CHEKCCORI通信 Vol.189【★10月の会員特典★「ハングルの日」記念10%割引クーポン発行!】
CHEKCCORI通信 Vol.189 http://www.chekccori.tokyo/
ごあいさつ
やっと秋らしくなりましたね。暑さから解放されてホッとする一方で、能登の大雨被害に胸が痛みます。被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。
秋はイベントが目白押し。その第1弾として9月28日(土)、29日(日)の日韓交流おまつりに参加します。その後も、KITAKAGAYA FLEA & ASIA BOOK MARKET(大阪)、神保町ブックフェスティバル、そしてK-BOOKフェスティバルとにぎやかなおまつりへの出店が続きます。
秋のお出かけの予定にどうぞ忘れず入れておいてくださいね。
お知らせ
★10月の会員特典★「ハングルの日」記念10%割引クーポン発行
10月9日の「한글날(ハングルの日)」を記念し、オンライン書店「CHEKCCORI BOOK HOUSE」で使用できる10%割引クーポンを発行します。会員限定の特典ですので、どうぞこの機会に会員登録を。
詳細はこちら「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」課題本販売中
「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」の課題作が収録された2冊を店頭およびオンライン書店で販売しています。お得な2冊セットもあります。
詳細はこちら 課題作2冊のご購入はこちら営業時間の変更について
店内でのイベント開催のため、下記のとおり営業時間を変更いたします。ご来店の際、お間違えのないようお願いいたします。
9月26日(木)12時~18時
10月10日(木)12時~18時
10月12日(土)11時~16時
10月16日(水)12時~18時
10月24日(木)12時~18時
10月31日(木)12時~18時
イベント情報
9月26日(木)19:00~20:30
【店内+オンライン】崔盛旭×伊東順子対談「韓国映画のサイダー女性群像劇を語り合う」
お申込みはこちらから
10月10日(木)19:00~20:30
【店内+オンライン】『ドラマで読む韓国 なぜ主人公は復讐を遂げるのか』刊行記念トークイベント「韓ドラ字幕翻訳ここだけの話」金光英実×鯉渕友美
※店内参加は定員に達したためオンライン参加のみ受付中
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10月12日(土)17:00~20:15
【店内+オンライン】映画『アリラン ラプソディ 〜海を越えたハルモニたち〜』上映会+金聖雄監督トークイベント
※映画上映は定員に達したためトークイベント参加のみ受付中
お申込みはこちらから
10月16日(水)19:00~20:00
【店内+オンライン】これを聞かないで語学留学を考えるなかれ、留学のプロが韓国語学留学の新常識を熱く語ります!
お申込みはこちらから
10月23日(水)19:00~20:30
【オンライン】チェッコリ読書クラブ:テーマ本は『ピンポン』(パク・ミンギュ著、斎藤真理子訳)
お申込みはこちらから
10月24日(木)19:00~20:30
【店内+オンライン】『韓国は日本をどう見ているか』刊行記念トークイベント 金暻和・林田真心子対談「日韓カルチャーとメディア・コミュニケーションの現在」
お申込みはこちらから
10月31日(木)19:00~20:00
【店内+オンライン】話題の映画にも出演中! 韓国俳優がみる日本の俳優と演技
お申込みはこちらから
クオンのおすすめ
先行発売中:『映画に導かれて暮らす韓国ーー違いを見つめ、楽しむ50のエッセイ』
映画ライター成川彩さんのエッセイ集『映画に導かれて暮らす韓国』を先行発売中です。
韓国の中央日報に連載されていたコラムが書籍化されていますが、成川さん自ら翻訳し、さらに加筆・再構成したのが本書です。韓国各地を訪れたり映画を観て考えたことや、韓国と日本の社会の違い、そして、状況が良い時も悪い時も韓国と日本をつなぎ続けてきた人たちのことなどが綴られています。
「韓国のある人から『縁とはつまり奇跡だ』と言われた。奇跡のような縁に感謝しながら、映画を通して韓国と日本をつなぐ役割を地道に続けていきたいと思う」
(『映画に導かれて暮らす韓国』所収 「映画に導かれて」より)
CHEKCCORI BOOK HOUSEで購入する統営(トンヨン)にまつわる本たち:『完全版 土地』、『ぬしはひとの道をゆくな』、『泣いたって変わることは何もないだろうけれど』
慶尚南道の美しい港町、統営。
『泣いたって変わることは何もないだろうけれど』のなかでパク・ジュンさんは「僕は特に南海の中でも統営を愛していた」と語り、白石や都鍾煥といった詩人たちを魅了してきた統営について語っています。また、10月末に刊行する詩集『ぬしはひとの道をゆくな』の著者チャン・ソクさんは統営で長年牡蠣の養殖業を営んでおり、作品のなかにも統営の海の風景が描かれています。
その統営で生まれた作家・朴景利さんの代表作『土地』の完訳プロジェクトが完結し、ついに20巻すべて日本語で読めるようになります! 韓国語の原文は解釈の難しい文体であったり方言があったりしますが、日本語版では物語に没入しやすいよう、できるかぎり簡潔な文章で訳出されています。最終配本となる19巻、20巻は10月15日に2冊同時刊行です。
『完全版 土地』19、20巻と『ぬしはひとの道をゆくな』は、ただいまご予約受付中です。本ができ次第、送料無料でお送りします。
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店長のおすすめ本
★店主きむ★おすすめのエッセイ
『밥먹다가 울컥(ごはんを食べていたら、熱いものが込み上げてきた)』
「ごはんはちゃんと食べているのか」――経済先進国になったいまも韓国ではこの言葉が、貧しい時代を経験していない世代を含めて広く使われている。レストランのシェフをしながら作家活動もしているパク・チャニルさんが書いた人とごはん、誰かと一緒に食事をした話を読みながら、なんども感極まってページをめくることができなかった。悲しさと寂しさと切なさがすべてのページに潜んでいる。そして、そこにはごはんがいつも登場する。特に「40年ぶりに返した酒代」というエピソードが印象的だ。お金のない学生たちにツケで飲み食いさせ、家に帰るお金がなければ店の片隅で寝かせてくれた大学前の居酒屋「ワンゲミの家」女将さん。長い月日が流れ、店を畳むことになった彼女は集まったパク・チャニルさんとかつての仲間たちの秘密をあれこれ暴露してしまうが、そこには温かい空気が流れている。思わず、貧しかった学生たちをよくぞ食べさせてくれた女将さん、お疲れさまでしたと伝えたくなった。
★山口店長★おすすめの短編集
『첫사랑의 침공 (初恋の侵攻)』
出版社「安全家屋」のショートシリーズ29冊目、クォン・ヒョギル著『初恋の侵攻』。4編のSFロマンス短編が収められています。表題作の「初恋の侵攻」では、大学生ソンユンが一目惚れした初恋の相手ソゴ姉さんは、なんと宇宙人!そしてソゴの種族が地球侵略を計画していると聞かされます。二人はだんだん親しくなっていったのですが、ある日ソゴが突然姿を消してしまいます。そして数年後、本当に宇宙人が地球に攻めて来ました。ソンユンは、ソゴにまた会えるかもしれないという淡い期待を抱いて、戦闘の最前線へ配備されることをみずから志願します。ソンユンの恋は、地球はどうなるのでしょうか!? その他の作品も独創的な設定で、住む世界が違いすぎる二人の恋愛を描きます。くすっと笑えたり、切なかったり。「愛に失敗はない」という著者のメッセージがこめられたストーリーは、ハッピーエンドでもそうでなくても、なんだかキラキラ輝いていて温かい気持ちにさせてくれます。 このショートシリーズは、新書サイズで持ち運びしやすいので移動中の読書にも適していますよ。
★かな店長★おすすめの人文書
『나, 블루칼라 여자(私はブルーカラーの女)』
作業用のゴーグルをつけて黒い作業服に身を包んだ大工。大型トラックを自在に操るドライバー。生コンクリート車を運転し、工事現場に届ける職人。 こんな職業をイメージするとき、男性を思い浮かべた人は多いかもしれません。 しかし、この本で紹介されている職業人10名はすべて女性。『私はブルーカラーの女』とうタイトル通り、ブルーカラーと言われる現場作業を行う幅広い年齢層の女性が紹介されています。「世の中に届かない声を届けたい」と思った著者は登場する女性たちの仕事場に行き、ときには騒音の中で大きな声を出して取材をしたり、タバコの匂いがする休憩室で話を聞いたりしたそうです。 女性が非常に少ない環境で、彼女たちが経験した苦労や気持ちの変化、覚悟が語られます。なかには、自分の友人たちを職場に呼び、女性の割合を増やしたという方も。それぞれの働く姿がフルカラーの写真で掲載されていて、それがとってもかっこいい!どの方も落ち着いた眼差しで、秘めた情熱を感じます。
ミニコラム
<86년생, 김지영입니다>
#6 일본 문학과, 드디어 졸업했습니다
"가장 좋아하는 것이 무엇이냐"는 질문에 나는 언제나 '책'을 빼놓지 않았다. 지난한 수험 공부에 지쳐 잠시 도피처로 삼았던 것도 책이었고, 야근과 출장으로 하루하루가 전쟁 같았던 회사 생활 속에서도 찾아온 짧은 휴식에는 늘 책이 함께했다. 책은 나에게 단순한 취미가 아닌 치유이자 쉼터였다. 책이 주는 편안함은 단순히 그 책의 내용뿐만은 아니었다. 종이를 넘기는 감촉과 책장 사이에서 풍겨오는 냄새, 묵직하게 손에 닿는 무게감까지, 책이라는 매체의 물성에 매료된 나에게 당시 베스트셀러를 석권하던 일본 문학은 장르를 초월해 인생의 모든 순간을 함께해 온 진정한 '절친'이었다.
어릴 적에는 『꽃보다 남자(花より団子 )』나 『테니스의 왕자(テニスの王子様)』의 신간을 읽기 위해 만화책 대여점에서 눈치싸움을 불사했고, 여고생 시절에는 에쿠니 가오리의 『반짝반짝 빛나는(きらきらひかる)』과 요시모토 바나나의 『키친(キッチン)』을 읽으며 웃고 울었다. 조금 더 나이가 들어서는 무라카미 하루키의 『상실의 시대(ノルウェイの森)』를 읽으며 삶을 되돌아보고, 미야베 미유키의 『모방범(模倣犯)』을 탐독하며 잠시나마 추리 작가의 꿈을 꾸기도 했다.
이런 나에게 일본 문학을 깊이 있게 공부해보고 싶다는 마음은 자연스러운 수순이었고, 그 열망은 릿쿄대학 일본 문학과 15학번 학생증을 내 손에 쥐여주었다. 취미로서의 독서를 넘어 문학 그 자체에 관한 진지한 탐구의 시작이었다. 하지만 그 길은 예상보다 더 순탄치 않았다. 일본어로 된 복잡한 문장을 해석하고 문학 이론을 이해하는 과정들에 종종 좌절했다. 일본 고전부터 현대 문학까지, 각 작품은 시대와 작가의 고민, 그리고 그들이 살았던 사회적 배경을 고스란히 담고 있었기에, 일본 사회와 역사에 대한 나의 이해 부족이 때때로 고통스럽게 느껴졌다. 읽기도 버거운 고전 문학을 분석하고, 60페이지짜리 발표 자료를 준비하는 마치 전쟁과도 같은 날들이 이어졌다.
오랜 시간 책과 함께 만들어 온 ‘나’라는 정체성이 ‘탐구’라는 목적에 속수무책 흔들렸다. 책을 읽는 것이 더는 즐겁지 않았다. 일본 문학과에 온 나 자신이 원망스러워질 무렵, 발표 수업에서 모리 에토 작가의 『컬러풀(カラフル)』이라는 작품을 만났다. 성인이 되어서는 읽어본 적 없는 아동서였다. 이 책에서 내가 무엇을 분석해낼 수 있을지 막막했다. 발표를 위한 작품 분석의 마음으로 넘겼던 첫 장이 마음의 위안을 주는 독서가 되어 끝난 순간, 아동서에 대한 편견, 문학을 분석의 대상으로 보며 느꼈던 고통, 발표에의 부담감들이 먼지처럼 흩어져 사라졌다. 문학이라는 영역 안에서 즐거움과 탐구가 합치하는 첫 경험이었다. 이 시간은 내가 단순히 문학을 소비하는 것이 아니라, 그 속에서 의미를 찾고 나 자신을 성장시키는 소중한 과정이었다. 이제는 스스로 혼란을 만들고 잠재웠던 문학을 통해 사람의 삶을, 그리고 ‘나’를 더 깊이 이해하고 싶다는 열망이 마음 한편에 자리잡았다.
올해 9월, 나는 특별졸업을 하고 일본 문학과 학생증을 반납했다. 문학을 원망하고도 사랑한 10여 년의 긴 여정이었다. 릿쿄대학에서의 여정은 이렇게 끝났지만, 문학과 함께하는 내 삶은 계속 이어질 것이다. 사람을, 나를 이해하는 길의 끝에 다다르기 전까지는.
※韓国語の文章に気軽に親しんでいただけるよう、今回からジヨン店長のミニコラムを韓国語で掲載します。
発行:CHEKCCORI(チェッコリ)
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