お待たせいたしました。
6月2日(火)12時より、チェッコリの店舗営業を再開いたします!
当面18時までの短縮営業となりますこと、
私たちの感染防止対策や、
ご来店にあたりご協力いただきたいこと
などを下記にまとめました。
ご一読いただき、お出かけください。
マスク越しですが、笑顔でお待ちしております。
(スタッフ一同)
店舗営業再開のお知らせ
◆◇ お知らせ ◇◆
【6月30日まで送料無料キャンペーン中です】
チェッコリのオンラインショップ「CHEKCCORI BOOK HOUSE」では、
現在送料(通常550円)無料キャンペーンを引き続き実施中です。
気になっていた本を気軽に手にできる機会です。
ぜひご利用ください。
http://shop.chekccori.tokyo/
【第4回「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」開催】
在宅の時間も増えている今日この頃です。
ぜひこの時間を有効に使って、じっくり取り組んでみませんか!
課題作の販売も開始しました。
http://www.cuon.jp/info/889
【チェッコリTwitterアカウント復活しました】
長らくロックされておりましたチェッコリTwitter(@chekccori)が、
無事に復活いたしました。
なお、下記の各SNSでもさまざまな情報を発信しておりますので、
いずれも引き続き、よろしくお願いします。
■CHEKCCORI Facebookページ https://www.facebook.com/chekccori/
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■出版社クオンTwitter @cuon_cuon
◆◇ 店長のおすすめ ◇◆
■きむ店主おすすめのエッセイ
『완전한 번역에서 완전한 언어로』(完全な翻訳から完全な言語へ)
韓国で英米文学の翻訳家のナンバーワンとも言える、
チョン・ヨンモクさんの翻訳に関する著書。
27年間で約200冊を翻訳し、現在梨花女子大学大学院で翻訳を教えている
スーパー翻訳家が今もなお翻訳について抱えている悩みと疑問を大いに語っている。
この本は翻訳のスキルより、翻訳の倫理、翻訳の役割について、
そして自分の文章を持つことについて書かれている。
(私自身もいつも翻訳家志望者の皆さんに自分でも文章を書くことが大切、
と言ってきたのでちょっぴり嬉しい。)
タイトルの『完全な翻訳から完全な言語へ』は、翻訳家の課題に関する記者の質問への答えだった。
「翻訳家の課題は完全な'翻訳'に至ることではなく、完全な'言語'に至ること」という
彼の翻訳観にしばらく他の本を読めなかった。
翻訳家を志望する人はもちろん、すでに翻訳家として活躍している人にも絶対おすすめ。
コロナが落ち着いたらこの本の読書会をしてみたい。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1735
■しみず店長おすすめの人文書
『시간을 복원하는 남자』(時間を復元する男)
著者のキム・ギョムは、光化門広場の李舜臣(イ・スンシン)像のほか
ロダン、デュシャン、ダリ、ミロ、白南準(ペク・ナムジュン)など
数多くの美術作品の修復を手がけてきた修復家。
1987年の6月抗争で催涙弾の直撃によって亡くなった
学生運動家・李韓烈(イ・ハニョル)さんの運動靴を修復したことで一躍有名になり、
キム・スムの長編小説『Lの運動靴』のモデルにもなった人物だ。
静謐で緻密で思いやりにあふれた修復家の仕事と日常を淡々とまとめた本書は、
自己の内面を静かに見つめ直すきっかけを与えてくれる。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1718
■ぱく店長おすすめの小説
『젠틀맨』(ジェントルマン)
ギャングとして生きてきた男が、ある偶然の選択により、
別人として大学生の暮らしを手に入れる……。
アクション、コメディ、ロマンス、ノワールなどの要素が入り混じり、
速い展開で一気読みしてしまう面白さ。
作品を通して語られるテーマは、自分と他人とは何が違うのか。
同じように幸せと成功を求めて生きる自分との境遇の違いを決定づけているのは何なのか。
偶然? 必然? それとも自分の意志?
そこには、映画「パラサイト」にも通じるものがあるかもしれません。
大学生となった主人公が生きるのは1996年。
IMF危機直前の韓国の雰囲気も味わえますよ。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1727
■魯店長おすすめの絵本
『이상한 나라의 앨리스』(不思議の国のアリス)
あのルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』が再び人気だ。
世界的なイラストレーターのポオンのイラストで物語の中の登場人物たちが、
もっと愉快で愛らしくなったのがその理由だ。
特に20~30代の女性読者に人気の大人のためのアートブック。
また、現在オンエア中のイ・ミンホ、キム・ゴウン主演の
ドラマ『ザ・キングー永遠の君主』のテーマブックでもある。
『ザ・キングー永遠の君主』は、悪魔が開いたパラレルワールドへの道を
閉じようとする大韓帝国の皇帝と現代の熱血女刑事が織りなす
ファンタジー&ラブロマンスドラマ。
皇帝が女刑事を自分の国へ連れていくシーンなどは、
アリスがウサギについて不思議の国へ入る場面とそっくり。
ドラマにはこの本のモチーフがメタファーのように散りばめられている。
『愛の不時着』の次のドラマをお探しの方なら、
この『ザ・キングー永遠の君主』がおすすめ。
主人公の二人をつないでくれている『不思議の国のアリス』を
頭の中に入れてから見ると流れが掴みやすい。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1736
■さわだ店長おすすめの人文書
『임계장 이야기ー63세 임시 계약직 노인장의 노동 일지』
(イムゲジャンの話ー63歳臨時契約老人の労働日誌)
アパート、ビル、駐車場、バスターミナル、誰もが利用する施設を
昼夜を問わず管理し、清掃、警備をする人たちがいる。
いま、その多くが高齢者だ。家族や自身の生計のために働き続ける高齢者たちを、
「選びやすく、扱いやすく、切りやすい人材」だという声もある。
本書は、地方都市で38年勤めた会社を辞めた後、
様々な時給労働をして生計を維持する60代男性による
「臨時契約老人の労働日誌」。
高齢者の労働の実態を記録した、本格ルポルタージュだ。
毎日使うビルを綺麗にしている人、ゴミを収集する人、駐車場を管理する人、
ふと顔が思い浮かんだ、いつも見かける“あの人”の話かもしれない。
高齢者の貧困・労働問題にとどまらず、広く非正規労働の現状を考えさせられる。
http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1732
◆◇ イベント情報 ◇◆
◆6月10日 (水) 20:00 – 21:00
【オンライン】『韓国映画100選』で知る韓国の100年(応用編):映画「迷夢」とその時代を考える。
『韓国映画100選』を手がかりに韓国社会をみていくシリーズ
<『韓国映画100選』で知る韓国の100年>の応用編です。
今回は1936年公開の「迷夢」から、当時を振り返ります。
お話いただくのは、数々の韓国映画公式パンフレットに解説も書いておられる
明治学院大学名誉教授の秋月望先生です。
イベント メイン
◆6月17日 (水) 20:00 – 21:00
【オンライン】突然の通訳、どうしたら? ~乾杯の挨拶~
韓国語を習っている、韓国語を知っていることで、案外身近で誰かの助けになれる、
必要とされる場面も多いのでは? そんな場面を想定して、
通訳のプロ嵯峨山みな子先生に通訳の基本をお話しいただきます。
イベント メイン
◆6月26日 (金) 19:00 – 21:00
第2期[チェッコリ大学]韓国文学100年を学ぶ⑥
きむ ふな先生「韓国文学100年を学ぶ」第6回は予定が変更になり、
「ベトナム戦争と『分断文学』の流れ」がテーマです。
1960年代の「ベトナム戦争と韓国文学について」から、
黄順元の「鶴」や崔仁勳の『広場』、趙廷來の『太白山脈』など、
脱北者を描いた作品、脱北作家の作品についてお話しいただきます。
イベント メイン
__おしまいに__________________________
約2カ月ぶりに店舗営業の再開に、ドキドキです。私たち自身も新しい
生活様式が叫ばれる中、安心してお越しいただける店づくりを
試行錯誤しながら、よりよいサービスをご提供したいと思っています。
ぜひみなさまの変わらぬ応援、そしてご協力をよろしくお願いします。
(宣伝広報担当 ささき)
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