CHEKCCORI通信 Vol.180【あなたの2024年をチェッコリの「本みくじ」で占ってみませんか】
※このメールは、チェッコリからお送りしています。
CHEKCCORI通信 Vol.180 http://www.chekccori.tokyo/
ごあいさつ
コロナの収まりとともに日常が活発化した2023年。心置きなく誰かと会える喜びを感じる一方で、どことなく戸惑いを覚える一年でもありました。2024年はもっと軽やかな気持ちで、足取りで前に進めるといいなと思います。
みなさま、どうぞよいお年をお迎えください。
お知らせ
営業時間の変更について
店内でのイベント開催のため、下記のとおり営業時間を変更いたします。ご来店の際、お間違えのないようお願いいたします。
1月23日(火)12時~18時
1月26日(金)12時~18時
チェッコリベストセラー2023
2023年にチェッコリで最も売れた韓国語の原書は、来年1月末まで応募受付中の『第7回「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」課題作2冊セット』でした。今回もたくさんの応募が期待できそうですね。2位の『82년생 김지영』は、インフルエンサーの韓国語講師、ゆうき先生の読書会の課題本になったことで再び注目を集めています。『불편한 편의점』や『어서 오세요, 휴남동 서점입니다』など邦訳本が人気の2冊もランクイン。店主イチオシのオーディオブック『100인의 배우, 우리 문학을 읽다』と『100인의 배우, 세계 문학을 읽다』が入っているのもうれしい限りです。こちらのオーディオブックは店頭で試聴できますので、気軽にスタッフにお声がけくださいね。
※2023年1月1日から12月24日まで、チェッコリ店頭とオンライン書店で売れた本の数をもとに集計。좋은생각の定期購読やBOOK倶楽部は除外。
1位:第7回「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」課題作2冊セット
CHEKCCORI BOOK HOUSEで購入する2位:82년생 김지영(『82年生まれ、キム・ジヨン』韓国語原書)
CHEKCCORI BOOK HOUSEで購入する3位:내일은 내일의 해가 뜨겠지만 오늘 밤은 어떡하나요(『明日は明日の日が昇るけど、今夜はどうしよう』韓国語原書)
CHEKCCORI BOOK HOUSEで購入する4位:불편한 편의점(『不便なコンビニ』韓国語原書)
CHEKCCORI BOOK HOUSEで購入する5位:장미의 이름은 장미(2023韓国文学翻訳院新人賞課題作)
CHEKCCORI BOOK HOUSEで購入する6位:100인의 배우, 우리 문학을 읽다 (오디오북)(100人の俳優、韓国文学を読む)
CHEKCCORI BOOK HOUSEで購入する7位:어서 오세요, 휴남동 서점입니다(『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』韓国語原書)
CHEKCCORI BOOK HOUSEで購入する8位:나는 나로 살기로 했다(『私は私のままで生きることにした』韓国語原書)
CHEKCCORI BOOK HOUSEで購入する9位:100인의 배우, 세계 문학을 읽다 (오디오북)(100人の俳優、世界文学を読む)
CHEKCCORI BOOK HOUSEで購入する10位:피프티 피플(『フィフティ・ピープル』韓国語原書)
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イベント情報
1月18日(木)19:00~20:30
【オンライン】『WORKSIGHT』 21号刊行記念イベント
詩人チン・ウニョンに聞く「セウォル号事件の悲しみは詩で癒せるか?」
お申込みはこちらから
1月23日(火)19:00~20:30
【会場+オンライン】『星をつるよる』著者来日記念 キム・サングン×すんみ
~韓国で生まれた「真夜中の絵本」が日本に届くまで~
お申込みはこちらから
1月26日(金)19:00~20:00
【会場+オンライン】「もっと知りたい!韓国TVドラマ」初代編集長が語る韓流秘話
「冬ソナ」ブーム到来と日本初の韓国ドラマ専門誌の誕生
お申込みはこちらから
クオンのおすすめ
チェッコリ売上ランキング殿堂入り『ニューヨーク製菓店』
2021年12月の刊行以来、チェッコリでも売れ続けている韓国文学ショートショート『ニューヨーク製菓店』(キム・ヨンス著、崔真碩訳)。みなさまのおかげで2023年の秋に重版することができました。
この世から姿を消しても心を照らし続ける”灯り”に思いを馳せる、キム・ヨンスさんの自伝的小説を韓国語原文と邦訳の2言語でお楽しみいただけます。
「自分がどんな人間かを知りたければ、一時でも自身を点してくれたその灯りがいったい何によって作られたのか知らなくてはならない。一時でも。一時きらめいてキレッパシのように誰も見向きもしなくなった灯りでも。もうこの世のどこにも見つけることのできない灯りでも。」
あなたにもよりどころにしている大切な<灯り>はありますか。 年末年始の読書計画に『ニューヨーク製菓店』も加えていただけるとうれしいです。
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著者による韓国語の朗読はこちら
刊行前にゲラを読んでくださった読者モニターの方々の感想を特設ページに掲載しています。 まだご覧になったことがない方はぜひこちらもチェックしてみてください。
『ニューヨーク製菓店』特設ページはこちら
店長のおすすめ本
★しみず店長★おすすめのエッセイ集
『아니 요즘 세상에 누가(『私の「結婚」について勝手に語らないでください。』韓国語原書)』
累積聴取回数が2,000万回を超える話題のポッドキャスト「ビホンセ(非婚世)」の制作者であり進行役でもあるクァク・ミンジさんによる非婚ライフエッセイ。拙訳で亜紀書房から『私の「結婚」について勝手に語らないでください。』として邦訳版が出たばかりです。強くて、でもちょっと弱くて寂しがり屋で、義理堅くて温かいけれど理性的で合理的な面もあり……。そんな著者ならではの語り口で、さまざまな既成概念や固定観念をひっくり返してくれるエッセイ集です。女性だけでなく、男性にも共感や気づきがあると思います。
CHEKCCORI BOOK HOUSEで購入する★ジヨン店長★おすすめの小説
『설자은, 금성으로 돌아오다(ソル・ジャウン、金城に帰る)』
『フィフティ・ピープル』、『保健室のアン・ウニョン先生』など作品に社会的なメッセージを盛り込んできた作家チョン・セランによる初の歴史ミステリー小説。舞台は高句麗と百済を統一した新羅時代、主人公は男装の女性、ソル・ジャウンです。亡くなった兄の代わりに唐に留学し、首都の金城(クムソン)に帰ってきたソル・ジャウンが、滅びた百済出身のモク・インゴンとペアを組んでミステリー事件を解決していきます。目の前で繰り広げられる7世紀の金城の風景と、魅力的な人物たちが挑む謎解きの冒険談に、最後のページをめくるまで目が離せないはずです。今後の展開も気になる「ソル・ジャウンシリーズ」の1冊目で、チョン・セランの新しい世界へ飛び込んでみてはいかがでしょうか。
CHEKCCORI BOOK HOUSEで購入する★スタッフさわだ★おすすめの絵本
『열두 달 지하철 여행 – 입체 지도로 보는 우리 역사 문화(12ヶ月地下鉄旅行ー立体地図でみる歴史と文化)』
お父さんと子どもが毎月違う路線の地下鉄に乗り、ソウル・首都圏を旅する地図絵本。登場するのはソウル地下鉄1〜9号線、仁川まで続く水仁線、ソウルと春川を結ぶ京春線、北朝鮮国境に近づく京義中央線の計12路線。路線を俯瞰して見るだけでなく、2人が会話しながら散策する様子を追いながら、今どきの観光地から四季を感じる風景、歴史がわかる名所まで巡ることができます。私は5号線だけが全駅地下にあるというのをこの本で初めて知りました。電車に乗るというテーマを掲げて、月ごとに違う旅を楽しむ1年という設定だけでもわくわくして真似したくなります。ソウル旅行の思い出がある人は、乗った路線のページからお楽しみください!
CHEKCCORI BOOK HOUSEで購入する★宣伝広報担当ささき★おすすめの日本語で読める雑誌
『中くらいの友だち Vol.13』
日韓の狭間で暮らす多彩な執筆陣によるさまざまな視点を通した話題を楽しみにしてきたエッセイ誌『中くらいの友だち』。南椌椌さんの詩を読みながらYouTubeでイムジン河を聴き、李銀子さんの川崎桜本のハルモニの話に涙し、山岸由佳さんのK-スポーツ話を興味津々に読み進め、思わず「ジホン君、ファイト!」と声をかけたくなった平野有子さん親子の物語、「ムク」の奥深さを知った、きむ・すひゃんさんの話などなど、等身大の今の韓国を伝え、時には歴史の中で生きてきた人々の声を届けてくれる、まさに「韓国を語らい・味わい・楽しむ」雑誌です。ぜひ最終号の今号をお買い忘れなく!
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ミニコラム
<ささきのイベント裏話>
#5 38,108,120,90,102,53,71,73,そして75
2023年も、12月26日の【『僕はなぜ一生外国語を学ぶのか』刊行記念 外国語学習から広がる世界:ロバート・ファウザー ✕ 稲川右樹トークイベント】で、チェッコリイベントが終了した。計75本のイベントを開催させていただいた。
1年365日のうち、お店の営業は約250日なので、単純に計算しても営業日のうち3日に1回はイベントを開催したことになる。そしてタイトルにある数字は2015年からの毎年のイベント開催数。最高は、2017年の120回(映画の上映会なども含む)で、営業日のほぼ半分だった。
この数を誇りたいわけではない。これだけの多くのイベントを開催できたのは、何より参加したいと思う皆さんがいなくては成し得なかった数字だと、改めて実感したのだ。
2020年、突然、コロナというこれまでにない出来事で大きく日常が制限されたけれども、「オンライン」という新たな形で時間を共有できたことが大きな財産になったと感じている人は多くいるだろう。私たちもその一人だ。
オンラインという新しい武器を手に入れて全国の読者とつながることができたし、時には遠くアメリカやイタリアから参加してくださる方もいた。思いもよらない形で誰もが気軽に参加し、開催できるシステムが登場した(いや、その存在に気づいたと言うべきだろう)ことで、私たちのイベントも以前と変わらぬペースで何とか続けることができたからこその、数字である。
そして今年の大きな変化は、昨年までの3年余り、オンラインだけでお届けしてきたイベントをハイブリット(会場+オンライン)に変更したことだった。時には失敗もあったり、参加者のみなさんにご不便をおかけする(音声が聞き取りにくいなど)こともあったと思うが、店内の音響設備を見直し、本棚を動かしやすい車輪付きに替えたりと、少しずつ改善を試みている。そしてその改善はきっとこれからも続くと思うし、イベントのテーマも、もっともっと工夫が必要だと思う日々だ。
そうして今年1年で延べにして2,962名が申し込み、一緒に学び、楽しんでいただけたかと思うと、やはり「感謝」しかない。これだけのイベントを支えてくれたシステム担当の店長キム・ジヨンさん、申込対応などをしてくれたスタッフの澤田今日子さんにも改めて感謝したいと思う。정말 감사했어요!!!(←韓国の授賞式のコメントのようだわ。笑)
2024年も少し進化した企画を見せられるようにと、すでに動き出している。
どうぞ、2024年もチェッコリイベントをご愛顧ください。
発行:CHEKCCORI(チェッコリ)
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