新たな出会いと別れ、そして訪れるラスト――。
淡々と描かれるいくつもの「アンニョン」が、
ずっしり重くて深い何かを心に投げかけてくれます。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1165
■しみず店長おすすめの小説
『목양면 방화 사건 전말기―욥기 43장
(モギャン面放火事件顛末記―ヨブ記43章)』
今年、『누구에게나 친절한 교회 오빠 강민호
(誰にも親切な教会のお兄さんカン・ミノ)』で
東仁文学賞を受賞し、ますます注目される
イ・ギホさんの最新作。
穏やかな田舎の教会である日突然火事が起き、
その原因が、教会関係者や地域住民の証言を通して
彼らの抱える悩みとともに明らかになっていきます。
長編小説ですが、読みだすと止まらなくなってしまう可能性大。
東仁文学賞授賞式で「作品中のキャラクターが
まるで実在の人物のように生き生きしている」
と評された彼らしい作風が炸裂しています。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1206
◆◇ 2018チェッコリベストセラー ◇◆
2018年の最後を締めくくる特集は、恒例の「チェッコリベストセラー 」。
今年は、例年に比べて小説のランクインが増えているのが特徴です。
(※順位はチェッコリのオンライン書店「CHEKCCORI BOOK HOUSE」の売上冊数を元にしています)
http://www.chekccori.tokyo/special/1901
■1位
ダントツの1位はこちら。K-BOOK振興会とクオンが、優秀な新人翻訳家の発掘を目指して開催する
「第2回日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」の課題図書です。
応募の締め切りは2019年1月31日。奮ってご応募ください。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1222
■2位
ドラマ『キム秘書がなぜそうか?』に登場する注目のエッセイ。
SHINeeのオニュが読んだ本としてファンの間でも人気です。
傷ついた心を慰めてほしい時、だれかの温かい心に触れたい時に読みたい1冊です。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1096
■3位
韓国で100刷、約50万部を売り上げる大人気エッセイ。
今年5月には朝日新聞の特別紙面「GLOBE」でも紹介され、BTSのメンバーの愛読書としても話題になりました。
「疲労社会」といわれる今の韓国を知るのにもぴったりです。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1102
■4位
クオンの新シリーズが堂々の4位に。前から開けば日本語で、後ろから開けば韓国語で読めて、
さらにはYouTubeでアナウンサーのイム・チュヒさんやタレントの藤原倫己さんの朗読も楽しめる短編5冊セットです。
バラ売りも承ります。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1201
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1196
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1197
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1198
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1199
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1200
■5位
毎年ランクインするおなじみの翻訳スキル本です。日韓翻訳のためにつくられた語学書で、
間違いやすい綴りや日本語ならではの表現の訳し方など、ネイティブらしい自然な翻訳力が身につきます。
作文力や会話力を磨くのにも最適です。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/211
■6位
「第1回日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」の課題本だった短編集。
韓国で今、最も注目されている若手作家、チェ・ウニョンさんの作品ということもあり、今も売れ続けています。
12月に刊行された日本語版とあわせてどうぞ。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/417
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1230
■7位
端正なハングル、かわいいハングル、おしゃれなハングルが書きたい!という人に熱く支持されているのがこちら。
文字の基礎からマーカーペンでの書き方、簡単なカリグラフィーまで学べるワークブックです。
ハンディタイプもあります。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/970
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1092
■8位
2016年秋の刊行以来100万部を売り上げ、もはや社会現象ともいえる旋風を巻き起こしている話題作。
日本でも12月に筑摩書房から翻訳出版されるいなや重版となり想像を超えた共感を呼んでいます。
今、ぜひ読んでおきたい1冊です。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/686
■9位
「韓国との“中くらい”の友情のかたちを探る新しい雑誌」として2017年に創刊された同人誌の第3号。
翻訳家の斎藤真理子さん、「浦島ゆうきの日韓出戻り記」でおなじみのゆうきさんらによる珠玉のエッセイが満載です。
最新号の4号もあります。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1100
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1231
■10位
金東仁の『赤い山』、金裕貞の『ツバキの花』、李孝石の『ソバの花咲くころ』など、
韓国の中高校生の教科書に掲載されている作品を集めたシリーズ。韓国人ならだれでも知っている作品が17編収録されています。
中巻と下巻もあります。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/455
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1079
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/456
■次点
2017年のチェッコリベストセラーで10位だったこちら。今年は惜しくも11位でした。
9歳の子どもの気持ちを表現する80個の形容詞がかわいらしいイラストつきでわかりやすく紹介されています。
同じシリーズの『아홉 살 함께 사전』(九歳の心の辞典2)もおすすめです。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1036
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1037
■次点
映画『タクシー運転手―約束は海を越えて』で韓国の民主化運動に対する関心が一気に高まった今年。
同じ光州民主化抗争をテーマにしたこの小説も人気でした。
マン・ブッカー賞受賞作家、ハン・ガンの静かで力強いメッセージが心に迫ってきます。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/465
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/203
◆◇ ミニコラム ◇◆
<楽しいことが待っている幸せ>
行ってきましたスーパージュニアのコンサート!
久々の集合体! 久々の東京ドーム!
ご興味のない方もいらっしゃると思いますが、
とりあえずこの興奮だけでもお伝えしたく、ご容赦ください。
このために連日の残業という名の戦いを繰り広げ、
午後休を勝ち取ったときにはすでにヨロヨロ。
とはいえ、会場に着けば湧き上がるエネルギー!
胸のランプも赤から青へと変わるのです!
紆余曲折あり往時の勢いはなくなりはしましたが(ここは冷静なファン)、
飛び込んだグッズ売り場は、まさに元日の浅草かというくらい
人、人、人の波で熱気ムンムン。
そんな様子に、みんな待ってたよね!
と誰に話しかけるでもなく一人‛胸熱’となってました。
コンサートが始まれば、もちろんテンションマックス!
遅れて到着した連れは、登場した時の歓声(というか嬌声) で喉を痛め、
私ののど飴まで奪って楽しんでいました。
コンサート内容に関しては割愛しますが、
ドームに行かれた方はご経験があるかと思う風圧。
文字通り帰りは扉の外に吹っ飛ばされるのですが、
普段ならムキーっとなるところ、それすら楽しく感じてしまいました。
というわけで、何が言いたいかと申しますと、
楽しいことがある、待ってるって、
それだけでちょっと幸せになりますよね。
そんな皆さまの幸せのお手伝いができるよう、
来年も頑張りたいと思います。
(土曜店長 ぱく)
◆◇ 2019年1月のイベント情報 ◇◆
◆2019年1月12日(土)12:00~13:00
山下英愛先生のドラマから見る韓国社会―②「魔女の法廷」と韓国の#MeToo運動
2017年秋のハリウッドでの告発に端を発し、世界中に広まっている#MeToo運動。
韓国でも大きなうねりを巻き起こし、現在も多くの裁判が進行中です。
そんな韓国の現実はドラマにも描かれています。今回は「魔女の法廷」(2017)を中心に、
韓国の#MeTooの背景や特徴について考えてみたいと思います。
イベント メイン
◆2019年1月17日(木)19:00~20:00
店主たちのチェッコリ読書会『こびとが打ち上げた小さなボール』by小国貴司さん
第2回「店主たちのチェッコリ読書会」のゲストは「BOOKS青いカバ」(文京区本駒込)の小国貴司さんです。
みなさんと一緒に読むのは『こびとが打ち上げた小さなボール』(河出書房新社刊、チョ・セヒ著、斎藤真理子訳)。
発売当時、大変話題になったこの作品について、久しぶりにまた語り合ってみませんか?
イベント メイン
◆2019年1月18日(金)19:00~20:00
言語存在論から韓国語=朝鮮語と日本語を照らす(1) ことばを見据える
<言語>を根源から問いなおす、帯文に書かれたこの文字がすべてを言い表しているようです。
野間秀樹先生の新著『言語存在論』をベースにお話を伺う3回シリーズで、第1回はその導入編です。
イベント メイン
◆2019年1月19日(土)18:00~19:00
北岡 裕の「平壌トモダチ作戦 北の隣人を笑わせて」
一気に南北関係が展開した2018年ですが、2019年初頭の両首脳による年初の方針演説も気になります。
まだまだ私たちには身近に感じたり、実際に会って話をする機会も少ない朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の人たちは
いったいどんな暮らしをしているのか、過去5回、訪朝経験のある北岡裕さんにお話を伺います。
イベント メイン
◆2019年1月26日(土)①12:00~13:00/②14:00~15:00
Youtubeチャンネル登場記念! 藤原倫己のスペシャル実践発音講座
クオンの新シリーズ「韓国文学ショートショート きむ ふなセレクション」は、耳でも韓国文学を楽しめるのが特徴です。
その音声を収めたYouTubeの「CUON Books」に、藤原倫己さんにご登場いただいたのを記念してリアル発音講座を開催いたします。
⇒満席となりました
__おしまいに__________________________
今年のお正月飾りを買ったのがまるで昨日のことのようです。
それほど今年は充実した毎日でした。
来年もみなさんとの出会いを糧に楽しい1年にしたいと思います。
(土曜店長 しみず)
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